「わいせつ」問題-1


2024.03.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240311-NXAFKE64K5LR7L4OEJLDOJGONM/
SNSで知り合った少女にわいせつ画像要求 宮崎の陸自1士を逮捕

  交流サイト(SNS)で知り合った鹿児島県に住む16歳未満の少女に性的な映像を要求したとして、鹿児島中央署は11日、不同意わいせつと映像送信要求の疑いで、陸上自衛隊えびの駐屯地(宮崎県えびの市)所属の1等陸士、A容疑者(20)=えびの市大河平=を逮捕した。

  逮捕容疑は昨年9月中旬、少女が16歳未満だと知りながら、わいせつな行為を携帯電話で撮影し、SNSで送信するよう要求したとしている。
  えびの駐屯地司令の大江良治1等陸佐は「警察の捜査で明らかになった事実に基づき、厳正に対処する」とのコメントを出した。


2024.03.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240308-LUTLMINZTNOZNGADECZPNB3CGY/
女子中学生に性暴行の容疑者、難民申請中のクルド人 トルコ生まれ川口育ちの「移民2世」

  女子中学生に性的暴行をしたとして埼玉県警川口署に逮捕されたトルコ国籍で自称解体工の男(20)が、難民認定申請中で仮放免中だったことが8日、同署の調べで分かった。男はトルコ生まれ日本育ちの在日クルド人で、事実上の「移民2世」という。

  調べによると、男は1月13日午後10時半ごろ、川口市内のコンビニ駐車場に止めた乗用車内で、東京都内の10代の女子生徒に性的暴行をしたとして7日、不同意性交などの容疑で逮捕された。
  同署によると、男は先に来日していた父親を頼って幼少期に来日し、地元の小中学校に通っていた。卒業後は家業の解体業を手伝っていたと供述している。男は父親とともに難民認定申請中で、入管施設への収容を一時的に解かれた仮放免中だった。自宅はさいたま市内だが、川口市北部の隣接地域だった。
  男は自身の運転する車で、SNS(交流サイト)を通じて知り合った都内の女子中学生らや、日本人男性らとドライブに行くことになった。女子生徒らは横浜方面に向かうと考えていたが、車は都内から川口市内へ直行。女子生徒らは車内でスマホを使ってやり取りして逃げ出そうとしたが、犯行現場のコンビニ近くで降ろされ、被害にあった女子生徒だけが車に残されたという。
  男は「日本人女性と遊んだが暴行はしていません」と容疑を否認。同署はトルコ語の通訳を介しながら調べを進めている。
  川口市内では近年、一部クルド人と地域住民との軋轢が表面化。「2世」とみられる若者らによる車の暴走行為やあおり運転も問題となっている。


2024.02.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240220-IJ2Q5VNCCJKN5KWMA2DHEHWJ3M/
映画監督のA容疑者を逮捕 演技指導名目で女性わいせつ容疑「冤罪です」否認 警視庁

  映画監督という立場を利用し、演技指導名目で女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は20日、準強姦容疑で、川崎市中原区の会社役員A容疑者(53)を逮捕した。捜査1課によると、A容疑者は「冤罪(えんざい)です」と否認しているという。

  逮捕容疑は平成28年5月23日午後10~11時ごろ、東京都港区のマンション一室に俳優を目指す20代の女性を招き、「タトゥーがあると大変だから裸を確認したい」などと言ってわいせつな行為をしたとしている。
  同課によると、A容疑者は当時、映画監督や映画関係者が講師を務めるワークショップで講師を務め、27年秋ごろに参加者だった女性と知り合った。事件当日はA容疑者が女性を食事に誘い、その後演技指導名目でマンションに連れ込んだという。
  A容疑者に対しては、27~28年に同様の被害を受けたとして複数の女性から被害届が出ているといい、捜査1課が関連を調べている。
  A容疑者が代表を務める企業「ファミリーツリー」のホームページによると、A容疑者は俳優として活動するかたわら、「誘拐ラプソディー」「捨てがたき人々」などで監督を務めた。令和4年3月に性加害疑惑が報じられ、監督を務めた映画「蜜月」が公開中止となっていた。


2024.01.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240126-C62EHRGPQ5MRPPLGKCWXS42SME/
「あわよくば男女の関係に…」 警部補が同僚女性にわいせつ容疑

  兵庫県警は26日、大麻成分を液状に加工した「大麻リキッド」を所持したとして、大麻取締法違反(共同所持)容疑で、神戸市内の警察署に所属する男性巡査(21)を書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。巡査は同日付で依願退職した。

  県警監察官室によると、巡査は昨年10月30日、県内の路上で知人男性とともに一部の大麻成分を含む大麻リキッドを所持したとされる。県警の警察官から職務質問を受け、尿検査の結果、陽性だった。巡査は昨年4月ごろから計約10回、大麻を吸引していたと説明。動機について「仕事を辞めようか悩んで吸った」と話しているという。
  また県警は26日、酩酊(めいてい)状態になっていた同僚の20代の女性警察官にわいせつな行為をしたなどとして、住居侵入と不同意わいせつ容疑で、阪神地域の警察署に所属する男性警部補(34)を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。警部補も依願退職した。  警部補は昨年10月30日夜、女性が酒に酔っていることに乗じ、女性の自宅に上がり込んだうえ、着衣の上から体を触ったという。女性が上司に相談し発覚。動機について「あわよくば男女の関係になりたかった」と話しているという。
  植村琢也監察官室長は「いずれも警察官としてあるまじき事案。職員への指導を徹底し再発防止に努める」とコメントした。


2024.01.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240122-PPGX3XN6IBK5TJ5ZYNNBEAXOYQ/
悪質いたずらか、女子トイレのタンクから水漏れで浸水被害 京都の娯楽施設
(荻野好古)

  京都市西京区にあるアミューズメント施設「あそびば洛西店」で、トイレのタンクが詰まったことによる水漏れが発生し、周辺のビリヤード台などが使用できなくなったことが22日、店側への取材で分かった。何者かが故意に仕掛けた可能性があるといい、損害額は少なくとも数百万円に上るという。同店は京都府警西京署に相談している。

  同店によると20日早朝、2階で掃除をしていたスタッフが天井からの水漏れに気付いた。3階にある女子トイレを調べたところ、タンクの中にトイレットペーパーが入れられていた。この影響で、トイレのレバーを回した際に流れこむ水の量を調整するタンク内の機構が効かなくなり、水がタンクからあふれ出したとみられる。
  この影響で同店では2~3階のトイレに加え、周辺のカラオケルームやビリヤード台などが浸水の被害を受け、一時使用できなくなった。22日現在も2階のトイレなどが使えない状態が続いているという。
  同店は状況から悪質ないたずらとみている。すでに西京署に相談しているといい、担当者は「こんなに大きなことになるとは本人も思っていなかったとは思うが、できれば自分から警察に申し出てほしい」と話した。(荻野好古)


2024.01.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240116-KU4W5EF5YZORDPV3RSZMQGBCYM/
賃貸仲介の男、物件探す女性にわいせつ疑い 駐車した車内で「同意があると思った」

  北海道警は15日、20代の女性に車内でわいせつな行為をしたとして不同意わいせつの疑いで、札幌市の不動産会社「エフズライフ」の社員、A容疑者(23)=同市南区中ノ沢=を逮捕した。女性は物件を探す客だった。道警は他に同様の被害がなかったかどうかも含め捜査する。

  同社は仲介ネットワークの「ホームメイト」とフランチャイズ契約し、札幌市内に賃貸仲介の4店舗を展開している。
  道警によると、A容疑者は「同意があると思っていた」などと供述、容疑を一部否認している。
  逮捕容疑は昨年10月14日午後6時15分ごろ、仲介の手続きが必要だとして女性を呼び出した上で、同市中央区の路上に駐車した車内で、同意なくキスするなどのわいせつな行為をしたとしている。


2024.01.15-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASS1H5S7HS1HUTIL001.html
SNSで知り合った女子高校生を児童買春容疑 千葉県の塾講師を逮捕
(三井新)

  SNSで知り合った女子高校生にわいせつな行為をしたとして、警視庁は塾講師の男(40)=千葉県印西市中央南1丁目=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕し、15日に発表した。「弁護士が来るまで話しません」と供述しているという。

  荻窪署によると、男は昨年10月28日、千葉県船橋市のホテルで同県の高校3年の女子生徒(当時17)にわいせつ行為をした疑いがある電子マネー2万円を送金したという。
  男はSNS上で「パパ活募集」の文言を見つけ、女子生徒とやりとりを始めた後に学生証を見せるよう求めており、18歳未満であることを確認していたという。
  男は、千葉県内に本社がある学習塾で講師として働き、同県内の教室で「教室長」として小学生から高校生を対象に指導していたという。被害者の女子生徒は教え子ではなかった。(三井新)


2024.01.15-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASS1H5V2XS1HUTNB00Y.html
2歳以下の女児に性的暴行した疑い、乳児施設の元職員を再逮捕 埼玉

  埼玉県内の乳児施設で2歳以下の女児に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影して保存したとして、埼玉県警は15日、施設の元職員の男(25)=大阪府豊能町=を強制性交と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の両容疑で再逮捕し、発表した。調べに対して黙秘しているという。

  少年課によると、逮捕容疑は昨年3月6日夜、勤務先だった施設で、入所者の2歳以下の女児に性的な暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影し、保存したというもの。
  県警はこの男を、昨年12月、今回と同じ施設で同1月に別の女児の体を触るなどしたとして強制わいせつ容疑で逮捕。さいたま地検が起訴していた。
  容疑者宅から押収されたスマートフォンには、約20人の女児に対するわいせつ行為や性的暴行の場面を撮影した動画や静止画が保存されていたという。


2024.01.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240115-S5EBZSTKF5IT7J5472JLU2HVKY/
不同意性交で英語講師を逮捕、千葉・柏で

  千葉県警柏署は14日、不同意性交の疑いで市川市妙典、英語講師の男(35)を逮捕した。

  逮捕容疑は同日午後6時10分ごろから約10分間、柏市内の入浴施設で県内在住の20代男性に対し、同意がないまま性的暴行を加えたとしている。


2024.01.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240109-EIVGPHNOQ5NCXNS7FBUXCEF56Q/
「下心あった」児童施設職員の44歳男を再逮捕 10代少女にわいせつ疑い

  千葉県警は9日、里子の10代少女にわいせつな行為をしたとして、監護者わいせつの疑いで児童養育事業施設職員のA容疑者(44)を再逮捕した。「下心を持って触れてしまった」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は昨年9~11月、県内の自宅兼施設で、少女の体に保湿クリームを塗るなどしたとしている。別の里子の少女にも同様の行為をした疑いで昨年12月に逮捕された。千葉地検は9日、この容疑を処分保留とした。


2024.01.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240104-HYVHSRH6JJIPPJNRX6R75YXFGA/
「盗撮しているでしょ」 ゲームセンターで女子中学生を盗撮未遂 成人向け漫画家を逮捕

  女子中学生を盗撮しようとしたとして、兵庫県警飾磨署は4日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の疑いで、漫画家のA容疑者(37)=同県赤穂市御崎=を逮捕した。同署によると、A容疑者は成人向け漫画作品を制作して生計を立てていたという。

  逮捕容疑は3日午後2時45分ごろ、兵庫県姫路市の商業施設内のゲームセンターで遊んでいた中学3年の女子生徒(15)のスカート内を、靴に取り付けていたカメラで盗撮しようとしたとしている。
  同署によると、A容疑者は容疑を認め「靴につけたカメラを何人かの女性のスカートの下に差し入れた」と供述している。
  不審な動きをするA容疑者を目撃した男性が「盗撮しているでしょ」と声を掛け、110番した。同署は余罪があるとみて、詳しい状況を調べている。



2023.12.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231220-BD2AGMZBYVO6TO4JDVJ2FWMLNE/
里子の10代女子にわいせつ疑い 施設職員の男逮捕、千葉

  千葉県警は20日、里子である10代少女にわいせつな行為をしたとして、監護者わいせつの疑いで県内の児童養育事業施設職員、A容疑者(44)を逮捕した。「気持ちに甘えがあった」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は今年6~8月ごろの間、県内の自宅兼施設で、少女の全身に保湿クリームを塗るなどのわいせつな行為をしたとしている。
  県警によると、11月中旬に児童相談所から通報があった。施設には他にも少女数人が住んでおり、同様の行為をしていたとみて捜査を進める。


2023.12.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231218-42LGQNHY5FPVBAC2S3FRLWNXOY/
わいせつ疑い、教諭不起訴 仙台地検

  仙台地検は18日、10代女性に対する宮城県青少年健全育成条例違反容疑や強制わいせつ容疑で逮捕された中学教諭の男性(32)を不起訴処分にした。

  不起訴分とは別に、8日に女性の胸を服の上から触ったとして不同意わいせつ罪で起訴した。11月、県青少年健全育成条例違反と強制わいせつ容疑でそれぞれ再逮捕された。今回の不起訴は2回の再逮捕分。地検は不起訴理由を明らかにしていない


2023.12.15-毎日新聞(KYODO)=https://mainichi.jp/articles/20231215/k00/00m/040/277000c
セクハラ記事、A氏が敗訴 「意図的に触れたのは真実」

  昨年の参院選で街頭演説中、女性候補の胸元付近を触った行為を「セクハラ」と指摘した記事で名誉を傷つけられたとして、日本維新の会の参院議員で作家のA氏が、朝日新聞社と上智大の三浦まり教授に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、請求を棄却した。「意図的に女性の胸に触れたのは真実と認められる」として違法性を否定した。

  争われたのは昨年6月に東京のJR吉祥寺駅前で行われた街頭演説を報じた記事。中島崇裁判長は候補者の胸部をたすきの上から触り、意図的なのは明らかだと指摘。記事について「前提とする事実が重要部分で真実であるとの証明がある」とした。(共同)


2023.12.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231212-7PMMFKTW3BNBBMEOE45EIHFE74/
60代の施設入所者に性的暴行疑い、介護士を逮捕「ムラムラしていた」

  埼玉県警は12日までに、勤務先の介護老人福祉施設で入所者の女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交の疑いで、同県蓮田市東、介護士、A容疑者(53)を逮捕した。県警によると、「ムラムラしていた」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は12月9日午前1時35~45分ごろ、さいたま市見沼区の施設で入所者の60代女性に性的暴行をしたとしている。A容疑者は女性の介助を担当し、着替えを手伝っていた。施設側から県警に相談があり、防犯カメラの映像などから特定した。


2023.12.07-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/national/20231207-OYT1T50014/
女子生徒のスカートにスマホ、生徒の母親とホテル…都教委が男性教諭4人を懲戒免職

  東京都教育委員会は6日、女子生徒にキスをするなど、わいせつ行為をした男性教諭4人を懲戒免職処分にした。

  発表によると、区部の公立中の主任教諭(39)は今年6月、学校内で女子生徒にキスをするなどした。学校が生徒を対象に実施した学校生活などに関するアンケートで、「教諭の不適切な行為を見た」との回答が複数寄せられて発覚した。
  区部の別の公立中では、主任教諭(33)が昨年6、9月、校内で教え子の女子生徒にノートをチェックさせている間、背後からスカート内にスマートフォンを差し入れて下着を動画撮影した。教諭は今年6月、都迷惑防止条例違反で罰金40万円の略式命令を受けた。
  北区立飛鳥中の教諭(35)は今年6月、出勤途中の電車内でズボンと下着を下げ、居合わせた女性に下半身を露出し、埼玉県警に逮捕された。区部の公立中の教諭(32)は昨年8月、ホテルで生徒の母親とみだらな行為をした
  このほか、駅の階段で女性の尻を触ったとして逮捕された区部の公立小の男性教諭(29)ら計4人を停職や減給、戒告とした。


2023.12.06-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20231206/k00/00m/040/142000c
元草津町議との連帯を撤回し謝罪 性暴力被害の当事者団体 群馬
【日向梓】

  群馬県草津町長から性暴力を受けたと訴えていた新井祥子元町議(54)が自身の発言一部虚偽があったと認めたことを巡り、性暴力の被害当事者らでつくる一般社団法人「Spring(スプリング)」は5日、ネット交流サービス(SNS)上で表明していた新井元町議への連帯を撤回し、町長と関係者に謝罪する声明をホームページ上に掲載した。

  新井元町議は11月に前橋地裁であった民事訴訟で「真実でないことを伝えたのは申し訳ない」と認めた。
  これを受け、スプリングは「性暴力の虚偽の訴えは、名指しされた方の人生を大きく狂わせる人権侵害」として新井元町議への連帯を撤回。また、当時の代表理事が「セカンドレイプの町草津」と表現したことについて「多くの方を傷つける表現」と認め、町長や同町の関係者らに謝罪した。

  スプリングは2020年12月、新井元町議に対する解職請求(リコール)成立に抗議したデモへの連帯をSNSで表明していた。
  新井元町議は21年12月に町長を強制わいせつ容疑で告訴したが、前橋地検は町長を容疑不十分で不起訴処分とした。町長は虚偽告訴の疑いで新井元町議を告訴し、地検は22年10月、新井元町議を名誉毀損(きそん)と虚偽告訴の罪で在宅起訴した。
【日向梓】



2023.12.05-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20231205/k00/00m/040/024000c
昼寝中の女児の体触った疑い 29歳元保育士逮捕「タイプだった」
【近森歌音】

  保育園内で園児にわいせつな行為をしたとして、千葉県警捜査1課は4日、市川市高谷2の元保育士、A容疑者(29)を不同意わいせつ容疑で逮捕した。

  逮捕容疑は、11月4日午後1時~同2時ごろ、県内にある私立の認可保育園内で昼寝中の女児に対し、体を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。
  同課によると、A容疑者は事件当時、同園の職員だった。被害女児が同日、別の職員に「触られた」と話したことから発覚したという。A容疑者は「昼寝で目を覚まさない子がほとんどで、ばれないと思った。児童が好みのタイプだった」などと容疑を認めている。
  同園には約120人の園児が通っている。事件当時、別の職員と1人ずつ交代で昼寝の見守りをしていたといい、部屋には被害を受けた女児を含め約10人ほどが寝ていたという。同園は11月、A容疑者を懲戒解雇処分にした。
  同課は余罪もあるとみて調べている
【近森歌音】


2023.12.04-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASRD45SJTRD4PIHB00J.html?iref=comtop_Edu_01
生徒の尻触るセクハラで教諭を停職6ケ月、不適切な身体接触10人超
(小川聡仁)

   神戸市教育委員会は4日、垂水区の市立小学校の教諭(41)が昨年度、休み時間中に小学5年生の児童の尻を複数回触るセクハラ行為をしたとして、停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。処分は同日付。他にも尻を触られたと話す児童が5人いるといい、不適切な身体接触をされたとみられる児童は10人以上に上るという。 教諭は「故意ではない」などと話しているが、市教委は「一定の故意があった」とみている。

  この教諭は、児童をひざの上に乗せるなどの行為を同僚に目撃され、昨年5~12月に校長から3度、「不要な身体接触を避けるように」と指導されていたが、その後も同様の行為を続けたという。今年7月、児童が被害を訴えたという。児童は、この教諭の授業中に体調不良を訴え、保健室に行くこともあったという。
  他に、兵庫区の市立小学校の教諭(24)は今年9月末、JR大阪駅近くの商業施設の店舗で化粧品8点(計6万円相当)を盗んだとして、分限免職の処分になった。「友人に万引きをそそのかされ、流されてしまった」と話しているという。市教委によると、11月までに窃盗容疑で大阪地検に書類送検されたという。
(小川聡仁)



2023.12.04-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASRD46CV7RD4PITB010.html?iref=comtop_Topnews2_02
別の女性への不同意性交容疑、警視正を再逮捕 「していない」と否認
(大野晴香)

  中国四国管区警察学校の警視正、A容疑者(58)が20代の女性に警察官だと告げて性的暴行を加えたとされる事件で、広島県警は4日、A容疑者を別の女性に対する不同意性交とわいせつ誘拐などの容疑で再逮捕し、発表した。A容疑者は「誘拐や性交などはしていません」と容疑を否認しているという。

  県警によると、A容疑者は10月5日午後7時20分ごろ、10代の女性をマッチングアプリで誘い出して車に乗せ、上着の下の制服を見せた上で「警察官だとばれないように連れて行かないといけない」と言って連れて行ったホテルで、女性に「始末書」と題する書面を書かせ、抵抗できない状況で性的暴行をした疑いがある
  捜査関係者によると、A容疑者の関係先からは始末書と題した書面が複数押収されていた。 警察学校指導部長だったA容疑者は、11月28日に20代女性への不同意性交罪などで起訴され、同管区警察局によると、同日付で指導部付となっている。(大野晴香)


2023.11.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231128-NI7IGFG7EJJXNCCRIBU32Z65SU/
警視正、別の女性にも性的暴行か 不同意性交疑いで再逮捕へ

  中国四国管区警察局の警視正、A容疑者(58)がマッチングアプリで知り合った女性への不同意性交容疑などで逮捕された事件で、別の女性にも性的暴行していた疑いがあるとして、広島県警が同容疑で再逮捕する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

  A容疑者は、広島市中区の宿泊施設で9月30日、20代女性に「実は警察官。売春とかを担当する部署にいる。これは犯罪になる」と言って乱暴した上、「売春しません」などの趣旨を記した「始末書」を作成させたなどの疑いで、今月7日に不同意性交などの疑いで逮捕されていた。
  捜査関係者によると、容疑者の自宅から、女性に記入させたとみられる同様の「始末書」を数枚押収。別の女性にも同様の手口で乱暴した疑いが強まったという。
  容疑者は3月に岡山県警から出向し、中国四国管区警察学校の指導部長を務めていた。


2023.11.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231126-KDPTTAVDYFIW5ESPRNHVTX7Y6A/
小2女児にわいせつ未遂疑い 高3男子を逮捕 兵庫・尼崎

  女児にわいせつな行為をしようとしたとして、兵庫県警尼崎東署は26日、不同意わいせつ未遂の疑いで高校3年の男子生徒(17)=兵庫県尼崎市=を逮捕した。容疑を認めているという。

  逮捕容疑は10月31日午後5時55分ごろ、尼崎市内のマンションのエレベーター付近で、小学2年の女児(8)にわいせつな行為をしようとしたとしている。
  同署によると、男子生徒は、外出先から帰宅途中の女児に無言で近づいたといい、「服の上から女の子の股を触った」と話しているという。
  同日午後6時ごろ、女児が「知らないお兄ちゃんにお腹を触られた」と被害を訴え、母親が110番した。防犯カメラの映像などから男子生徒の関与が浮上したという。


2023.11.25-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/national/20231125-OYT1T50086/
市課長、女性職員につきまとい100回・盗撮100枚超…ストーカー行為容疑で警告受け停職1か月

  川崎市は24日、女性につきまとい行為をしたとして、警視庁からストーカー規制法に基づく警告を受けた市財政局の男性課長(53)を、停職1か月の懲戒処分にした。

  発表によると、男性課長は東京都内に住む年下の女性職員の自宅外観を撮影するなどしていたが、2021年4月頃からは、女性の出退勤時に後をつけてつきまとい、後ろ姿の写真を撮るなどの行為を繰り返した
  今年8月5日、つきまとわれていることに気づいた女性が地元の警察署に上申書を提出同日の署員の調べに対し、男性課長はつきまとい等の事実を認め、口頭での警告を受けた。同8日には女性が警告申出書を提出し、同法に基づく警告が同25日に行われた。
  男性課長は市に事実を認め、市は「公務に対する信用を失墜させた」と懲戒処分を決めた。つきまとい行為は100回近く、盗撮した写真も100枚を超えるといい、動機については「見守っていたいという思いから好意を持ち、被害女性への興味が抑えられなくなった」などと話しているという。


2023.11.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231124-27TJYADS4ZKK3EPYRXMJ7E2WLM/
盗撮で中学教員2人懲戒免職 校内にカメラ設置も 大分

  大分県教育委員会は24日、勤務先の公立中の女子更衣室にカメラを設置して盗撮したとして、20代の男性臨時講師を懲戒免職処分にした。10代女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとして、大分県警に性的姿態撮影処罰法違反容疑で逮捕された大分市立中教諭、A容疑者(38)も懲戒免職とした。

  県教委によると、講師は7月5~18日、職員と生徒が使う更衣室の換気口に小型カメラを設置して盗撮した。8月5日、他県でのスポーツ大会で、禁止されているのに撮影をしている講師を大会関係者が見つけ、勤務先の校長に報告。聞き取り調査で校内での盗撮が発覚した。
  またA容疑者は、10月3日に県内で盗撮をした疑いで、今月18日に逮捕された。大分市教委の聞き取りに盗撮を認めていた。


2023.11.24-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20231124/k00/00m/040/206000c
専修大学教授を不同意わいせつ容疑で逮捕 教授の立場利用か
【園部仁史】

  専修大の男子学生にわいせつな行為をしたとして、神奈川県警多摩署は24日、同大文学部教授、A容疑者(54)を不同意わいせつ容疑で逮捕した。同大や捜査関係者への取材で判明した。

  同大や捜査関係者によると、A容疑者は英語学が専門。生田キャンパス(川崎市多摩区)内で、男子学生の下半身を触るなどした疑いが持たれている。A容疑者は学生に対し、「どうなるか分かっているだろうな」などの威圧的な発言もしたといい、教授の立場を利用して事件に及んだ可能性があるという。被害者から相談があり、署が捜査を進めていた。
  専修大はホームページで、「(A容疑者の逮捕は)誠に遺憾であり、極めて重く受け止めております。学生及び保護者並びに関係する皆様に深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。【園部仁史】


2023.11.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231122-FIIJDRKB5VM5ZH7YVBJNQMFZDI/
兵庫・南あわじ市の職員逮捕 児童買春疑い 徳島県警

  徳島県警は22日、女子高校生に現金を渡してみだらな行為をし、裸を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春、製造)容疑で、兵庫県南あわじ市職員、A容疑者(41)=同市神代地頭方=を逮捕した。

  逮捕容疑は2月下旬、徳島市のホテルで、女子高校生が当時18歳に満たないことを知りながら7万円を渡してみだらな行為をし、その様子をビデオカメラなどで撮影したとしている。
  県警によると、援助交際を求める趣旨の女子高校生のX(旧ツイッター)の書き込みをきっかけに知り合ったという。南あわじ市は「厳正に対処する」とのコメントを出した。


2023.11.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231115-D55MZFKGTVOOFEL3YHBEVKXPCE/
中1女子生徒に面会持ちかけ性的行為疑い、20歳の高校生逮捕

  16歳未満の少女にわいせつ目的で面会を求めたなどとして京都府警は15日、面会要求や不同意性交などの疑いで鹿児島県曽於(そお)市の通信制高校3年、A容疑者(20)を逮捕した。府警による面会要求罪の適用は初めて。容疑を認めている。

  逮捕容疑は7~8月、愛知県内の中学1年の女子生徒(13)に交流サイト(SNS)で「早く会いたい」「ムラムラしてます」などとわいせつ目的メッセージを送信したなどとしている。
  府警によると、京都府内に住む別の小学生の少女を巡る捜査の過程で、A容疑者の関与が浮上。府警はほかにも被害児童が複数いるとみて調べる。


2023.11.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231115-VUIKFBOBZRMETAJUFPU6GWT5CU/
性的行為の前に「同意します」ボタン デジタル同意書が波紋
(中井芳野)

  「性的同意」をスマートフォンのアプリで―。婚活事業を展開する会社が性的行為のデジタル同意書を作成するアプリ「キロク」を開発した。不同意性交や不同意わいせつの罪を新設した改正刑法の規定内容を互いに確認し、同意ボタンをタップするシステム。だがサービス内容を発表するや、その実効性を疑問視する声が噴出。会社はサービス提供をいったん見送る事態となった。

不同意の8類型
  「同意があったと思っていても、後から違うと言われたら…」 キロク開発のきっかけは、会社が提供する婚活パーティー参加者のこんな不安の声だった。
  性犯罪規定が見直された改正刑法は7月に施行された。従来の強制・準強制わいせつ、強制・準強制性交の罪をそれぞれ不同意わいせつ、不同意性交罪に統合。「同意しない意思の形成、表明、全うすることが困難な状態」を要件とし、こうした状態を作出する行為を8つの類型で示した。
  暴行・脅迫を手段として不同意状態にさせる場合のほか、アルコール・薬物を用いたり、上司と部下といった関係性を悪用したりするケースも罪に問われる
「ほろ酔い」は…
  もっとも、性的行為が行われるのは第三者が介在しない場所のため、冤罪(えんざい)発生の懸念はぬぐえない。立法過程では「お酒を飲んで、ちょっといい気分で、別に積極的な同意ではないが、不同意とも言いづらい状況」が不同意状態になるのか、との議論も交わされた。
  政府側答弁によると、同意の有無は被害者の内心(主観)に着目するのではなく、条文で列挙した8類型に該当するかどうかで「外形的・客観的」に判断。「同意しない意思」とは「性的行為をしない、したくない意思」であり、いわゆる「ほろ酔い」の場合は「性的行為をするかどうかの選択をする契機、能力があり、同意しない意思を形成できたと考えられる」として、不同意状態には当たらない、と説明された。
賛否両論
  とはいえ、要件に該当するかどうかは最終的には個別の証拠ごとの判断になる。そこで弁護士監修のもとで開発が進められたのがキロクだった
  使用方法は性的行為の前に、当事者がそれぞれ自分のスマホでアプリにアクセス刑法の条文を確認した上で《同意します》ボタンを押す画面表示された2次元コードを相手に読み込ませ、情報を共有-という手順。同意の記録は日時、場所(位置情報)を含めてデータに蓄積される仕組みだ。
  ただ8月にサービス内容を発表すると、交流サイト(SNS)では「パートナーに同意の大切さを伝えられる」と歓迎の声が上がる一方、「ボタンを押せと脅されたら」「過去の同意記録が流出したらいやだ」否定的意見も続出、思わぬ波紋を広げる形になった。
  このため開発会社は同意後48時間以内であれば「同意書取り消し」可能な機能を加えるほか、セキュリティー強化のためスマホアプリではなくウェブサイトでの運用に変更するなど、リリースに向けて現在も改良を加えているという。
  監修した弁護士は、キロクのデータが裁判での証拠の一つになり得るとした上で、「これを機に若い世代にも性的行為には同意が必要との認識が広がれば」と期待した。
同意「正直よく分からない」
  性的行為をする際に必ず同意を取るのは半数―。インターネット情報提供会社「ビッグローブ」(東京)が全国の20~50代を対象にしたアンケートでは、性的同意に関する認識の不足が浮き彫りとなった
  アンケートは6月に実施し、男女千人がネットを通じて回答。性暴力には全体の85・5%が「厳しく対応すべきだ」と答え、性的同意の必要性を含む性教育は80・6%が13歳以下から開始するのがいいと感じていた。
  一方、性的行為の際の同意については、どの年代でも「必ず同意を取る」は半数にとどまり、「たまに取る」が14・8%、「取ることはない」が9・7%だった。
  また、国際協力NGO「ジョイセフ」が8月に15~29歳に実施した調査では、恋人やパートナーがいた経験のある5800人のうち、90・1%が性的同意は大切との認識を持ちながらも、男性の49・1%、女性の36%が「同意を得ているつもりだが、本当に得られているのか自信がない」とした。さらに全体の42%が「具体的に性的同意がどういうものか正直分かっていない」と答えた。
専門家「判例の積み重ね必要」
  性犯罪事件に詳しい奥村徹弁護士(大阪弁護士会)は、今回の改正刑法により犯罪が成立する8類型が具体的に示されたことで「これまでの刑法では抜け落ちていた被害をカバーできる」と評価する。
  ただ「処罰範囲が広がったように思えるが、実際に立件に至る事件が大幅に増えるとは思わない」と推測。性被害は密室での場合が多く「被害者の説明はもちろん重要だが、事件化には状況証拠が必要」であり、証拠の有効性の判断は「8類型を適用した事例や判例の積み重ねにより見えてくるだろう」と話す。
  一方で、性犯罪事件の被告の弁護を担当してきた経験から「冤罪(えんざい)を生む恐れもあるが、それをどう防ぐかの議論は十分にされていない」と指摘。キロクのようなデジタル同意書「証拠の一つにはなる」としつつも「スマホ操作の手間もあり、普及は難しいのでは。記録されるのはプライベートな情報で、流出対策がどこまでできるかと課題に言及した。
(中井芳野)


2023.11,13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231113-JQUDQROLIFML3EIJOGO7VVRFQ4/
知人男性に性的暴行の疑いで男逮捕 睡眠薬飲ませ10回以上か

  知人男性に睡眠薬を飲ませ乱暴したなどとして、愛知県警中川署は13日、準強制わいせつと準強制性交の疑いで名古屋市中川区尾頭橋の会社員、A容疑者(32)を再逮捕した。逮捕は3回目

  再逮捕容疑は、令和3年10月~5年6月、12回にわたって、東京都江戸川区の男性の自宅などで、睡眠薬を飲ませるなどしてわいせつな行為や乱暴をしたとしている。「覚えがある」と供述している。
  同署によると、押収した携帯電話やパソコンに撮影したデータが記録されていた。A容疑者は8月と10月、それぞれ同じ男性に対する不同意性交と準強制わいせつの疑いで逮捕された。


2023.11.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231108-YPFGQRBMINPM5JOLVVZ6WLIPEE/
路上で面識ない女性と順番にキス、容疑で海上自衛官ら3人逮捕

  京都府警舞鶴署は8日、女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで、いずれも海上自衛官のA容疑者(22)=京都府舞鶴市=とB容疑者(23)=同、元海上自衛官で会社員、C容疑者(22)=福井県越前市=の3人を逮捕した。

  逮捕容疑は共謀し昨年12月23日午後11時5~30分ごろ、舞鶴市の路上で、アルバイトの女性(21)に順番にキスをしたとしている。署によると、3人は当時同僚。現場近くの飲食店に勤める女性と面識はなかった


2023.11.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231107-UFXOTUXAF5MFDL7OZFQXMZX7DI/
不同意性交疑いで警視正逮捕、中国四国管区警察局所属

  広島市内の宿泊施設で20代女性に「実は警察官なんだよ。売春を担当する部署にいる」と言って性交したなどとして、広島県警は7日、不同意性交や強要の疑いで、中国四国管区警察局の警視正、A容疑者(58)を逮捕した。「女性と会ったことは間違いないが、性交や強要はしていない」と否認している。

  逮捕容疑は9月30日、広島市中区の宿泊施設で女性に乱暴した上、10月2日には女性の自宅付近の歩道で待ち伏せし、女性から携帯電話の番号を聞き出すなどしたとしている


2023.11.05-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231101/k10014212941000.html
「洗脳されていた」塾の“先生”から10年間受け続けた性暴力
(広島放送局記者・亀山真央、松江放送局カメラマン・前岡和)

  その“先生”は、ふだんは親しげなのに、怒るとどなって怖かったといいます。「自分のことを大切にしてくれる人だ」と思い込まされ、決して許されない性暴力を小学校高学年の時から10年間にわたって受け続けた20代の女性
  「昔の私のように被害にあっても声を出せないでいる子どもたちに、自分は悪くないと気付いてほしい」・つらい胸の内を明かしてくれました。
(広島放送局記者・亀山真央、松江放送局カメラマン・前岡和)

“うちで勉強しよう”
  女性が“先生”と出会ったのは、小学校の高学年になってから通い始めた塾でした。講師としてふだんは他の子どもたちとも親しげに接していたという“先生”。ある日、「個人的に勉強を教えてあげるからうちで勉強しよう」と声をかけられました。
  親に相談したところ、塾の講師なら信用できると送り出されました。この“先生”には同居する家族がいました。今思えば、そのことも、親を安心させる要因になっていたのかもしれないといいます。
  塾講師という信頼される立場を悪用し、甘いことばで誘う。これが、悪質な性暴力へとつながる卑劣な「手口」です。繰り返し呼び出されるうちに、夕食を一緒に取るなどして自宅に遅くまでいるようになりました。自分だけ「他の子とは違う」。そんなことばをかけられ、幼心に特別扱いをされている実感があったといいます。
  最初に被害にあったのは、そんな時でした。

2人きりでテレビに向かって座っていたら、後ろに“先生”が座り、ズボンの上から下半身を触られました何でそんなところを触るんだろうという違和感はありましたが、ふだんからひざの上に乗せてもらったりしていたので、抵抗しないといけないとまでは思いませんでした」
  子どもへのわいせつな行為は、暴行や脅迫を用いなくても、そして仮に本人の同意があったとしても、犯罪です。ただ、当時の女性はまだ幼く、法律の知識はもちろん、性的なことに関する知識もありませんでした。

「大切だから」コントロールの手口は
  性暴力は次第にエスカレートし、女性は、裸にされて写真を撮られるようになったといいます。従わないと、“先生”は大声でどなり、こう繰り返したそうです。「大切にしているからこういうことをするんだ、誰にも言ってはだめだ」
  女性が中学生になってからも、「勉強を教える」という名目で呼び出されることが繰り返されました。やがて携帯電話を持つようになると、頻繁に連絡を取るよう強要されたといいます。しかし、連絡を取るのをやめることはできませんでした。「コントロールされていて、できなかった」といいます

  「中高生になってからは、自分が受けている行為に対して疑問を持つ気持ちも芽生えてきました。でも、それを口にすると『俺が合っていて、お前は間違っている』と、どなりつけられました。口答えをするとよけいに怒るのでどんどん萎縮してしまい、逆らえませんでした。

『怖い、会いたくない、嫌だ』という気持ちを抱く一方、『自分以上にお前を愛してくれる人はいない』とささやかれ、自分が大切にされているのだと思い込まされていた部分もあったんだと思います。また、このころには後ろめたい気持ちもあり、親やまわりの人には言えないままでした。

今振り返ると、洗脳され続け、おかしいのに逃げられない、呪いのような状態だったと感じます」
  20代で気付いた被害 きっかけは性暴力への抗議デモ
  女性が大学生になったころから次第に“先生”と会う機会が減り、連絡を無視してもどなられることはなくなりました10年にもわたって続いた性暴力から解放されると、ある気持ちの変化が出てきました。“先生”の行為が未成年だった自分につけ込んだ許されないものだったのではないかと思うようになったのです。しかしその一方で「自分も悪かったのかもしれない」という思いがなかなか拭えなかったといいます。

  「本当は、もっと強く拒否すれば良かったんじゃないか、ちゃんと親に打ち明けられたんじゃないかという思いがあって、断り切れなかった自分を否定し続けてしまいました。専門の相談窓口があるのは知っていましたが、『自分よりももっとひどい被害を受けている人がいるはずだから、自分なんかが相談しては迷惑なんだ』というためらいがありました」

  そんな女性の思いを変えるきっかけとなったのが、2019年に始まった“フラワーデモ”のニュースを目にしたことでした。性犯罪で加害者の無罪判決が相次いだことで、各地で性暴力の根絶を求める抗議活動が広がっていました。さらに、SNSでは“#Me Too”とつけて、過去に性被害を受けたことを訴える世界的な動きが広がりました。性暴力の被害者が少しずつ声をあげる機運が醸成されてきたのです。
  同じような被害にあった人たちの声を聞けたことで、女性はこのころ、ようやく「自分は悪くなかった」と感じることができるようになったといいます。
弁護士に言われて気づいた被害
  こうした心情の変化もあって、去年、女性は自分が10年にわたって受け続けた性暴力について初めて相談窓口に相談しました。その時、性犯罪の被害者支援にあたっている弁護士から「典型的な“手なずけ”の手口による犯罪だ」という説明を受けました。
  女性の弁護士によると、性犯罪における“手なずけ”とは、わいせつな目的を隠して甘いことばやうその誘いで子どもに近づき、徐々に身体的な接触などに移行する手口のことを指します
  具体的には以下のような行動です。

コミュニケーションを通じて信頼させることで加害者への心理的なハードルを下げる・・・子どもが認識できない間に服従関係を築く・・・ 口止めをした上で性暴力を続ける
  女性は弁護士から説明を受け「まさに自分のことだ」と感じたといいます。
勇気を出して臨んだ民事裁判
  専門機関の後押しを受け、女性はことしに入ってからある行動に出ました。“先生”を相手に損害賠償を求める民事裁判を起こしたのです。
  被害から相当の年月がたっていたため、※「時効の壁」で刑事事件として告訴することは断念せざるを得なかったものの、もし今も“先生”から性暴力を受けている被害者がいたとしたら、裁判を起こすことで性加害に向き合わせることになり、新たな被害を防げるのではないかという思いが後押ししたといいます。
※ことし7月以降は刑事訴訟法の改正により被害者が18歳になるまでは事実上時効が適用されないようになりました。
  裁判で女性は「小学生のころから繰り返し性暴力を受け、洗脳されて性的に搾取される違法な行為だったと判断する能力が奪われた。今も眠れないなどのトラウマ症状に悩まされ、人生が大きくねじ曲げられたと言っても過言ではない」などと主張。本人からの謝罪と損害賠償を求めました。
  10年という長期間にわたり卑劣な性暴力を繰り返していた“先生”への裁判。長期化も覚悟の上のことでしたが、相手が女性側の請求を認めたことで4か月後には和解が成立しました。
女性の弁護士によりますと和解条項には下記のようなことなどが盛り込まれたということです
  小学校高学年から成人に至るまで繰り返し性加害行為を行っていたことと、女性につけこんで心身を深く傷つけたことを認めて真摯に謝罪する   合意した金額の慰謝料を支払う   “先生”が保存している女性の写真や動画をすべて削除する   女性に一切連絡しないと約束する   特定に至らない範囲でマスコミなどでの報道を認める
被害を受けてきた人へ『自分を否定しないで 悪いのは加害者』
  安心して勉強できる場所であるべき塾にいた講師から10年にわたって性暴力を受けた女性。その心の傷は、今も癒えていません。過去には布団から出られない日々が続いたり、気がついたら高い所から飛び降りそうな感覚になったりすることがありました。
  和解が成立した今でも、突然、涙があふれ出ることがあるといいます。そして、今なお、両親に当時の被害を打ち明けることはできていません。それでも、今回、つらい過去について話をしてくれたことについて、次のように話しています。

  「私自身、抱え込んでいる時に“フラワーデモ”などのニュースで頑張って被害を語る人の姿を見て、『1人じゃない』と思うことができました。
  被害を受けてきた人には、『自分を否定しないで。悪いのは相手だから』と伝えたい。そして、『被害に大小はないから、相談しても大丈夫だよ』と言いたいです。ちゃんとした相談機関があるので、信頼して相談してほしいです。
  子どもは幼くて、性被害を受けていること自体を理解できない場合が多いと思うので、親など周囲の人が『大丈夫かな』とアンテナを高くして異変に気付いてほしいです。また、子どもから相談を受けた際には、いったん、疑わずに耳を傾けてあげてほしいと思います」
子どもの性被害どう防ぐ?
  子どもが性被害にあうのを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。子どもの性被害の実態に詳しい追手門学院大学の櫻井鼓准教授は、日常的に次のような声かけをしておくことが重要だと指摘しています。
  1. 水着で隠れる場所=プライベートゾーンは、他人が勝手に触ってはいけないと教える
  2. 嫌だと思ったら相手が大人であっても「嫌だ」と言ったり、その場から立ち去ったりしていいと教える
  3. 不安なことがあったら、信頼できる大人に相談するよう伝える
櫻井准教授
  「子どもは『だめなこと』がわかっていると、それをされた時に『嫌だ』と感じます。その気持ちを相手に伝えてもいい、逃げてもいいということは、日頃から教えてほしいと思います。また、被害を被害と認識できなかったり、嫌な気持ちをまだうまくことばにできなかったりする年齢の子どもたちについては、ふだんから大人がよく様子を観察するようにしてほしいです。
  ストレスを感じたり不安な気持ちになったりすると、口数が少なくなったり、睡眠や食事に影響が出たりすることがあります。そうしたサインを見逃さないことが大切です」
会う前に処罰することも可能に
  ことし7月の法改正で、子どもが受けた性被害は認識できるまでに時間がかかることなどから18歳になるまでは事実上時効が適用されないようになりました
  また、わいせつ目的で16歳未満の子どもをだましたり誘惑したり、お金を渡す約束などをしたりしたうえで、会うように要求することや、わいせつな写真や動画を送るよう要求することが新たに処罰の対象になりました。

SNSを通して加害者と接点を持ち被害にあう事例も多くある中、一連の法改正などの議論を行う法務省の法制審議会の審議に参加してきた成蹊大学の佐藤陽子教授(刑法専門)に話を聞きました。
佐藤教授-「新設された“手なずけ”の手口についての条文は、実際に被害にあってしまう前の段階でも処罰を可能にしている点で、大きな意義があります。『こういう犯罪がある』ということが一般的に認識されていれば、SNSのメッセージ上で面会を要求されたりわいせつな画像を要求されたりした時に、『この人はおかしいことをしているのではないか』と気付くきっかけとなります。また、万が一被害にあってしまった場合においても悪いのは加害者なんだと理解することができ、周囲もその認識に基づいて被害者を支援することができます」
取材後記-子どもが安心して学ぶことに責任を負っている塾の講師が、性暴力を繰り返していただけでなく、“先生”という存在への信頼を悪用したと思うと、本当に卑劣で許せない行為だと感じます。
  女性は被害者なのに、自分を否定する感情を持ち続けることを強いられたほか、「自分を大切にしてくれる人だ」と思い込まされてきました。ここに、“手なずけ”の手口の恐ろしさがあると思います。
  同じような被害にあう子どもを出さないために、勇気を出して語ってくれた女性の思いを多くの大人が受け止めて、子どものサインを見逃さないことが必要だと感じます。


2023.10.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231028-LOR4KV73HRNPFAW6KYMDQVYOT4/
「触らないでください」電車で19歳女性の下腹部触る、容疑で税関職員を逮捕

  電車内で女性(19)の下腹部を触ったとして、兵庫県警西宮署は28日、不同意わいせつの疑いで、大阪税関職員の男(42)=兵庫県宝塚市=を現行犯逮捕したと発表した。「違います」と容疑を否認している。

  逮捕容疑は27日午後11時ごろ、阪急電鉄神戸線塚口(同県尼崎市)-西宮北口(同県西宮市)間を走行中の電車内で女性の下腹部を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。
  同署によると、当時車内は混雑しており、男は被害者の女性と向かい合う形で立ち、手の甲で女性の下腹部を複数回触ったという。西宮北口駅に到着する直前に女性が「触らないでください」と声をあげて発覚した。男は事件前、大阪市内の居酒屋で飲酒していたという。


2023.10.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231026-G3MYJLNSVZKTZCTNI75FSTKWFU/
女子中学生に強制性交疑い、福岡の男逮捕 熊本県警

  熊本県警御船署は26日、県内に住む10代の女子中学生にわいせつな行為をしたとして、強制性交などの疑いで福岡県大牟田市本町の土木作業員A容疑者(24)を逮捕した。

  逮捕容疑は6月11日午前1時半ごろ、熊本県内の路上に止めた車の中で、中学生の顔を平手打ちするなどし、性的暴行を加えたとしている。
  署によると、2人は共通の知人を介して知り合い、初対面だった。中学生が県警に被害届を出した。


2023.10.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231026-7SNEZC3ZW5MA5GCD33INSA6D7E/
少女に淫行疑いで教頭逮捕 福島県警

  福島県警は26日、18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反の疑いで、県立相馬総合高新地校舎の教頭、A容疑者(52)=福島県南相馬市=を逮捕した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

  逮捕容疑は、8月30日、福島県いわき市内で、18歳に満たないことを知りながら10代の少女にみだらな行為をした疑いが持たれている。関係者からの相談を受け捜査していた。
  県によると、容疑者は当日、夏の休暇を取得していたという。


2023.10.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231025-XGYOQU4ISNLNRJOFRAHYOVSQHE/
「踏み活」少女の脚なめる 不同意わいせつ容疑で男を逮捕

  交流サイト(SNS)で知り合った神戸市内の中学2年の女子生徒(14)の脚をなめたとして、兵庫県警長田署は25日、不同意わいせつの疑いで、同市兵庫区菊水町の会社員、A容疑者(32)を再逮捕した。容疑を認めているという。

  逮捕容疑は10月6日午後11時55分ごろ~7日午前1時ごろまでの間、長田区内の駐車場に止めた車内で、女子生徒の右脚をなめるなどのわいせつな行為をしたとしている。
  同署によると、女子生徒は報酬として数千円を受け取っていた女子生徒が異性の顔などを足で踏みつけて報酬を受け取る「踏み活」をしようと計画し、友人のインスタグラムを通じてA容疑者を紹介され、今月6日に初めて会ったという。
  同署は7日、車でこの女子生徒を連れ回したとして、未成年者誘拐の疑いでA容疑者を逮捕していた。


2023.10.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231024-IVZHW3OJ6BO2PANRNARIID5G4A/
女児3人盗撮疑い、大手塾「四谷大塚」元講師を追送検へ 20人以上被害か

  教え子の小学女児2人の下着を盗撮したとして起訴された大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師、A被告(24)=懲戒解雇、東京都日野市=が、別の教え子の小学女児3人を盗撮した疑いが強まり、警視庁少年育成課は東京都迷惑防止条例違反容疑で24日にも追送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で23日、分かった。

  他にも多数の教え子が盗撮された疑いがあり、被害者が計20人以上に上るとみられることも判明。警視庁はこのうち、容疑を固めた分について順次追送検する方針。
  捜査関係者によると、昨年4月から今年8月、正社員として勤務していたA被告は、校舎で女児3人の下着などをスマートフォンで撮影した疑いが持たれている。これまでの調べに「教え子の女児十数人を盗撮した」と供述していた。


2023.10.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231019-7VAQKIJVXRJQDPHVEACUTLXI6Y/
滋賀、27歳中学教諭を免職 少女とみだらな行為

  滋賀県教育委員会は19日、4~7月に18歳未満の少女2人とみだらな行為をし、その様子を撮影して保存するなどしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪で起訴された県内の公立中教諭、A被告(27)を懲戒免職処分とした。

  県教委の聞き取りに「ばれることはないだろうと思った」と話している。


2023.10.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231018-VK3FFDHTM5MD5AQLEYFLUDDMSQ/
5年前から盗撮繰り返す、大阪大38歳講師を諭旨解雇

  大阪大は18日、大阪市の駅で7月に女性のスカートの中を盗撮した他、平成30年から盗撮行為を繰り返していたとして、大学院基礎工学研究科のA講師(38)を諭旨解雇処分にした。大学によると、行為を認め「迷惑をかけ申し訳ない」と話している。

  大学によると、大阪市西成区の南海電鉄天下茶屋駅で7月に女性のスカートの中を盗撮したとして、大阪府警が8月に書類送検した。大学の調査に対し、30年から盗撮行為を重ねたと説明した。
  西尾章治郎学長は「高い倫理観を持って教育研究を行う立場にある者としてあるまじき行為。同様の行為が起きないよう、法令順守の意識を徹底し、厳正な服務規律の実施に努める」などとするコメントを出した。


2023.10.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231016-4YI7VIQ46JOAJDEVJUSEYXTPII/
小学校元講師「下着見たかった」 担任女児盗撮疑いで書類送検 大阪・高槻

  大阪府高槻市立小学校で女子児童を盗撮したとして、大阪府警高槻署は、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)などの疑いで、市立小元講師の男性(25)を書類送検した。府教育委員会によると、男性は当時担任を務めており、聞き取りに「11回から12回盗撮した。下着が見たかった」と話した。8月に懲戒免職処分となっていた。

  書類送検容疑は6月、女児のスカート内や、水着に着替える様子をペン型カメラで複数回盗撮したなどとしている。


2023.10.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231012-A3YB3JUNCNNBXFGC4DRQ6XYC4M/
健康診断の女性7人のレントゲンや問診を動画撮影 容疑で医師逮捕、4回目

  自身が経営するクリニックで健康診断に訪れた女性7人にわいせつな行為をし、動画で撮影したとして、兵庫県警生田署は12日、不同意わいせつと性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで、神戸市中央区旭通の医師、A容疑者(61)を再逮捕した。逮捕は4回目。同署によると、A容疑者は「健康診断は、通常の医療行為をしており、わいせつ目的ではありません」と容疑を否認し、「撮影目的は黙秘します」と話している。

  再逮捕容疑は8月9日午前9時25分ごろ~同10時50分ごろまでの間、同区のクリニックで、会社の健康診断のため訪れた27~32歳の女性7人に対し、診察行為と偽って、上半身を裸の状態にした上で、レントゲン撮影し、その場で聴診器を胸に当てるなどの問診を行い、その様子を撮影したとしている。
  同署によると、レントゲン室内に設置されたカメラ1台と、A容疑者の胸元あたりに取り付けたカメラ2台の計3台で撮影していたとみられる。押収した外付けハードディスク(HDD)やSDカードの解析などから事件が発覚した


2023.10.11-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231011/k10014221531000.html
新潟県警の警部 泥酔女性にわいせつな行為をした疑いで逮捕

  新潟県警察本部の組織犯罪対策課の次長を務める55歳の警部が、10月、新潟市内で泥酔している女性にわいせつな行為をしたとして逮捕されました。
  逮捕されたのは、新潟県警察本部の組織犯罪対策課の次長を務める警部のA容疑者(55)です。

  警察によりますと、警部は10月6日の午後10時半ごろ、新潟市内で泥酔している成人の女性にわいせつな行為をした疑いがもたれています。当時、警部も酒を飲んだ状態だったということで、警察が女性から話を聞き取るなどして調べた結果、10日、逮捕しました。
  警察は女性のプライバシーなどを理由に当時の詳しい状況を明らかにしていません。また、警部の認否についても捜査に支障があるとして明らかにしていません。
  新潟県警察本部の小森也寸志 首席監察官は「幹部警察官がこのような事案で逮捕されたことは誠に遺憾であり、被害者や県民の皆様に深くお詫び申し上げます。捜査・調査を尽くし、明らかになった事実に即して厳正に対処します」などとコメントしています。


2023.10.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231010-LRVXKS5PXBOYHMKA4TLPNEEG4U/
故人の平和運動家、生前に「性暴力」か 足跡伝える資料館は当面休館

  朝鮮人強制連行の実態を調査するなど、戦時中の日本の加害責任を告発した平和運動家で牧師の故・A氏が生前、知人女性に同意なく抱きつくなどの「性暴力」を振るったことが明らかになったとして、長崎市の「A記念長崎平和資料館」は10日、同日から当面の間休館し、館名の変更や展示の見直しを行うとホームページ上で公表した。

  同館によると、A氏は平成6年、自宅を訪れた知人女性に突然抱きつくなどしたという。女性は令和2年にインターネット上で被害を告発。同館を運営するNPO法人は被害を認め、先月、女性に対し文書で謝罪した。
  同法人は11日にも記者会見し、経緯を説明する方針。崎山昇理事長は「当資料館はいかなる性暴力も容認しない。被害者の思いに寄り添って対応し、再出発を目指す」と話した。
  A氏は長崎市議や「長崎在日朝鮮人の人権を守る会」の代表を務め、平成6年に亡くなった。


2023.10.02-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231002/k10014212661000.html
四谷大塚の別講師も新たに逮捕 共謀し女子児童を盗撮疑い

  中学受験塾大手「四谷大塚」の講師が、教え子の女子児童を盗撮したなどとして逮捕された事件で、別の児童に対し、同じ校舎に勤務していた同僚の講師も一緒に盗撮していたとして、警視庁が2人を逮捕したことが捜査関係者への取材でわかりました。

  中学受験塾大手「四谷大塚」で講師を務めていたA容疑者(24)は、ことし5月から6月にかけて都内の校舎で、教え子だった小学生の女子児童の下着を盗撮したなどとしてこれまでに2回逮捕されています。
  その後の調べで、ことし8月には、同じ校舎に勤務していた同僚の男の講師と共謀し、別の女子児童の性的な画像を撮影していたとして、警視庁が2人を逮捕したことが捜査関係者への取材でわかりました。
  新たに逮捕されたのは、元講師のB容疑者(26)で、A容疑者に対し「この子をお願いします」などと盗撮を依頼し、その場に人が来ないよう見張り役をしていたということです。
  一方、A容疑者は、塾のデータベースに掲載されていた被害に遭った児童の名前や住所をSNSのグループチャットに投稿したとして、個人情報保護法違反の疑いでも逮捕されました。
  警視庁は、塾での個人情報の管理に問題があったとして、法人としての「四谷大塚」を2日にも同じ容疑で書類送検する方針です。


2023.09.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230927-2ONMTBVCVRPXFIMN5GVHMMG5UA/
女子中生に現金渡しみだらな行為、容疑の臨床検査技師逮捕 神奈川

  交流サイト(SNS)で知り合った女子中学生に現金を渡してみだらな行為をしたとして、神奈川県警麻生署は27日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、埼玉県草加市栄町、臨床検査技師、A容疑者(51)を逮捕した。調べに対して「性的欲求を満たすためだった」と話し、容疑を認めている。

  逮捕容疑は3月29日、東京都新宿区内のホテルで、SNSで知り合った川崎市の女子中学生(15)に現金5万円を渡し、みだらな行為をしたとしている。
  同署によると、5月に中学生の母親が「娘の財布にお金がたくさん入っている」と神奈川県警に相談し、中学生が被害について話したことで発覚。SNSのやり取りなどからA容疑者を特定した。


2023.09.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230916-6SO5HB76VNL2TCPWHBEEGXKNCY/
多目的トイレ内で女児の口なめる 不同意わいせつ疑いで26歳男逮捕

  福井市内のスーパーマーケットの多目的トイレで、女児の口周辺をなめたとして、福井県警福井南署は16日、不同意わいせつの疑いで福井市勝見の会社員、土本A容疑者(26)を逮捕した。改正刑法の施行後、同容疑での逮捕は福井県内初。

  逮捕容疑は4日午後3時50分ごろ、スーパーマーケットの多目的トイレ内で10歳未満の女児の口周辺をなめるなどしたとしている。女児から被害の訴えを受けた従業員が同署に通報した。


2023.09.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230914-JDXRRPB7PJM57JWQNKGUM5XLQM/?dicbo=v2-hJ3i3CB
「12歳と知っていた」 女児に裸動画送らせた疑い、三重の38歳自称会社員を逮捕

  小学6年の女児に裸の動画を送信させたとして、福岡県警西署は14日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で、三重県四日市の自称会社員、A容疑者(38)を逮捕した。「間違いない。12歳と知っていた」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は3月10日、当時12歳の福岡市の女児に、スマートフォンで自分の裸の動画を撮影させ、交流サイト(SNS)を通じて複数回送信させた疑い。3月後半、女児の父親が「娘が知らない人に裸の動画を送っている」と同署に相談していた。


2023.09.13-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20230913/k00/00m/040/291000c
性犯罪捜査資料の少女画像を撮影か さいたま地検事務官を書類送検
【成澤隼人】

  性犯罪事件の捜査資料だった少女のわいせつ画像を違法に所持したとして、埼玉県警が13日、さいたま地検の男性検察事務官(52)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で判明した。

  捜査関係者によると、事務官は以前に勤務した部署で、性犯罪の捜査資料に含まれていた18歳未満の少女のわいせつ画像をスマートフォンで撮影するなどし、所持した疑いが持たれている。少女は事件の被害者とみられる。容疑を認めているという。
  事務官は8月、埼玉県朝霞市の公園で下半身を露出したとして公然わいせつ容疑で現行犯逮捕され、その後釈放された。所持していたスマホを調べたところ、複数の少女のわいせつ画像が見つかった。
  さいたま地検の加藤匡倫・次席検事は「事務官が送致されたことは誠に遺憾。捜査の結果を踏まえ、必要な再発防止策をとりたい」とのコメントを出した。【成澤隼人】


2023.09.13-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20230913-2OXUE5YMPFJFDPS3ZX4TFZZ47E/
スイスで聖職者510人が性的虐待、1002件確認 「氷山の一角」実態さらに深刻か

  スイスのチューリヒ大の研究者は12日、同国内で1950~2022年にカトリック教会の聖職者による性的虐待1002件確認されたとの報告書を公表した。被害者は921人、加害者の聖職者は510人に上っているが、研究者は「氷山の一角に過ぎない」と指摘し、被害の実態はさらに深刻とみている。

  研究者らは教会に保存されていた記録などを精査し、関係者への聞き取り調査も実施。性的虐待の47%は1950~60年代に起きていたが、2000年代以降の件数も12%に上る。被害申告は発生から数十年後になされることも多いため、00年以降の被害は未判明のものも多いとみられるとしている。
  加害者は全員が男性で、うち149人は複数の被害者に対し性的虐待を行っていた。被害件数のうち74%は、未成年者が被害者だった。(共同)


2023.09.12-東京新聞(東京すくすく)-https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/74665/
練馬区の中学校長、生徒の裸を撮影か 児童ポルノ所持の疑いで逮捕 「以前勤務した学校で」と容疑認める
原田遼

  勤務先の中学校で少女の裸画像を所持したとして、警視庁捜査1課は11日、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで、東京都練馬区立三原台中学校の校長、A容疑者(55)=練馬区中村南3=を逮捕したと発表した。

校長室でビデオカメラ所持した疑い
  逮捕容疑では、9月10日、少女の裸などの画像を記録したビデオカメラを校長室で所持したとされる。「以前に勤務していた中学校の生徒を撮影した。再び見ると思い保存していた」と容疑を認めている。
家宅捜索では別の少女の動画を発見
  捜査1課によると、東京都教委の窓口に昨年11月、A容疑者からわいせつ行為を受けたとする被害相談があった。練馬区教委から連絡を受けた警視庁は9月10日、勤務先や自宅を家宅捜索。押収したビデオカメラからは別の少女を撮影したとみられる動画も見つかり、捜査1課は他にも被害者がいるとみて調べている。
練馬区教委が謝罪も「さかのぼっての調査は考えていない」
  A容疑者の逮捕を受け、練馬区教育委員会は11日夜に記者会見した。堀和夫教育長が「子どもを教え導く立場にあり、学校の責任者でもある校長が逮捕されたことは誠に申し訳ない」と頭を下げた。
  A容疑者は2019年4月から三原台中学校で校長を務めていた。山本浩司教育指導課長は「話や文章にたけており、子どもに分かりやすく教えることに優れていた」と説明。性暴力に関する情報はこれまで聞いておらず、「大変ショックで憤りを感じた」と話した。区教委は12日以降、保護者への説明会や、全校生徒のストレスチェックを行う。
  一方、A容疑者の過去の勤務校について、山本課長は「被害者の特定や学校への誹謗(ひぼう)中傷につながる」として公表しなかった。警視庁の捜査では他に複数の被害者がいる可能性が浮上しているが、「さかのぼっての調査は考えていない」と否定した。
[元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年9月11日]


2023.09.09-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/national/20230909-OYT1T50234/
高齢者施設で寝たきりの100歳代女性に性的暴行か、入所者の79歳男を逮捕…女性は死亡

  北海道釧路地方の高齢者施設に入所する100歳代女性に性的暴行を加えたとして、道警 弟子屈(てしかが) 署は9日、入所者の男(79)を不同意性交容疑で逮捕した。

  発表によると、男は7日午後9時半頃、寝たきりの女性に性的暴行を加えた疑い。施設職員が物音に気づいて発覚した。女性は搬送先の病院で8日未明に死亡した。同署は性的暴行との因果関係を調べている。


2023.08.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230825-HIWCX6CUHFKNRMPTMS6YICPUBY/
未成年に性的行為の男性巡査を停職処分 罰金納付し依願退職 神奈川県警

  神奈川県警は25日、17歳の女子高校生にホテルで性的な行為をしたとして、第2機動隊の男性巡査(24)を停職3カ月の懲戒処分にした。「自己の性欲を満たすためだった」という趣旨の話をしており、同日付で依願退職した。

  監察官室によると、巡査は5月、18歳未満と知りながら、東京都渋谷区内のホテルで女子高校生にみだらな行為をしたとしている。7月に都青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕、略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けて既に納付した。2人はトークアプリで知り合い、巡査は警察官だと名乗っていたという。
  荻原英人監察官室長は「関係者と県民の皆さまに心からおわび申し上げる」とコメントした。


2023.08.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230823-ZJGLTYVDFFMFFDKAPZNY6JFDBQ/
競技中の女子高生を盗撮 鹿児島の56歳男を逮捕、広島県警

  広島県警広島西署は23日、陸上競技中の女子高生3人の下半身を撮影したとして、広島県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで、鹿児島市明和の会社員、A容疑者(56)を逮捕した。容疑を認めている。

  逮捕容疑は5月7日、広島市西区観音新町の陸上競技場で、大会で競技中の女子高生3人の下半身を4回にわたり、デジタルカメラで拡大して動画を撮影したとしている。
  署によると、不審に思った他の生徒の保護者が大会関係者に伝え、関係者が署に通報した。A容疑者は西日本を中心に撮影していたとみられ、署は調べを進める。


2023.08.19-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASR8M4TMWR8MUTIL002.html?iref=comtop_BreakingNews_list
教室で9歳女児にわいせつ言動を強要、盗撮か 四谷大塚の元講師逮捕
(大山稜)

  教え子の女子児童にわいせつな言動をさせて盗撮したとして、警視庁は19日、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師のA容疑者(24)=東京都日野市=を強要と都迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕した。容疑をおおむね認め、「危害を加えるつもりはなかった」などと話しているという。

  捜査関係者によると、同塾の社員として勤務していた5月上旬、都内の教室で「勉強しないとお仕置きする」などと教え子の女子児童(9)に言い、下着が見えるような姿勢を取らせて「おしりペンペンされます」などと言わせた疑いがある。その様子を自分の胸ポケットに入れたスマートフォンで撮影した疑いもある。
  この日、女児は授業を受ける予定はなかったが、A容疑者から親を通じ、指導名目で教室に呼び出されたという。女児の親は「勉強をしない娘をしかってくれるのだと思っていた」と話しているという。
  警視庁は、A容疑者が塾に通う複数の女児を盗撮していたとみている。その動画を複数の人間が参加するSNSのグループチャットに投稿したとする情報もあるという。
  四谷大塚は1954年の設立で、関東で34の校舎を運営する。森容疑者は2022年4月から同塾の正社員として勤務し、事件発覚後の今月10日に懲戒解雇された。   四谷大塚は取材に、「このような人物を採用したことについて猛省し、使用者としての責任を痛切に感じている。ご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」とコメントした。今後の対策として、全ての校舎を対象に講師やスタッフが撮影機器を教室内に持ち込むことを禁止し、保護者が授業の様子をネットを通じてリアルタイムに確認できるシステムを導入するという。(大山稜)


2023.08.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230818-AC3J7Y5USJPU3M45IUKNEGK7OM/?dicbo=v2-yHb1zF2
船内で不同意わいせつ疑い 海上保安庁が初の逮捕

  高知県土佐市沖の船の中で40代女性の胸を触るなどしたとして、高知海上保安部は18日までに、不同意わいせつの疑いで高知市高須の会社員、A容疑者(54)を逮捕した。高知海保によると性犯罪規定を見直す改正刑法の施行後、海上保安庁が同容疑で逮捕したのは全国で初めて

  逮捕容疑は16日、A容疑者が所有するレジャー用の船の中で、船酔いでぐったりしていた女性の胸を触るなどわいせつな行為をした疑い。当時船内は2人だけだった。女性が高知海保に電話で通報した。


2023.08.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230803-ZILXSTBDYNIE5KFXW4UA2G4B4U/
小学生男女27人にわいせつ疑い、知的障害の23歳男逮捕 大阪府警

  小学生にわいせつ行為を繰り返したとして、大阪府警捜査1課は3日、強制性交や強制わいせつなどの疑いで、府内在住の作業員の男(23)=強制性交などの罪で起訴=を逮捕、追送検したと発表した。男には中度の知的障害があるといい、「小学校の男子と女子どちらにも興味がある。体を触ったり、触ってもらったりすると興奮した」と供述。府警は計27人分の被害を裏付け、捜査を終えた

  逮捕、追送検容疑は平成31年4月~令和5年4月、府内の自宅に当時6~10歳の男児20人、女児7人を連れ込み、着衣をずらして体を触ったり、自身の体を触らせたりするなどのわいせつ行為を繰り返したとしている。
  府警によると、男は「ゲームを一緒にしよう」「動画を見よう」などと誘い、自宅に連れ込んでいた。今年5月上旬、被害を受けた男児の母親から「男に性的なことをされた」と110番があり発覚。別の保護者も複数の児童が被害に遭っている旨を小学校に伝えており、学校側が聞き取りを進めていた。


2023.07.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230720-5YU55KFLQRITRNBCWBJ67QHSII/
89歳男、カラオケ店で女性の尻もむ 容疑で逮捕「触っただけ」

  面識のない10代女性の尻をもんだとして、高知県警高知署は20日、不同意わいせつの疑いで高知県日高村の無職、A容疑者(89)を逮捕した。署によると、性犯罪規定を見直す改正刑法の施行後、同容疑での逮捕は県内で初めて。A容疑者は「もんではいない。触っただけ」と供述している。
  逮捕容疑は20日午前11時10分ごろ、高知市のカラオケ店のエレベーター内で、市内に住む10代女性の尻を服の上から複数回もんだとしている。A容疑者は1人でカラオケ店を利用していた。女性が家族を通じて110番した。


2023.07.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230717-C22RYXRWW5MQ3D64X672O3FMJE/
女子中学生になりすまし接近、性的暴行 容疑で22歳逮捕

  女子中学生になりすまし、交流サイト(SNS)で知り合った長崎県内の男子中学生に性的暴行し、撮影させるなどしたとして、県警は17日、強制性交と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、同県佐々町鴨川免の無職、A容疑者(22)を再逮捕した。逮捕は3回目

  再逮捕容疑は自撮り画像を拡散すると脅し、昨年12月27日、佐賀県唐津市の別宅で、当時14歳だった男子中学生に性的暴行を加え、その様子を撮影した動画をスマートフォンで送信させ、児童ポルノを製造したとしている。
  A容疑者は同様の手口を使い、別の長崎県内の男子中学生(当時)の児童ポルノ製造などの疑いで今年5月以降に2回逮捕され、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)罪などで起訴されている


2023.06.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230624-DP4U6AO3NFJTRGH5VNYHO5YYOI/
クラスに1人が「性的自撮り」送信経験 子供を懐柔するグルーミング、刑罰新設も拭えぬ懸念
(桜井氏)(花輪理徳)

  わいせつ目的を隠し、交流サイト(SNS)で未成年を手なずけ「オンライングルーミング」大人の欲望が子供たちに襲い掛かり、専門家の調査によれば、40人学級に1人の割合で性的な自撮り画像を送った経験があるという。もっとも、その手口は巧妙。6月成立の改正刑法では、こうした行為を罰する「面会要求罪(通称・グルーミング罪)」が新設されたが、抑止効果は期待できるのか。

1分足らずでDM相次ぐ
  14歳の中学3年生の女子生徒で、甘いものが好きな受験生-。性暴力被害者を支援するNPO法人「ぱっぷす」(東京)は令和3年、こんな設定のツイッターアカウントを開設した。目的はオンライングルーミングに関する実態調査だ。
 《友達がほしい》
   つぶやくと、1分もしないうちに10人近くからダイレクトメッセージ(DM)が届いた。《お金に困っていませんか》、《下心ありのエロ垢だけど、大丈夫かな?》。〝14歳〟だと知りつつ、性的な画像を要求するDMも目立ったという。
   「本当に危ないのは一見いい人のアカウント」と、ぱっぷすの担当者。つまりはこういうことだ。
   勉強や学校での人間関係など、たわいもないDMのやりとりをまめに重ね、好印象を得る。信頼関係を築くと「顔を見たい。写真を送ってみて」などと比較的手軽な要求に移行。その後、ネット上での拡散をちらつかせて揺さぶりをかけ、要求をエスカレートさせる-。
   懐柔しつつ、判断が追い付いていない中で一気に付け込むグルーミングの手口だ。早ければ、画像や動画を送らせるまで1週間程度で完了するといい、保護者が気付いたときには、被害に遭っている子供も少なくない。
巧妙化する手口
  警察庁の統計によると、昨年1年間にSNSを利用して犯罪に巻き込まれた18歳未満の子供は1732人。ただ、追手門学院大の桜井鼓(つつみ)准教授(犯罪心理学)は「氷山の一角に過ぎない」と指摘する。
  桜井氏が令和3~4年、約1万8千人を対象に行った大規模調査では、18歳未満で性的な自撮り画像を送信した経験があるのは全体の2・4%と、40人学級に1人の割合。そのうち画像送信をしたことがあり、ネット上で出会った人からの身体的な被害を訴えた子供も2割いたという。
  一方、画像を送るにあたって「脅された」と回答したのは1割に満たず、「子供を取り込む巧妙さが際立っている」
(桜井氏)
  手口が巧妙化する背景には、加害者が手当たり次第に接触を試みようとしている現状がある。ぱっぷすによると、加害者は多数の子供と大量のやり取りを同時並行で行う。その中で子供心をつかむテクニックを身に付けていくというのだ。
「自身で守る術も必要」
  もはや今日の性犯罪の入り口とも言うべきオンライングルーミング。改正刑法で新設された面会要求罪は、わいせつ目的での16歳未満との面会を罰する。面会や、性的な画像をSNSなどで送るよう求める行為は1年以下の拘禁刑か50万円以下の罰金とした。
  被害者支援に関わる川本瑞紀弁護士(第一東京弁護士会)は「実際に面会しなくても罪が成立する意義は大きい」と評価。法的には、警察によるおとり捜査も可能になるとし、犯罪抑止に一定の効果があるとする。
  懸念が完全に払拭されたわけではない。桜井氏の調査では、家族や友人関係で孤独感を抱えている子供が被害に遭う傾向が見られ、「心の穴に付け込むのがグルーミング」と強調。「SNSが全盛の現代、自分自身を守る術を身に付けてもらう教育も必要だ」と語る。(花輪理徳)







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