台 風-1



2020.9.6-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200906/k10012603121000.html
台風10号 記録的な暴風・大雨などのおそれ 最大級の警戒を

  大型で非常に強い台風10号は鹿児島県の奄美地方などを暴風域に巻き込みながら北上していて、7日にかけて、九州に接近するおそれがあります。気象庁は、今までに経験したことが無い記録的な暴風や高波、高潮、大雨になるおそれがあるとして、台風が接近する前に対策を終えるよう強く呼びかけています。
  気象庁の発表によりますと、大型で非常に強い台風10号は午前8時には、鹿児島県の奄美大島の南東160キロの海上を1時間に20キロの速さで北へ進んでいるとみられます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルとなっています。
  沖縄県の大東島地方と鹿児島県の奄美地方が暴風域に入っていて、
▽南大東島では午前3時半すぎに50.7メートルの最大瞬間風速を観測したほか、
▽沖縄本島のうるま市で午前5時40分ごろに34.1メートル、
▽鹿児島県の喜界島では午前7時20分すぎに31.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
  九州南部を中心に雨も強まり、午前7時までの1時間には、
▽鹿児島県が屋久島町に設置した雨量計で46ミリの激しい雨を観測しました。
  台風は勢力を維持したまま6日、日中、奄美地方へ最も接近したあと、その後も北上を続けて6日の夜には、鹿児島県にかなり接近し、さらに7日にかけて九州の西を北上する見込みです。
  気象庁は、先ほど午前7時40分すぎ、台風10号がやや勢力を弱め、鹿児島県で台風の特別警報を発表する可能性は低くなったと発表しました。
  ただ、台風は非常に強い勢力で九州南部や奄美地方に接近する予想に変わりなく、今までに経験したことが無い記録的な大雨や暴風、高波、高潮で甚大な被害が出るおそれがあるとして、最大級の警戒を呼びかけています。
  奄美地方や九州南部では7日にかけて一部の住宅が倒壊するおそれがあるような猛烈な風が吹くところもある見込みです。
  7日にかけての最大風速は、
▽奄美地方で50メートル、
▽沖縄と九州北部で40メートル、
▽四国・中国地方で25メートル、
▽近畿で23メートルで、
最大瞬間風速は35メートルから70メートルに達する見込みです。

7日にかけて沖縄・奄美、九州、四国では10メートルを超える猛烈なしけとなり、近畿や東海でも大しけとなる見込みです。
大雨にも警戒を
  沖縄地方や九州南部・奄美地方では6日、九州南部や九州北部地方では7日にかけて雷を伴って猛烈な雨が降り、大雨となるおそれがあります。
  台風が接近する地域では大きな河川で氾濫のおそれがあります。気象庁は、台風が接近する前に対策を終えるよう強く呼びかけています。風や雨が強まってからの避難は命に関わるおそれがあり、非常に危険です。
  進路にあたる地域の方は、
▽自宅周辺のリスクをハザードマップで確認する、
▽避難場所や避難を始めるタイミングを検討する、
▽避難の際に持ち出す物を用意しておくなど、状況が悪化する前に備えを終え、早めに行動するようにしてください。


2020.9.5-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200905/k10012601691000.html
台風10号 今まで経験ない暴風・大雨のおそれ 接近前に対策を

  非常に強い台風10号は、沖縄県の大東島地方を暴風域に巻き込みながら北寄りに進んでいて、台風は6日は、沖縄地方と奄美地方に近づき、その後、7日にかけて九州に接近、または上陸するおそれがあります。気象庁は、今までに経験したことが無い記録的な暴風や高波、高潮、大雨になるおそれがあるとして、台風が接近する前に対策を終えるよう強く呼びかけています。
  気象庁の発表によりますと、非常に強い台風10号は、5日の午前9時には南大東島の南南東240キロの海上を1時間に15キロの速さで西北西へ進んでいるとみられます。
  中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルとなっています。
  大東島地方が暴風域に入っていて、
▽北大東空港では午前6時20分すぎに32.9メートル、
▽南大東島では午前7時40分すぎに28.2メートルの
  最大瞬間風速を観測しました。

  台風は6日の日曜日から7日の月曜日にかけて、非常に強い勢力や猛烈な勢力で奄美地方から九州に接近、または上陸するおそれがあります。
  気象庁は、6日には昭和36年の「第2室戸台風」に匹敵する猛烈な勢力で、沖縄・奄美に接近するおそれがあるとしています。
  台風が接近する地域では、今までに経験したことが無い記録的な暴風や高波、高潮で甚大な被害が出るおそれがあるとして、気象庁は、事前に、暴風などを対象とした「特別警報」を発表する可能性があるとしています。
  進路にあたる地域の方は
▽自宅周辺のリスクをハザードマップで確認する、
▽避難場所や避難を始めるタイミングを検討する、
そして
▽避難の際に持ち出す物を用意しておくなど、
  今のうちにできる備えを進めてください


2020.9.2-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597111000.html
異例の呼びかけ 台風10号に “特別警報級” 早めの行動を

  台風10号について、今回、気象庁は日本への接近が見込まれる4日ほども前に、非常に強いことばを使って異例の呼びかけを行いました。背景には、この台風10号が、台風の特別警報の基準に該当するほど発達する見通しになったからです。
台風の特別警報とは
  台風の特別警報は、暴風、高潮、波浪の3つの現象が対象です。
  数十年に1度しかないような勢力で接近すると予測される際に、中心気圧や最大風速の予想をもとに、台風が接近する前に発表されます。
  発表基準は、中心気圧が930ヘクトパスカル以下、または、最大風速が50メートル以上に達すると予想される場合です。
  沖縄や奄美、それに小笠原諸島では、中心気圧が910ヘクトパスカル以下、または、最大風速が60メートル以上となっています。
  台風の特別警報は6年前と4年前に、いずれも沖縄県で発表されました。
日曜日には “特別警報級”に
  2日午前の段階の予想で、台風10号は6日の日曜日には中心気圧が930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速が50メートル、最大瞬間風速は70メートルとなり、台風の特別警報の基準に合致しています。
  気象庁は「これだけの勢力の台風が西日本や東日本に接近することは、そうあることではない」として『特別警報級』という強い表現で呼びかけに踏み切りました。
台風の特別警報は “事前に出る”
  ことしも、すでに発表されている「大雨の特別警報」は、大雨が降り、状況が極めて悪化してから発表されます。
  これに対し、台風の特別警報は、台風の中心が対象地域に最も近づく、およそ12時間前に発表されます。
  災害の危険性が高い場所にいる場合は、身の安全を守る最後のチャンスととらえて、いち早い避難行動をとる必要があります。
  暴風によって建物が倒壊するおそれもあるほか、大雨や高潮で建物が浸水する被害が出るおそれもあります。
  崖や川、海岸の近くから離れ、頑丈な建物に避難することも重要です。
  さらに、自転車や植木鉢、傘など、身近なものが凶器となるおそれもあり、家の中など、飛ばされない場所にしまってください。
  気象庁予報課の杉本悟史主任予報官は「暴風が吹き出してからでは、逃げることができなくなってしまう。台風の特別警報が出たら、風が強くなる前に避難行動をとれるかどうかが重要だ。これだけの勢力になると降水量も多くなることが見込まれ、雨に関しても十分な警戒を持ってほしい」と話しています。
  そのうえで「これまでと同じ台風と思っていると、想像以上の被害にあうおそれがある。早めの行動をお願いしたい」と呼びかけています。
上陸時中心気圧が低かった台風は
  気象庁によりますと、統計を取り始めた1951年(昭和26年)以降、日本に上陸した際やその直前の中心気圧が最も低かった台風は、1961年(昭和36年)9月の台風18号「第2室戸台風」で、925ヘクトパスカルでした。
このとき、高知県の室戸岬では最大瞬間風速84.5メートル以上を観測したほか、大阪市で50.6メートルの最大瞬間風速を観測し、暴風や高潮によって甚大な被害が出ました。
  2番目は、1959年(昭和34年)9月の台風15号「伊勢湾台風」で929ヘクトパスカルです。
和歌山県の潮岬に上陸し、伊勢湾では大規模な高潮が発生し、死者・行方不明者は3300人以上に上りました。さらに、九州から北海道にかけての広い範囲で30メートル以上の最大瞬間風速を観測し、全国の死者4697人、行方不明者401人と、台風による被害としては最悪となっています。
  3番目は、1993年(平成5年)9月の台風13号で930ヘクトパスカルです。
鹿児島県の薩摩半島南部に上陸し、現在の鹿児島県南さつま市の金峰町では高齢者や中学生などが避難していた住宅に土石流が流れ込み、避難していた20人全員が犠牲になるなど、鹿児島県内に大きな被害をもたらしました。
  4番目は、1951年(昭和26年)10月の台風15号で935ヘクトパスカル
この台風も鹿児島県に上陸しました。
5番目は、いずれも940ヘクトパスカルで、
  ▽1991年(平成3年)9月の台風19号、▽1971年(昭和46年)8月の台風23号、▽1965年(昭和40年)9月の台風23号、▽1964年(昭和39年)9月の台風20号、▽1955年(昭和30年)9月の台風22号、▽1954年(昭和29年)8月の台風5号となっています。
統計開始前の参考記録として、
  1934年9月の「室戸台風」が、室戸岬で911ヘクトパスカルを観測したほか、1945年(昭和20年)9月の「枕崎台風」が鹿児島県の枕崎市で916ヘクトパスカルを観測しています。


2020.9.2-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/realtime/rt0003531.html?utm_int=all_contents_realtime_001
台風9号 九州北部の一部 暴風域に巻き込み北上の見込み 厳重警戒を


2020.8.20-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200820/k10012575721000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
中国内陸部 広範囲で断続的な大雨 洪水などの被害相次ぐ

  中国では、内陸部の広い地域で大雨による洪水や土砂災害が起き、住宅などに被害が相次いでいます。中国メディアによりますと、四川省などでは、これまでに10万人以上の住民が避難を余儀なくされたということです。
  中国では、内陸部の広い範囲で断続的に大雨が降っていて、各地で洪水や土砂崩れが起きています。
  中国メディアによりますと、四川省では各地で住宅などに浸水被害が相次ぎ、18日までに10万人余りの住民が避難を余儀なくされたということです。
  また、世界遺産にも登録されている楽山大仏では一時、足元まで水につかる事態となりました。

  また、重慶でも洪水が起きて多くの住民が避難していて、中国当局が救助活動などの対応に追われています。
  一方、各地で大雨が降っているのを受け、長江の流域にある世界最大級の三峡ダムでは20日、ダム建設以来、過去最大の水量となる1秒当たり7万5000立方メートルの水が流れ込んだということです。
  中国政府は、洪水の被害を最小限に抑えるため、三峡ダムの放流量を調節するとともに、各地の河川の監視を行っていくとしていて警戒を強めています。


2020.8.20-広島 NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200820/4000008672.html
広島市の土砂災害から6年,砂防ダム全て完成

  77人が犠牲となった広島市の土砂災害から20日で6年です。被災地では復興が進む一方で人口減少と高齢化が進む中、避難の支援や災害の経験をどう伝えていくかが課題となっています。
  平成26年8月20日の広島市の土砂災害では、最大で1時間に120ミリを超える集中豪雨により市内の166か所で土石流や崖崩れが相次いで発生し災害関連死を含め77人が死亡しました
  災害のあと国や広島県は、広島市内の99か所で砂防ダムなどの建設工事を進め今月上旬にすべて完成しました。
このうち、住民41人が犠牲になった広島市安佐南区八木3丁目に整備された砂防ダムは流出した土砂を受け止めるスペースがサッカーコート1面分の広さがあります。
  国土交通省中国地方整備局は6年前と同じ規模の土砂災害が発生しても住宅街に土砂が流れ込む被害を防げると説明しています。
  一方、安佐南区に建設が進められている大量の雨水を一時的に貯める地下の排水施設や避難用の道路は昨年度までに整備する計画でしたが、地盤が固く掘削作業が難航し、工事完了のめどがたっていないということです。
  被災地では、若い世代がほかの地域に転居したことなどから人口減少が続いています。
  65歳以上の高齢者の割合が4割近くに達する地域もあり、避難の支援や災害の経験をどう伝えていくかが課題となっています。


2020.8.4-auニュース(産経新聞)-https://article.auone.jp/detail/1/2/2/14_2_r_20200804_1596537232231917?ref=top
九州豪雨1カ月 50キロ先の海から届いた父の遺品

  流された父の遺品は、1カ月後に約50キロ離れた八代海(やつしろかい)で見つかり、娘のもとに帰ってきた熊本県球磨村で濁流にのみ込まれて死亡した元村議、愛甲(あいこう)泰治さん(81)=同村一勝地=の名前が刻まれた議会の席札。妻の和子さん(78)と長男の誓史(ちかふみ)さん(52)も死亡し、悲しみに包まれていた遺族は「『忘れないで』というメッセージかな」と語った。(中井芳野)
  今月1日の昼すぎ。同村役場宛てにずっしりと重い小包が届いた。中に入っていたのは、愛甲さんが数年前に引退するまで議会で使っていた黒い席札「標柱」。差出人は愛甲さん宅から50キロ以上離れた同県八代市の漁師たちで、八代海の港に立ち寄った際、海上に浮かぶ席札を発見。豪雨で亡くなった愛甲さんのものと分かったため、役場に郵送してくれたのだった。
  「流されたはず。どうしてこれが…」。早めの四十九日法要のため千葉県から帰省していた長女は驚きながら席札に触れた。「地元のために頑張ってきた父の形見」。涙がこぼれた。
  豪雨が襲った7月4日午前、2階建ての愛甲さん宅は天井まで浸水し、一家は屋根の上に避難。近隣住民らによると、雨音に声がかき消されながらも「助けて!」と叫んでいたが、濁流は家ごと飲み込み、一気に流し去ったという。
  「やっちゃんは、地元で知らない人はいない教育者だった。頼りがいがあってね」。愛甲さんのいとこの板崎壽(じゅ)一(いち)さん(70)はこう語る。約20年間に及ぶ村議時代、「先生がしっかりしていないと子供たちが育たない」と学校教員の育成などに奔走。「一見こわもてだけど、誰よりも子供たちのことを考えた、情のある人だった」
  酒などを扱う商店も経営。店番を担当する和子さんは話し上手で、地元住民の憩いの場になっていた。若い頃は看護師として働き、入院中の子供たちにも人気で「病院のアイドル」だった和子さん。けんかもするが、評判のおしどり夫婦だった。
  7月4日、長女が暮らす千葉県の自宅に、豪雨の2日前に愛甲さんが投(とう)函(かん)していた手紙が届いた。便箋2枚に孫2人への思いがつづられ「やんちゃしてお母さんを困らせないように」「今年はコロナで帰ってこれないからSLの写真も入れてます」。手紙の最後は、こう締めくくられていた。
  「また会えるの楽しみにしているよ


2020.7.12-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200712/k10012511771000.html
中国 長江流域など広範囲で大雨 死者・行方不明者141人

  中国では長江流域など広い範囲で大雨が続き、各地で川の氾濫などの被害が出て死者、行方不明者は141人に上っています。習近平国家主席は、各地の政府などに対して、12日、重要指示を出し全力で救援活動などにあたるよう求めました。
  国営の中国中央テレビなどによりますと長江流域など広い範囲で大雨が続き、江西省や湖北省など各地で川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次いでいます。
  12日正午までの死者、行方不明者は141人、避難した人は、延べ224万人に上っているほか、建物が倒壊するなどの被害は、2万8000棟となっています。
  
また212の河川などで警戒水位を超えていて、江西省にある中国最大の淡水湖で、観測史上、最も高い水位になったということです。
  湖北省武漢では川沿いの遊歩道が水につかっていて、作業員たちが土のうを積む作業にあたっていました。
  そして、長江の中流にある世界最大級のダム、三峡ダムは下流地域での増水を抑えるため放水量を減らす措置を取っているということです。
  習近平国家主席は、各地の政府などに対して、12日、重要指示を出し、全力で救援活動などにあたるよう求めました。
  気象当局は今月16日まで雨が降り続ける地域があるとして警戒を呼びかけています。


2020.6.9-西日本新聞-https://www.nishinippon.co.jp/item/n/624762/
九州で豪雨の死者が62人に 72時間雨量は27地点で観測史上最大

  九州全域に甚大な被害をもたらした豪雨で、熊本県は9日、新たに4人の死亡を確認したと発表した。大分県でも1人の死亡を確認、死者は九州で計62人となった。週末にかけても広範囲で再び大雨となる恐れがある。これまでの雨で地盤が緩んでおり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。 
   これまでに死亡が確認された人は熊本県球磨村19人▽人吉市18人▽芦北町10人▽八代市6人▽山鹿市2人▽津奈木町1人▽福岡県大牟田市2人▽大分県由布市1人▽住所不明3人。1人が心肺停止、16人が行方不明となっている。
   大分県によると、死亡が確認されたのは由布市湯布院町湯平の渡辺登志美さん(81)。8日未明、娘の由美さん(51)とその夫の知己さん(54)、孫の健太さん(28)と車で避難中に川に流されたとみられ、同日午後1時ごろ、遺体で発見された。3人は依然として行方が分かっておらず、県警や消防が捜索を続けている。
   県内では9日午後1時現在、日田市の上津江、天瀬両町で10世帯19人が孤立。同市中津江村でも土砂崩れによる孤立が続いているが、停電や通信障害で連絡がとれず、詳しい状況は分かっていない。
   熊本県では同日午前10時現在、八代市や球磨村など1市3町2村の23地区833世帯が孤立に近い状態が続く。避難者は同日午後1時現在、少なくとも493世帯2055人。
   気象庁によると、9日午後の1時間雨量は最大で、長崎県諫早市66ミリ▽宮崎県えびの市46ミリ▽佐賀県嬉野市42・5ミリ▽熊本県宇城市38・5ミリ-など。九州151地点で観測した3日以降の72時間雨量は、27地点で観測史上最大を更新し、最も多かったのは大分県日田市椿ケ鼻の862ミリだった。鹿児島県鹿屋市では2日夜からの雨量が千ミリを超えている。
   西日本新聞のまとめによると、九州7県で床上・床下浸水が計5521件発生。福岡県は4846件で久留米、大牟田両市に被害が集中している。河川の氾濫は91カ所に上った。
   10日にかけての1時間予想雨量は多いところで、福岡、佐賀、長崎、大分県60ミリ▽熊本、宮崎、鹿児島県50ミリ-の見通し。


2020.7.7-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200706/k10012498141000.html
九州豪雨 熊本中心に56人死亡 1人心肺停止 11人不明 捜索続く

  今回の記録的な大雨では、これまでに熊本県を中心に56人が死亡し、1人が心肺停止、11人が行方不明となっています。まだ被害が把握できていないところもあり、警察や消防、自衛隊などが引き続き捜索して確認を進めています。
  熊本県では、7日朝新たに、山鹿市で車が水没し中から80代の夫婦とみられる2人が助け出されましたが、まもなく死亡しました。また、これまでに、球磨村の渡地区で特別養護老人ホーム「千寿園」が、あふれた川の水につかり、14人が死亡しました。球磨村ではほかに3人が亡くなり、村内の死者は17人となっています。
  このほか人吉市で19人、芦北町で10人、八代市で3人、津奈木町で1人が死亡し、さらに豪雨で流されたとみられる1人が海で見つかりました。熊本県内で死亡した人は合わせて53人となっています。また、球磨村で1人が心肺停止となっています。行方不明になっているのは球磨村で6人、津奈木町で2人、芦北町で1人の合わせて9人です。
  このほか、九州では福岡県大牟田市で水につかった住宅の中で、高齢の女性が見つかり、その後、死亡が確認されたほか、新たに84歳の男性の死亡が確認されたということです。
  また、鹿児島県南さつま市で新聞配達をしていた、60代の男性が行方不明になっているほか、大分県日田市天瀬町の玖珠川沿いにある住宅に大量の水が入り込み、この家に住む70代の女性が流されたまま行方がわからなくなっています。
  九州以外では静岡県川根本町で6日、停電の復旧作業にあたっていた作業員が、大雨の影響で倒れた木の撤去中木に当たって死亡しました。
  今回の記録的な大雨では、まだ被害が把握できていないところもあり、警察や消防、自衛隊などが引き続き捜索して確認を進めています。
行方不明の7人の名前を明らかに
  熊本県は、行方が分からなくなっている人のうち、7人について名前などを明らかにしています。行方不明になっているのは、いずれも球磨村一勝地の▽愛甲泰治さん(81)▽愛甲和子さん(78)▽愛甲誓史さん(52)▽川口豊美さん(73)▽牛嶋滿子さん(78)・・・津奈木町福浜の▽丸橋ミチ子さん(83)▽丸橋貴孝さん(58)です。
国連事務総長「犠牲者の遺族と日本の人々に哀悼の意」
  国連のグテーレス事務総長は、熊本県で豪雨による川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、多くの死者が出ていることについて、6日、「深く悲しんでいる」とする声明を出しました。そのうえで「犠牲者の遺族と日本の人々に心から哀悼の意を示す」としています。


2020.7.6-朝日新聞 DIGITAL-https://www.asahi.com/articles/ASN763HSSN76TIPE002.html
熊本に再び激しい雨、捜索活動に制限 1912人が避難

  記録的な豪雨に見舞われた熊本県南部は6日朝、再び激しい雨となった。県によると、同日午前6時現在、19市町村の159カ所の避難所に385世帯1912人が避難。ライフラインにも影響が出ている。
  県によると、6日午前10時現在、死者は人吉市11人、芦北(あしきた)町9人、津奈木(つなぎ)町1人、球磨(くま)村1人、八代市1人。八代市は5日、ほかにも2人が死亡したと発表しており、確認された死者は計25人となった。

  特別養護老人ホーム千寿(せんじゅ)園」が水没した球磨村で15人、芦北町で1人が心肺停止。人吉市と芦北町、津奈木町、球磨村で計11人が行方不明になっている。
  広範囲が浸水した人吉市の球磨川流域では、6日早朝から警察や消防、自衛隊などが数十人態勢で捜索。県によると、他の被災地でも捜索活動は行われているが、悪天候のため防災ヘリによる活動が制限されているという。
  県によると、5日午前7時現在で8市町村の約120集落約2100世帯が、土砂崩れなどにより孤立した状態になっている。球磨村は全域が孤立状態で、うち8地区370世帯は電気、水道、電話が通じていないという。
  九州電力によると、6日午前10時現在、熊本県内の9市町村で約4640戸が停電。球磨村では、村内の94・3%にあたる2370戸が停電している。
(伊藤秀樹、松本江里加)


2020.7.4-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/west/news/200704/wst2007040033-n1.html
迫る濁流、必死の避難 川には巨大石「ただごとではない」
(1)
  闇の中、荒れ狂う川からあふれ出した濁流が静かな日常をのみ込んだ3日から4日にかけて、熊本県南部で大きな被害をもたらした豪雨。住宅街には泥水や土砂が流れ込み、電気などのライフラインも一部断たれた。住民らは恐怖や不安に押しつぶされそうになりながら、力を合わせて懸命に避難した。
  球磨川の雨量は、3日深夜から4日未明にかけて急増。県内の広範囲で氾濫した。
  川沿いにある球磨村の集落は、波立つ濁流にのみ込まれた。14人が心肺停止で見つかった特別養護老人ホーム「千寿園(せんじゅえん)」では、ヘリコプターを使って救助活動が行われた。
  隣接する八代(やつしろ)市では、坂本町で複数の住民が孤立。祖父母らと4人で暮らす専門学校生、松村拓海さん(20)は4日早朝、家族全員で自宅2階に「垂直避難」し、難を逃れたが、濁流は階段の途中にまで迫ってきたといい、「死ぬかと思った」と振り返った。
  近くの橋が流された商店店主の男性(83)は「夜中に停電し、妻と自宅2階に逃げた。朝になると(1階の)商品は泥まみれで水浸しだった」という。「何もかも泥だらけ。何から手をつけたらいいのか」と言葉を失った。
  同市海士江(あまがえ)町の自営業男性(50)は高齢の両親と妹とともに車に乗り、近くの商業施設の立体駐車場に逃げた。「父親は介護が必要で体も弱く、新型コロナウイルスも怖いので避難所には行けなかった」と声を震わせた。
  球磨川でのラフティングツアーを開催するラフティングストーンズ(人吉市)の大石権太郎代表(50)は市の要請で、浸水した市街地にボートを出した。屋根に取り残された被災者らを救出。「こんな時だからこそ協力しようと思った。ほかのラフティング会社の多くはボートが流されたようだ」と話した。
   芦北(あしきた)町では、旅行業を営む佐藤圭吾さん(62)の自宅兼事務所の1階部分が水浸しになった。
(2)
  「午前3時ごろに(大雨の)緊急メールを受けたときは、まだ大丈夫だろうと思っていた」というが、4日明け方には周辺は冠水。近くの知り合いと同じボートに乗り、1人暮らしのお年寄りらの救出に向かった。
  「雨が上がって周辺の水は引いたが、電気や水道は使えず通信障害も起きている」と佐藤さん。「自宅の片づけもしないといけない」とこぼした。
  同町田川地区では大規模な土砂崩れが発生。民家が流失し、複数人と連絡が取れていない。現場では地域住民らが、不安そうな様子で捜索を見守った。
  土砂崩れで心肺停止状態の住民が見つかった津奈木(つなぎ)町では、自営業女性(60)が4日未明、自宅に隣接する川で巨大な岩が流されるのを目撃。「ただごとではない」と直感した。
  自宅は周囲より少し高い場所にあるため、被災は免れた。女性は「避難所に向かう高齢者が『新型コロナが怖い』と話していた。雨は上がったが気は抜けない」と語った。


2020.7.4-NHK NEWS WEB 鹿児島NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200704/5050010872.html
九州南部引き続き厳重な警戒を

  活発な前線の影響で、熊本県や鹿児島県では記録的な大雨となり、各地で土砂災害が発生しているほか熊本県の球磨川では氾濫が発生しています。
  九州南部では、5日にかけても非常に激しい雨が降るおそれがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。
  気象台によりますと、九州付近に停滞していた活発な前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、4日未明から熊本県を中心に発達した積乱雲が連なる線状降水帯がかかり続けました。
  熊本県の芦北町付近や球磨村付近などでは、4日明け方から朝にかけて110ミリから120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は6回にわたって「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
  熊本県と鹿児島県には一時、大雨の特別警報が出されました。
  熊本県を流れる球磨川では、少なくとも7か所で氾濫が発生したほか、中流から下流を中心に、氾濫の可能性があるところもおよそ20か所に及んでいます
  現在、九州の全域で雨はほぼやんでいますが、九州南部では、5日にかけて再び大気が不安定になって、大雨となるおそれがあります。
  5日の夕方にかけての1時間には、鹿児島県で50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあるほか、熊本県で40ミリ、宮崎県で30ミリの激しい雨が降ると予想されています。
  熊本県では、これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
  気象台は、土砂災害や河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。






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