SNS-1



2022.03.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220312-CYROKPUN6BLEXOU7B4EBSJZXIM/
ウクライナ侵攻、SNSが情報戦の最前線

  ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが、ツイッターやフェイスブックといったSNSで大きな関心を集めているウクライナでは、ゼレンスキー大統領がSNSに動画やメッセージをたびたび投稿してロシア軍に対抗しているほか、一般市民も現状を発信。過去の多くの戦争・紛争と異なり、日本をはじめ世界が「生の情報」を共有する状況を作っている。

  「マリウポリで産科病院がロシア軍の攻撃を受けた。子供を含む人々ががれきの下敷きになっている。世界はいつまでテロを無視する共犯でいるつもりか」
  ゼレンスキー大統領は10日(現地時間9日)、500万人以上のフォロワーを持つ自身のツイッターでロシアによる産院の空爆を発表し、動画とメッセージを投稿した。同国のクレバ外相も、ロシア軍に制圧されたチェルノブイリ原子力発電所について、自身のツイッターで「すべての電力供給が途絶えた」と緊迫する情勢を伝えた。
  ゼレンスキー氏はツイッター、フェイスブック、インスタグラムと多くのSNSを駆使し、メッセージの多くは英語でも投稿。逃げずに大統領府に留まっていることが分かる動画で国民や世界に語り掛けている。
  日本大学危機管理学部の福田充教授は「今やSNSは情報戦の最前線。今回は特にゼレンスキー氏が積極的に世界にメッセージを語りかけている」と、その効果が発揮されている現状を説明する。ウクライナ市民も、戦車や兵士の写真、商品がなくなった店の様子などを投稿。多くの人に拡散されている。
  ロシアと北方領土問題を抱える日本でも、侵攻関連のニュースがSNSを中心に関心を集めている。情報を受け取り、拡散するだけでなく、同国を象徴する花であるヒマワリの絵や写真を投稿し、ウクライナ支援の思いを示す運動も起きている。

  福田氏によると、元来、SNSを駆使し、軍隊による戦いにサイバー戦や情報戦を組み合わせる「ハイブリッド戦争」を進んで行ってきたのはロシアだった。今回も在日ロシア大使館はツイッターなどで自分たちの立場を繰り返し説明しているが、投稿には「プロパガンダ(政治宣伝)だ」といった否定的なコメントがあふれる。
  ただ、SNSにはフェイク(嘘)やデマ、加工された動画など信用できない情報も多く、発信者が誰か、どういう立場の人かを見極める力が必要となる。福田氏は「信用に値する情報は、議論をしながら選別することもできる。今回は選別がうまくいっており、ウクライナ側の発信の方が、ロシアの権力者側の発信に信頼度で勝っている印象だ」と分析している。(道丸摩耶)


2022.03.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220311-QAN4P4XL2ZL2LLYV7PRADFIEBU/
「強者に喧嘩は愚行」 中国総領事投稿、日本威圧か

  中国の薛剣(せつけん)・大阪総領事がツイッター上で、ロシアに侵攻されたウクライナの教訓に関し、弱者が強者にけんかを売るのは愚行だと日本語で書き込んでいた。軍事大国の自国とロシアを重ね合わせながら、中国動向を警戒する日本を威圧したとも受け取れる内容。林芳正外相は11日の記者会見で「個人の発信の一つ一つにコメントするのは差し控えたい」と述べた。

  薛氏のツイートは2月24日付。自らの意向に沿う台湾関係者の発言を紹介した動画を添付した上で、ウクライナ問題から得た「一大教訓」は「弱い人は絶対に強い人に喧嘩(けんか)を売る様な愚か(な行為)をしてはいけないこと」などと書き込んでいる。


2022.03.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220312-HXKHM77DE5P3FBSMFSOKTPQ7LY/
なぜ「Z」がロシア支持の象徴に 専門家の見解は ウクライナ侵攻

  ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、アルファベットの「」の文字が波紋を広げている。ロシアの軍用車両などに記され、戦争支持の象徴として国内外で拡大。世界中が侵攻を非難する中、中東で開催された体操の世界大会では、主催した連盟に国旗などの使用を禁じられていたロシア選手がZマークをユニホームにつけて出場し、物議を醸した。「Z」にこめられた意味とは何なのか。専門家に聞いた。

  Zマークは2月24日の侵攻開始前、ウクライナに向かうロシア軍の車両の側面で確認された。同国の軍用車両や装備など、あらゆる場所に表記されており、インターネット上では解釈をめぐる議論も起きた。

  ロシアやウクライナで使われる「キリル文字」ではないアルファベットのZに、どんな意味があるのか。軍事専門家の間では、ロシア語で「勝利のために」を意味する「Za pobedu」や、西を指す「Zapad」との説のほか、ウクライナ大統領のゼレンスキー氏の頭文字ではないか、との見方もあった。
  ロシアの軍事・安全保障政策を専門とする東京大先端科学技術研究センターの小泉悠(ゆう)専任講師は「友軍を識別するための記号の一種ではないか」と推察する。
  小泉氏によると、2008年のロシアとジョージアの軍事衝突の際は、ロシア軍の車両に十字型の印が描かれていた。「以前も、大規模な国家同士の戦争では同様の識別記号をつけていた。今回も、Zマークに特別深い意味はないのではないか」と話す。
  ロシア当局はZの意味について明らかにしていないが、ロシア国内ではZマークが侵攻を支持するシンボルとして急拡大している。ロシア国防省は、インスタグラムにZの文字とともに、「勝利のために」「真実の強さ」といったメッセージを何度も投稿。会員制交流サイト(SNS)にはZ印がついた車や、Zと書かれたカードを掲げて行進する人の写真もあふれている。

  カタールで開催された体操の種目別ワールドカップ(W杯)では5日、ロシアのイワン・クリアク選手が、胸にZマークをつけたユニホームで出場。ロシアは国際体操連盟(FIG)主催大会では国旗などの使用を禁じられていたが、クリアク選手は胸のエンブレムを隠すように白いテープで「Z」の文字を付けていた。平行棒で3位に入り、表彰式では優勝したウクライナ選手と表彰台に並んで立って激しい批判を浴びた。

  行為を問題視したFIGは、クリアク選手の懲戒手続きを開始するよう体操倫理財団に要請すると表明。一方、ロシアメディアによると、同選手は「もう一度機会があれば、全く同じことをする」と語ったという。

  こうした動向について小泉氏は、「人々を結集させるようなシンボルがあると、政治的な運動は成功しやすい。政権にも国民は戦争を支持していると見せるために利用したい意図があるのだろう」と解説する。ロシアは情報統制を強化する法改正も行ったが、軍事侵攻に反対する国民は少なくない。小泉氏は「分かりやすいプロパガンダは、かえって強い反発や抵抗を招くこともある」とも述べた。(桑村大)





このTopに戻る












monomousu   もの申す
最近のニュース
TOPにもどる