北朝鮮-1
2026.03.28-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260328-NQF2QETGTBJGHGZ3XXTRSZXFOE/
金正恩氏が住宅政策で生活向上演出 2035年までに「社会主義強国」実現
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、
国民の生活向上を演出しやすい住宅政策に力を入れている。
北朝鮮メディアは、経済5カ年計画の一環として今後37万戸の住宅を各地に整備すると報道。
金氏には2035年までに「社会主義強国」を実現させる15年間の長期構想もあり、次の5年を「飛躍期」と位置付けている。
中国との国境を流れる鴨緑江沿いでは24年夏に大規模な洪水被害が起きた後、老朽家屋を撤去し急ピッチで高層住宅を建造した。今月25日には、北朝鮮の若い女性たちが周辺をレジャーボートで川下りしていた。
北朝鮮は国境沿いの開発を巡って中国に競争心を示すことがある。住宅整備や娯楽に興じる人々の姿は、中国側への宣伝戦の可能性がある。一方、中心部を離れた川上の北朝鮮側では老朽家屋が数多く点在していた。
北朝鮮は過去5年の住宅政策で、各地に36万戸近くを新設したり改築したりしたとしている。
(共同)
2026.0212-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260212-S6CMKF63LZNJ7GGG4BJ64H7JOI/
金正恩氏の娘「ジュエ」氏、政策に意見、影響力強まる 後継者「内定段階」と韓国当局分析
【ソウル=時吉達也】韓国の情報機関、国家情報院は
12日、名前が「金ジュエ」とされる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の娘について、金氏の後継者として「内定段階」に入ったとの分析を
国会情報委員会で報告した。出席議員が明らかにした。
国情院は、娘が現場視察などで当事者からの聞き取りを実施し、政策に関する意見を述べるなどして影響力が強まっていると分析。「後継者教育」から「後継内定」の段階に移行したとの見方を示した。
娘は1月1日、金日成主席と金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿への参拝で、金正恩氏に同行したことが初めて確認され「後継者」の観測がさらに高まっていた。国情院は、今月下旬に予定されている朝鮮労働党の党大会の関連行事への参加状況などを「集中的に点検する」としている。
国情院はまた、米韓が抑止力強化を進める中でも北朝鮮がトランプ米大統領に対する非難を自制し、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験も控えていると指摘。
条件次第では北朝鮮側が米国との対話に「応じる余地がある」と分析した。
2026.01.26-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260126-MOENXXC5FRP63MQK62C3ZUCFJU/
北朝鮮にロシア支援の派兵部隊の立像 「血盟関係」を後世に継承し、思想教育にも活用か
北朝鮮メディアは
26日、金正恩朝鮮労働党総書記が
25日に平壌の美術品創作機関「万寿台創作社」を訪れ、ウクライナに侵攻するロシアを支援するために
派遣した北朝鮮軍部隊の功績をたたえる大型の立像や彫刻を視察したと報じた。
建設中の記念館に展示する予定。ロ朝の「血盟関係」を後世に継承し、思想教育にも活用する狙いがあるとみられる。
金氏は、1950年に勃発した朝鮮戦争で活躍した北朝鮮兵の銅像が北朝鮮内の各地に建立されていると言及。こうした銅像が「朝鮮人民軍特有の政治思想の強大さ」を体現し「われわれの偉業の勝利」を示していると強調した。
万寿台創作社は北朝鮮で最も権威のある美術品創作機関。同社の美術品は、かつて海外に輸出されて外貨稼ぎに使われてきたが、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の対象となり海外での活動は制限されている。
また北朝鮮メディアによると、
金氏はベトナム最高指導者の共産党書記長に再任されたトー・ラム氏に23日付で祝電を送った。
(共同)
2026.10.18-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260118-Q5YW3QFZZVK2BM4CXFY6IZSVXU/
北朝鮮「飛来」と反発の韓国無人機に関与の2人特定か 軍用否定、ウラン施設汚染調査主張
北朝鮮が「韓国から偵察用の無人機が飛来した」と反発している問題で
、韓国メディアは無人機の製作や運用に関与した計2人が特定されていると報じている。
北朝鮮での放射線量測定などが目的で、軍事的挑発の意図は否定しているという。
無人機を飛ばしたとする30代大学院生は16日のテレビ番組に出演し、韓国沿岸に注ぐ北朝鮮の河川上流のウラン精製施設周辺で、汚染状況を調べようとしたと主張した。知人が中国から購入した無人機にカメラを装着するなどして飛ばしたと語った。
聯合ニュースによると大学院生と知人は大学の同窓生で、無人機の製作会社を共同経営。尹錫悦前政権下の大統領府で同時期に勤務したこともあるという。
北朝鮮は今月、韓国から飛来した無人機を撃墜したと明らかにし、謝罪と再発防止策を要求している。
韓国は軍の関与を否定し、民間人が飛ばした可能性を調べている。
(共同)
2026.01.11-産経新聞-
金与正氏が韓国に「無人機侵犯」で説明要求、対抗措置も示唆 李在明大統領は徹底捜査指示
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が
韓国の無人機による領空侵犯を主張していることを巡り、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は談話で、仮に飛ばしたのが民間団体や個人だとしても「韓国当局は領空侵犯の責任から逃れられない」と主張し、
韓国政府に経緯に関する「具体的な説明」を要求した。朝鮮中央通信が11日に伝えた。
金与正氏は
「韓国が今後も挑発を選択すれば、それがもたらす無残な事態に耐えられないだろう」と警告。
北朝鮮から飛来する「数多くの飛行物体を目撃することになる」と述べ、韓国に何らかの物体を大量に飛ばす対抗措置を示唆した。
北朝鮮は2024年、韓国から金体制を批判するビラが風船で散布された報復として、ごみをぶら下げた風船を韓国に大量散布した経緯がある。
北朝鮮は10日、韓国から4日と昨年9月に飛来し領空侵犯した無人機を墜落させたと主張。これに対し、韓国国防省は同日、「同種の無人機を保有しておらず、北朝鮮が指摘する日時に無人機を運用した事実もない」と関与を否定した。
李在明(イジェミョン)大統領は同日、韓国の無人機の北朝鮮侵入が「事実なら朝鮮半島の平和と安全保障を脅かす重大犯罪」とし、民間団体が飛ばした可能性について、軍と警察による合同捜査で「迅速厳正に捜査せよ」と指示した。
金与正氏は、韓国国防省が関与を否定し、徹底調査を約束したことに「留意」するとし、「北朝鮮を挑発する意図はない」との韓国側の公式表明も「延命のための賢明な選択だ」と評した。
南北対話の再開を目指す李政権の対応を一定評価しつつ、李政権に民間であっても無人機を一切飛ばさせない措置を取らせるよう圧力をかける狙いとみられる。
金与正氏は、無人機には北朝鮮のウラン鉱山や軍事境界線付近の監視所を撮影したデータも記録されていたと非難した。
2026.01.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260110-S4H2IOHCNZIU5DNDCOZIPI4P4E/
北朝鮮「韓国が再び無人機で領空侵犯」と主張 4日と昨秋、政権交代後も「変わらぬ敵」
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部の報道官は、
韓国が今月4日と昨年9月に無人機で北朝鮮の領空を侵犯したため、墜落させたと声明で主張した。
報道官は、韓国が李在明(イ・ジェミョン)政権に政権交代して対話を呼び掛ける裏で「重大な主権侵害挑発行為を再び敢行した」と批判し、
「必ず代償を支払うことになる」と警告した。朝鮮中央通信が10日に報じた。
北朝鮮は2024年10月にも韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権が無人機で平壌上空を侵犯したと主張。軍部隊に臨戦態勢を指示し、軍事的緊張が高まった 尹前大統領が同年12月に宣布した「非常戒厳」を巡る韓国の特別検察官の捜査で北朝鮮への無人機侵入は尹氏の指示だったと判明。特別検察官は、南北間の緊張を高め、戒厳の口実にしようとしたと結論付けた。
報道官は
「韓国は変わることなき最も敵対的」な存在だと非難しており、南北間の緊張が一層高まる可能がある
2026.01.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260104-GALKWUAVNVL2XJKWUFRJAZQ36M/
北朝鮮が日本海へ弾道ミサイル発射 約2カ月ぶり、韓国大統領の初訪中を牽制か
【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は
4日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は昨年11月7日に短距離弾道ミサイルを発射して以来、約2カ月ぶり。
日米韓当局が飛距離やミサイルの種類の分析を進めている。
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は
4日に就任後初めて中国を訪れ、5日に習近平国家主席と会談する。
今回の発射はこうした動きを牽制する狙いもありそうだ。
2025.12.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251225-2HRKRQV725PUPGWKZVO5GNUDOM/
金正恩氏が8700トン級原潜建造を視察 米韓の開発計画に反発「水中の秘密兵器」に言及
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮メディアは25日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が8700トン級原子力潜水艦の建造事業を視察したと報じた。
金氏は、韓国が米国との合意の下で進める原潜建造計画について「わが国の安全と主権を侵害する脅威」とみなすと批判。
北朝鮮海軍の核武装化を一層加速すべきだと指示した。
金氏は「水中の秘密兵器」の研究事業にも言及し、海軍に新たな部隊を創設する構想も明らかにした。北朝鮮は2021年からの国防5カ年計画で原潜建造を重点課題に掲げた。26年からの新たな5カ年計画策定を前に、建造計画の進展を誇示する狙いとみられる。
北朝鮮メディアは、
建造中の原潜について「核動力戦略誘導弾潜水艦」と呼んでおり、核ミサイルの搭載を想定しているもようだ。
金氏は北朝鮮の「安全を絶対的に保証する核の盾」を一層強化し、敵の軍事的企てには「容赦ない報復」で応じる意思を強調した。
北朝鮮メディアは、
新型高高度長距離対空ミサイルの初の発射実験が24日、日本海上で行われ、金氏が視察したとも報じた。
2025.12.17-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20251217-WVGSCI3WOZN5DELG4XSWH2V6ZE/
北京にある北朝鮮レストランから女性従業員らが一斉帰国 ビザ問題か 詳細不明
中国・北京にある一部の北朝鮮レストランで、
北朝鮮出身の女性従業員らが11月下旬以降、一斉に帰国したことが17日分かった。外交筋の間では、中国での勤務に必要なビザに何らかの問題が生じた可能性があるとの見方が出ているが、詳細は不明だ。
店側は代わりに中国人を雇ったり、北朝鮮料理の提供を中断したりして対応に追われている。
国連安全保障理事会は2017年に北朝鮮の核・ミサイル開発の制裁として、北朝鮮からの海外派遣労働者を強制送還するよう加盟国に要求。中国の北朝鮮レストランの従業員は留学や研修用のビザなども活用しているとの情報がある。中国側がビザ管理を厳格に行っている可能性もある。
従業員が帰国した店はいずれも北京の中心部にある老舗で、ある店では複数人が同じ日に全員帰国した。
この店の中国人の担当者は、北朝鮮から戻ってくるかどうかは「様子を見守る必要がある」と話した。
店内では北朝鮮の国営テレビの放送をやめ、中国のテレビ番組に変更した。一方、
レストランの中には北朝鮮の女性従業員が残り、普段と同じように営業しているところもある。
(共同)
2025.12.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251210-6XWMGXGEABJ3VN6GQMCTJFNZQI/
北朝鮮がロケット砲10発余りを黄海に向け発射 党重要会議も始まる
【ソウル=桜井紀雄】韓国軍当局者は
10日、北朝鮮が9日午後3時ごろ(日本時間同)、朝鮮半島西側の黄海に向けて放射砲(多連装ロケット砲)10発余りを発射したと明らかにした。
冬季訓練の一環とみられている。北朝鮮の朝鮮人民軍は例年、12月から冬季訓練に入る。
韓国軍は、ソウル首都圏攻撃用の主力兵器の一つである240ミリ放射砲だと分析している。北朝鮮は11月1日と同月3日にも黄海に向けてそれぞれ放射砲10発余りを発射していた。
韓国軍は「北朝鮮の動向を鋭意注視し、いかなる挑発にも圧倒的に対応できる能力と態勢を維持している」と強調した。
一方、北朝鮮メディアは10日、朝鮮労働党と国家の重要政策を決める党中央委員会拡大総会が9日に招集され、金正恩(キム・ジョンウン)党総書記の司会で討議が始まったと報じた。
今年の政策の執行状況を総括するとともに、5年に1度の党大会の準備などについて議論する。
トランプ米大統領が金氏との対話再開に意欲を示す中、
外交や軍事に関する金氏の発言が注目される。
2025.11.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251108-ZMUDU2YOIFPV7OLLHNYDAMBEGE/
北朝鮮国防相が「敵の威嚇に攻勢」警告 米空母入港に対抗し弾道ミサイルで威嚇か
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相は、
米韓空軍の合同訓練や、米原子力空母「ジョージ・ワシントン」が最近、韓国南部の釜山(プサン)に入港したことに反発する談話を発表した。
「米国の敵意を正確に理解した」とし、「力による安全保障の原則の下、敵の威嚇にさらに攻勢的な行動を示す」と警告した。朝鮮中央通信が8日報じた。
北朝鮮は7日に北西部から弾道ミサイルを日本海に向けて発射していた。談話はミサイルに触れていない。韓国軍は短距離弾道ミサイル1発だったとし、約700キロ飛翔(ひしょう)したと分析。発射地点から釜山までと同程度の距離で、空母入港への対抗措置の可能性がある。
トランプ米大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記との会談に意欲を示している。北朝鮮はそれには直接反応を示さず、前提として「敵意」の表れとみなす行動の撤回を米国に迫った形だ。
努氏は、ヘグセス米国防長官が韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防相と南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)を視察し、
対北国防策を話し合う米韓定例安保協議(SCM)を開いたことも「敵対的な本性」の表れだと非難した。その上で、
北朝鮮の「安全圏」に近づく一切の脅威は「われわれの照準圏内にある」と主張。「われわれは全てに対応する準備が整っている」と強調した。
2025.11.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251106-OOFXVNWNCJNLDHKWL7R4YHI7WI/
北朝鮮が米制裁に反発、対話再開は保留か 韓国当局は来春以降にも米朝首脳会談準備と分析
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮で対米外交を担当するキム・ウンチョル外務次官は
6日、米国が新たな独自制裁を発動したことを受け、「わが国を最後まで敵視する立場を遺憾なく示した」と反発する談話を発表した。
「いつまでも忍耐力を持って相応の対応をする」とも表明した。朝鮮中央通信が報じた。
トランプ米大統領は10月末の韓国訪問に合わせ、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との会談に繰り返し意欲を示してきた。これに対し、北朝鮮は米国による制裁継続を受け、米国の「敵視政策」が変化するまでは対話に応じず、出方を見定める方針を示唆した形だ。
米財務省は4日、サイバー犯罪などで調達した資金のマネーロンダリング(資金洗浄)に関わったとして、北朝鮮の8人と2団体を制裁対象に追加したと発表。米国務省も3日、北朝鮮産石炭・鉄鉱石の中国への密輸に関与したとして、第三国の船舶7隻を国連の制裁対象に指定するよう求める方針を示していた。
キム次官は、追加制裁が第2次トランプ政権発足後5回目になるとし、米国の対北政策の「変化を予想していた世間の推測と世論に終止符を打った」と批判した。北朝鮮がトランプ政権の対北政策の変化を注視していた様子が読み取れる。
一方、韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は4日、北朝鮮が「水面下で米国との対話に備えていた動向がさまざまなルートで確認された」と国会で報告。金総書記には「対米対話の意思があり、今後条件が整えば米国と接触する」との分析を示した。
公開の場で報告を受けた国会議員が記者団に説明した。
国情院は、来年3月の米韓合同軍事演習以降が「情勢の分岐点になる」と指摘。
状況次第で北朝鮮が米朝首脳会談を推進する可能性が高いとの見方も示した。
2025.10.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251025-247KHWDY4BJ4NJWH6KF33KCEIU/
トランプ氏「北朝鮮はある種の核保有国」と再び言及 金正恩氏との会談へ呼び水か
【クアラルンプール=坂本一之】トランプ米大統領は米東部時間24日、マレーシアに向かう大統領専用機内で記者団に対し、
北朝鮮について「ある種の核保有国だ」と述べた。北朝鮮が主張する「核保有国」との認識に同調することで、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記との会談実現に向けた呼び水とする狙いだとみられる。
専用機内でトランプ氏は、北朝鮮を核保有国と認識するかどうかを問われ、「北朝鮮がどれだけの兵器を持っているか知っている」と発言。「北朝鮮が核保有国として認められる必要があるというなら、多くの核兵器を保有していると言っておこう」と語った。
米政府は北朝鮮を核保有国と認めていない。トランプ氏は、北朝鮮を何らかの形で「核保有国」として認める可能性を示唆し、金氏に自身との会談を促したと考えられる。
トランプ氏は金氏との会談予定について、「もし彼が会いたいなら、もちろん応じる」と述べた。米政府高官は24日、今回のトランプ氏のアジア外遊に金氏との会談予定は入っていないと説明していた。
トランプ氏は第1次政権期の2018年6月にシンガポール、19年2月にベトナムのハノイ、同年6月に韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店で計3回会談している。
一方、自らを核保有国だと主張する北朝鮮の金先敬(キム・ソンギョン)外務次官は先月、米ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論演説で「主権と生存権である核を決して放棄しない」と述べ、日米韓などが求める非核化に応じる意思がないことを明言した。
金正恩氏も先月、
科学者や技術者との重要会議で核兵器開発を最優先課題として進めていく方針を示し、
「核戦力を中軸とした力による平和の維持は絶対不変の立場だ」と表明。「核保有国」として非核化交渉に応じないとの立場を改めて誇示している。
2025.10.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251023-6RXGUM7JERKUFAH4J5N55JWBSA/
北朝鮮発射は極超音速ミサイル2発、「新たな兵器システム」と主張 朝鮮中央通信報道
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は
23日、同国のミサイル総局が22日、「新たな兵器システム」である極超音速ミサイルの発射実験を行ったと報じた。
韓国軍は、北朝鮮が22日朝に平壌近郊から短距離弾道ミサイル数発を北東方向に発射し、陸地に着弾したと明らかにしていた。
朝鮮中央通信は、平壌郊外から発射された2発の「極超音速飛行体」が北東部、咸鏡北道(ハムギョンプクト)の目標を打撃したとした。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は立ち会わなかった。
北朝鮮は10日に実施した軍事パレードで、弾頭部分に極超音速滑空体を搭載した「KN23」系列の短距離弾道ミサイル「火星11マ」を公開しており、
このミサイルの可能性がある。極超音速ミサイルは非常に高速で変則的な軌道で飛ぶため、迎撃が難しいとされる。
2025.10.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251019-4QVZ7NYCIFII3IH676MPQWR7FM/
通説への異論を提起 『知られざる金正恩』鄭成長著、姜英之・大澤文護・宮本悟訳-<書評>評・小林良樹(明治大特任教授)
本書は、
韓国の非政府系シンクタンクの研究者による
北朝鮮の最高指導者、金正恩氏の統治能力、国内統治・対外戦略、権力継承の見通しなどに関する分析書である。
著者は、膨大な文献調査、関係者への聞き取りなどに基づき、前記の諸論点に関して、韓国内などにおける従来の「通説」とは異なる見解を提起している。例えば、著者は、韓国の歴代政権や「専門家」の多くは3代目の金正恩氏の統治能力や政権の安定性を過小評価していると指摘。また、内外の多くの見方に反して、娘の「金ジュエ」氏に4代目への権力世襲の可能性が高いことを主張している。
評者の専門であるインテリジェンス研究の分野では、情勢分析における客観性の維持が重視される。そうした視点から、次の2点に着目したい。第1に、韓国内の「通説」に対する批判として、著者は、「(韓国の)保守政権と進歩政権の双方がそれぞれ異なる『希望的観測』を持ち、北朝鮮に対して『見たい部分だけを見よう』とした」旨を指摘。第2に、南北の政治文化は質的に異なるにもかかわらず、韓国の「専門家」の多くが「韓国社会の視点で北朝鮮社会を理解しようとした」旨を指摘している。
インテリジェンス研究の視点からは、前者は、政策上の「好ましい」結論が先行して分析を歪(ゆが)める「インテリジェンスの政治化」の例とされる。また、後者は、自己中心的な思考のバイアスによって分析が歪められる「ミラーイメージング」の例とされる。近年、「偽情報」や「影響力工作」の問題が指摘され、政府当局者や専門家のみならず、国民各人のレベルでも「情報リテラシー」の重要性が高まっている。本書の提起する問題は、北朝鮮分析の枠を超え、より普遍的なものと言えるかもしれない。
後に、
著者自身もまた、分析の「政治化」やミラーイメージングに陥っている可能性はないか。そうした点を注視しつつ本書に向き合うのも一考であろう。
2025.10.12-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20251012-ZQYXKXPWVFOGVGFDGM7DNT7KOM/
中露朝3カ国の会談なし、平壌での「党創建80年」記念行事 北京に続き不発
北朝鮮の朝鮮労働党創建80年に合わせて
平壌を訪れた中国の李強首相とロシアのメドベージェフ前大統領は金正恩(キム・ジョンウン)党総書記との3カ国会談を開催せずに帰国したことが
12日、外交筋への取材で分かった。中朝、ロ朝の2国間では関係強化が進む一方、中ロ朝の枠組みでは9月に各首脳が中国・北京に結集した際も3カ国の会談は不発に終わっている。
北朝鮮は党創建の今月10日の記念行事に合わせて多数の友好国を招待。韓国政府関係者によると10カ国以上の代表団が訪朝した。金氏はラオスのトンルン国家主席と会談した7日以降、李氏やメドベージェフ氏、ベトナム最高指導者のトー・ラム共産党書記長とそれぞれマラソン会談した。
ただ
外交筋によると、金氏と複数国首脳による会談は開催されなかった。
北朝鮮は伝統的に2国間の外交を重視しているという。
(共同)
2025.10.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251005-3ZNR4JEXSZP7XMWJSDP2YNXXHI/
北朝鮮で最新兵器展示会、金正恩氏「核抑止力の結実」誇示 極超音速弾やICBMずらり
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮メディアは
5日、最新兵器の展示会「国防発展2025」が平壌で開幕したと報じた。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が演説し、展示した兵器について「核抑止力を根幹に軍事力構造を高度化してきた重大事業の結実が集結」したものだと主張。
米国の戦略兵器に対抗して兵器開発を一層加速させる姿勢を誇示した。
公開された写真では、米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星18」や「火星19」が登場。
西側が「KN23」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの弾頭部分に極超音速滑空体を搭載したとみられる「火星11マ」と表記された新型ミサイルも姿を見せた。
極超音速滑空体は低空をマッハ5(音速の5倍)以上の速度で飛ぶため迎撃が難しいとされる。KN23はロシアにも輸出され、ウクライナ侵略に用いられてきた。
最新兵器展示会の開催は2023年以降、3年連続。北朝鮮は朝鮮労働党創建80年となる10日に大規模な軍事パレードを開くとみられている。
金氏は演説で、米国が核使用を想定した韓国との演習や、韓国と周辺地域への軍事資産の拡大により、北朝鮮と周辺国の安全に「現実的で深刻な脅威」を与えていると批判。
米国が武力増強を続ければ、「新たな脅威を除去し、力の均衡を維持するための軍事技術的措置」をとると警告した。
2025.09.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250930-YWN4CUA5UBNE5OVEW4BC5PFLHI/
「核を決して放棄しない」北朝鮮次官が国連で演説 安全保障で危機感強調、核保有を正当化
【ニューヨーク=本間英士】北朝鮮の金先敬外務次官は
29日、米ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論演説で「われわれは主権と生存権である核を決して放棄しない」と述べ、
国際社会が求める非核化の意思がないことを明言した。「わが国の戦争抑止力強化のおかげで、朝鮮半島の力の均衡が確保されている」とも述べ、
自国の核保有を正当化した。
金氏は、朝鮮半島周辺での日米韓の訓練や演習によって「現在の安全保障はかつてないほど深刻だ」と強調。「世界最大の核保有国とその同盟国が主権国家に対する核兵器使用を想定した演習を行っている場所は、世界のどこを見ても朝鮮半島以外には存在しない」と主張した。
一般討論演説で、本国から派遣された北朝鮮高官が登壇するのは、米朝対話が続いていた2018年以来7年ぶり。
2025.09.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250927-5ILCDLCD3BIZLNLME433VWY72M/
金正恩氏が「核戦力軸にした力による平和は不変」と表明 韓国大統領は核輸出の恐れを指摘
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は
26日、核関連分野の科学者や技術者と重要会議を開き、核兵器開発を最優先課題として来年以降も進めていく方針を示した。
「核戦力を中軸とした力による平和の維持は絶対不変の立場だ」と表明した。北朝鮮メディアが27日伝えた。
北朝鮮は「核保有国」であり、非核化交渉には応じないとの立場を改めて誇示することで、トランプ大統領が金氏との対話再開に意欲を示す米国を牽制した形だ。
金氏は「国家の主権と安全、発展を保証できる核の盾と剣を不断に研ぎ澄ますべきだ」と述べ、党や政府が核技術分野の発展を最優先で支援する考えを明らかにした。
一方、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は25日、訪問先の米ニューヨークでの講演で「北朝鮮が体制維持に必要な核兵器を十分確保した」との見方を示した。
北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を巡り、核弾頭を搭載して米本土まで飛ばせる技術に関し、
弾頭部分を「大気圏に再突入させる技術の最終段階のみを残す状況」であり、放置すれば「毎年15~20発の核弾頭が増える」と警告した。
北朝鮮が核兵器を他の国に「輸出する可能性が高い」とも指摘し、北朝鮮に開発を中断させるための「交渉を担える力量と意思を持つ人物は、トランプ氏が唯一だ」と主張した。
2025.09.25-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250925-W4WIPGZC7ZNQLO6CCP2WD2T35A/
北朝鮮が「高濃縮ウラン」2トン保有か、核兵器に転用可 韓国統一相
韓国の鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一相は
25日、米専門家による2023年の分析として、北朝鮮が核兵器に使える濃縮度90%以上の高濃縮ウランを最大で2トン保有しているとの推定を明らかにした。
制裁で北朝鮮の核開発を止めることはできず、米朝首脳会談で解決する必要があると訴えた。聯合ニュースが報じた。
鄭氏は、ウラン濃縮用の遠心分離機が「今も4カ所で稼働している」とも述べた。
(共同)
2025.09.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250911-GVLXTL4CCZJIFH6QFJT6X5OWWM/
金正恩氏と訪中同行「娘ジュエが有力後継者としての立場固めた」 韓国国家情報院が分析
(石川有紀)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の「ジュエ」とされる10代の娘について、
韓国の情報機関・国家情報院が「有力後継者」と改めて分析していることが11日、明らかになった。娘は今月上旬、抗日戦勝80年記念行事出席のため訪中した金氏に同行していた。
聯合ニュースなどによると、国情院は11日、「金氏の娘、ジュエが訪中を機に海外経験を積み、有力後継者としての立場を固めた」と韓国国会情報委員会で報告した。会議は非公開で、出席した議員2人が記者団に明らかにした。
国情院は報告で、金氏が訪中に娘を同行させた狙いについて、「世襲を念頭に置いた一つの物語を完成するため」と分析した。中国滞在中、娘は北朝鮮大使館にとどまらせメディアへの露出を控えたとも説明した。北朝鮮メディアは2日、北京市に到着した特別列車から金氏に続いて降りる娘の姿を報じた後、5日に平壌に帰着するまで娘について報道せず、中国滞在中の動静は不明だ。
金氏の後継者を巡っては、息子が海外留学中とする一部観測もあるが、国情院は可能性は低いとみている。金氏の健康状態については、肥満による息切れがみられるものの、「全般的に正常の範囲」との判断を示した。
(石川有紀)
2025.09.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250901-SK7ZNFKCHZPM5MY7ZQ2NUFFXNQ/
金正恩氏、訪中前にミサイル工場視察 韓国外相は南北接触なしとの見方
(石川有紀)
北朝鮮の朝鮮中央通信は
1日、金正恩朝鮮労働党総書記が8月31日にミサイル生産工場を視察したと報じた。
工場は、ロシア製の戦術ミサイル「イスカンデル」をモデルにしたKN23系列の生産拠点とみられている。
金氏は中国・北京で9月3日に開かれる抗日戦争勝利80年記念行事に出席する予定で、同席するプーチン露大統領との対面を控え、露朝の結束を強調する狙いがありそうだ。
金氏が視察した工場の場所は明らかにされていない。韓国メディアは1日、軍需工場が多い北部慈江道(チャガンド)とみて、近く金氏が特別列車で中朝国境を渡るとの観測を伝えた。
朝鮮中央通信によると、金氏は工場で、新たな生産ラインを視察し、「わが軍の将来的なミサイル武力の需要を充足できる現代化された生産工程が確立された」などと評価した。
一方、金氏の訪中に関し、韓国公共放送KBSは、金氏が多国間外交の場に出るのは初めてと伝えた。
韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相は8月31日放送のKBSのインタビューで、訪中する韓国の国会議長ら韓国側代表団と接触する可能性は低いとの見方を明らかにした。
金氏の訪中の狙いについて趙氏は、「北朝鮮がロシアの限界を知り、疎遠だった中国との関係を再び復元させる機会をうかがっていた」と分析し、中露朝の協力強化に警戒感を示した。
(石川有紀)
2025.07.26-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250726-KOKGOFBXWJKMBPRGAEXBIWX7SA/
金正恩氏がプーチン大統領に見舞い電 ロシア極東での旅客機墜落事故「悲しみ共有」
北朝鮮メディアは26日、
金正恩朝鮮労働党総書記がロシア極東アムール州で起きた旅客機の墜落事故に関し、25日にプーチン大統領宛てに見舞い電を送ったと報じた。金氏は、深い哀悼の意を表して「兄弟のようなロシアの人々の不幸と悲しみを共有している」と伝えた。
(共同)
2025.07.12-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250712-KKDXFYTCOZL4TDPDAGNF2WV5XQ/
ロシア軍の弾薬、4割を北朝鮮が供給 ウクライナ高官「24時間態勢で生産している」
米ブルームバーグ通信は11日、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長の話として、
ロシア軍がウクライナ侵攻で使っている弾薬の最大4割を北朝鮮が供給していると伝えた。
ブダノフ氏は弾薬について「良い性能だ」と認め、軍諜報部隊が過去3カ月間で受けた損害の6割が北朝鮮製の砲弾を使った攻撃によるものだと明かした。「北朝鮮には膨大な備蓄があり、24時間態勢で生産している」とも指摘した。
昨年12月には米紙が、ウクライナ軍当局者の話として、ロシア軍が侵攻で使用する砲弾の6割が北朝鮮製になったと報道。
弾道ミサイルも3分の1近くが北朝鮮製で、コンテナ2万個分の武器や弾薬がロシアに送られたとしていた。
(共同)
2025.06.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250626-TR672BOQDJINDMTXH2ZJ7UDWYI/
北朝鮮で海岸リゾート完成 宿泊施設に2万人収容…「マリーナベイ・サンズ」風施設も
(石川有紀)
北朝鮮南東部の江原道で長年にわたり開発が滞っていた「元山葛麻海岸観光地区」のリゾート施設が完成し、
24日の完工式に金正恩朝鮮労働党総書記が出席した。金氏は「宿願の事業」の完成に満足感を示し「今年最大の成果の一つとして記録される」とたたえた。朝鮮中央通信が26日報じた。
同通信によると、新リゾートは「国内外の客」の嗜好に合わせた2万人収容の宿泊施設や海水浴場、ウオータースライダー付きのプールなどを備えている。シンガポールの観光名所「マリーナベイ・サンズ」を意識したような施設もある。
当初2019年の完成を目指していたが、一時工事が中断するなど完成が遅れていた。
完工式には李雪主夫人、名前がキム・ジュエとされる娘が金氏に同行したほか、ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使も招かれた。外国人観光客誘致による外貨獲得も視野にあるとみられる。
一方、韓国統一省関係者は26日、新リゾートに対し、外国人誘致には航空便の輸送能力など「交通インフラに限界がある」と指摘した。聯合ニュースが伝えた。
(石川有紀)
2025.06.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250605-FLYV6D2ZTBL7JOBJBK4LNGEUQQ/
北朝鮮が李在明氏当選を初報道、韓国に距離置く姿勢 「人物評」などなく
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、
韓国大統領選が3日に実施され「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が当選したと報じた。
北朝鮮メディアが韓国大統領選に言及するのは初めて。北朝鮮は2023年末以降、韓国を同族ではない「第1の敵対国」と位置付け、韓国と距離を置く姿勢を鮮明にしている。
大統領選は昨年12月に「非常戒厳」を宣布した前大統領が弾劾罷免されてから2カ月後に行われたと事実だけを簡潔に伝え、李氏の人物評などには触れなかった。北朝鮮住民が目にする朝鮮労働党機関紙、労働新聞にも同じ内容が掲載された。
22年の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領当選時も投開票の2日後に報じた。過去の大領選では、
韓国政治を非難する表現が対外宣伝メディアなどに登場していた。
2025.06.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250604-2IO7BYUST5CX5NJTCPTALLTG3E/
5分ごとにスクショ、「韓国」は「傀儡国家」に強制変換 検閲監視「抜群」北朝鮮スマホ
北朝鮮で使用されているスマートフォンの驚きの実態が明らかになった。
同国でもスマホ利用者は増加しているが、当局は利用者の監視のため、5分ごとに画面のスクリーンショットを秘密撮影。使用する言葉も厳格に管理される。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の下、国民の厳格監視が行われている実態を英BBCなど欧米メディアが報じた。
BBCは北朝鮮から秘密裏に持ち出されたスマホを分析。電源を入れると、同国の国旗が揺らめくスタート画面が登場する。メーカーは明らかにされていないが、欧米メディアによると、中国製スマホに酷似している。
検閲監視機能は、北朝鮮ならではだ。利用画面は5分ごとに秘密でスクショされ、利用者がアクセスできない秘密フォルダに保存される。当局はアクセス可能で、どんな利用をしているか監視できるという。
使用する単語への規制も強力だ。「韓国」と入れると北朝鮮の公式見解である「傀儡国家」と置き換えられるのは序の口だ。
北朝鮮は韓国からのドラマや音楽などの文化流入に過敏になっており、2023年に金総書記は韓国で使われるフレーズやアクセントを国家犯罪に指定。韓国語で兄を意味する「オッパ」と入れると、「年上の兄しか意味しない」という警告画面が出た後に、共産主義的な「同志」に修正される。韓国では「彼」「ボーイフレンド」を指す俗語だからだという。
BBCはこうした調査結果を元に、
「北朝鮮にとって、スマホは国民教化の重要で不可欠な道具となっている」とする米国の専門家の言葉を伝えている。
2025.05.22-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250522-XW3VPTDQEJNF5AQBDXPBEAST74/
北朝鮮、5000トン級駆逐艦の進水式で重大事故 金正恩氏「犯罪的」と激怒
北朝鮮メディアは22日、新たに建造された5000トン級の駆逐艦の進水式が北東部の咸鏡北道清津にある造船所で21日に開かれた際、重大事故が起きて進水に失敗したと報じた。出席していた
金正恩朝鮮労働党総書記が一部始終を目撃し「到底容認できない犯罪的な行為だ」と激怒した。
駆逐艦の修復作業を早急に進め、事故調査グループが経緯を調べる。軍需工業部門や研究機関の関係者が、6月下旬に開催されることが決まった党中央委員会総会で責任を問われる見通し。
(共同)
2025.05.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250508-BRAXAJKRIVMT5KNDBD4VEMYWAI/
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル発射
【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は8日、
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと明らかにした。日米韓当局が飛距離やミサイルの種類の分析を進める。
