イスラエル(Israel)-1


2024.04.20-REUTERS-https://jp.reuters.com/world/security/SBMWBOGIBRNPVONBYYPQDEHT6U-2024-04-19/
イスラエルがイランに攻撃か、規模限定的 イランは報復示唆せず

  [ワシントン/ドバイ/エルサレム 19日 ロイター] - イラン中部の都市イスファハンで19日、爆発音が鳴り響いた関係筋によるとイスラエルの攻撃というが、イラン側は今回の件を重要視せず、報復の計画はないと示唆。中東全体への戦争回避に向けた対応とみられる。

  今回の攻撃は規模が限定されており、イラン側も抑制されたな反応を示している。これは、先週13日のイランによるイスラエル攻撃以来、全面戦争を回避しようとしてきた外交努力の成果とみられる。
  イランのファルス通信は、中部イスファハンの空港で爆発音が聞かれたと報じたが、政府当局者はロイターに、防空システム作動による爆発音でイランに対するミサイル攻撃はないと語った。 もっと見る
  イラン国営TVによると、3機のドローン(無人機)をイスファハン上空で確認し、防空システム発動でドローンを破壊した。防空システムが「不審な物体」を標的にしたとの陸軍司令官の発言を伝えた。
  その後、イスファハンの状況は正常で、地上での爆発は起きていないと伝えている。
  イランのアブドラヒアン外相によると、ドローンによる攻撃に伴う被害はなく、死傷者もいないという。イランのメディアが報じた。
<「外部から攻撃受けず」>
  イランの高官は匿名を条件にロイターに対し、イスラエルに責任があるかどうかに疑問を投げ、直ちに反撃する計画はないと語った。「今回の事態が海外が原因とは確認されていない。外部からの攻撃は受けておらず、攻撃というより侵入に傾いている」と語った。
  国営メディアも攻撃に対する反応は抑制的。多くの公式コメントや報道ではイスラエルに言及しておらず、国営テレビは攻撃の規模について否定的なアナリストや評論家の見方を伝えている。
  あるアナリストは国営テレビに対し、「イラン内部の侵入者」が飛ばした小型無人機がイスファハンの防空システムによって撃墜されたと語った。
<イスラエルから発表なく>
  イスラエル側は今のところ何も発表していない。関係者の1人はロイターに対して、米国は関与していないが、攻撃前にイスラエルから通告があったと話した。

  ブリンケン米国務長官は19日、イスラエルがイランに反撃したとの報道について、米国は中東地域の緊張緩和に尽力しており、いかなる攻撃作戦にも関与していないと述べた。 もっと見る
  主要7カ国(G7)外相会合は最終日の19日、イスラエルがイランを攻撃したとの報道を受け、両国の対立拡大の回避へ引き続き努力すると表明した。 もっと見る
  中国、ロシア、アラブ諸国も中東地域での自制を求めた。シリアの首都ダマスカスのイラン大使館が1日、イスラエルによるとみられる空爆を受け、イランは前週末、報復としてイスラエル本土をドローンとミサイルで攻撃。イスラエルはこれへの報復を表明していた。
  アブドラヒアン外相は18日、国連安全保障理事会でイスラエルをけん制。ライシ大統領も19日、イランの領土が攻撃されればイスラエルに対し「厳しい対応」を取ると警告していた。 もっと見る
  イスラエルによる攻撃の報道を受けて、アジアの株価と債券利回りが急落。安全通貨、金、原油は急騰した。北海ブレント原油先物は中東の供給が滞るとの懸念から一時4.22%上昇したが、その後は上げ幅を縮小した。MSCIアジア太平洋株価指数は一時2.6%下落し、その後は2%安。S&P500先物は1%下落した。

<核施設に被害なし>
  イスファハン州にはナタンズなど複数カ所に核施設があるは、国営テレビは、核施設に被害はないと伝え、国際原子力機関(IAEA)も、イスラエルがイランに行ったとされる攻撃で核施設に被害はなかったと明らかにした。 もっと見る
  事態を受けテヘラン、シラーズ、イスファハンの空港が閉鎖され、イラン西部の空域で数時間にわたって航空機の飛行が停止されたが、その後解除された。 もっと見る在エルサレム米大使館は「十分な注意」が必要だとして、米政府職員によるエルサレム、テルアビブ広域圏、ベエルシェバ以外への移動を制限した。


2024.04.19-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240419-ODYZF43C3JMK5POCHNB7B2ZRUQ/
イスラエル、イランに反撃 ミサイル攻撃と報道 空港周辺で爆発音 米英が追加制裁

  米ABCテレビは18日、米政府当局者の話として、イスラエルがイランをミサイルで反撃したと報じた。イランのメヘル通信は19日、中部イスファハンの空港周辺で爆発音が聞こえたと報じた。詳細は不明

  米英両政府は18日、イスラエルを攻撃したイランへの追加制裁を発表した。バイデン米大統領は声明で、先進7カ国(G7)が「イランへの経済的圧力を強めるため一丸となって行動する」と表明した。イタリア南部カプリ島で開催中のG7外相会合は、18日の討議でイランとイスラエルの双方に自制を求めた
  米政府が追加制裁対象にしたのはイランの無人機製造などに関与し、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」やイラン国防軍需省とも関係があるとする16個人、2企業など。英政府の対象は7個人と6団体で、イラン軍参謀本部や革命防衛隊の海上部隊も含まれる(共同)


2024.04.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240415-QVHZ2X7X55JFPC3UD3SNJGM5CQ/
イスラエル、イランへの反撃検討 戦時内閣で「支持」
(カイロ 佐藤貴生、ワシントン 渡辺浩生、ニューヨーク 平田雄介)

  イランは13日夜から14日未明にかけてイスラエルへの大規模攻撃を実施した。1日に在シリア大使館がイスラエルに空爆されたことへの報復だと主張。イスラエルは300以上のミサイルや無人機が発射され、「99%」を迎撃したと表明。イランへの反撃の検討に入った。国際社会では中東情勢のさらなる緊迫化に懸念が高まっている。

  イスラエルメディアによると、同国のネタニヤフ首相は14日、戦時内閣を招集し、イランへの報復は支持された。時期や攻撃規模などを巡り意見が割れており、再び協議される見通し。
  イスラエル軍報道官によると、イランは無人機170機、弾道ミサイル120発、巡航ミサイル30発を発射。米英仏やヨルダンも協力し、多くを迎撃したが、南部の軍基地で小規模の被害が出たほか、少女1人が負傷した。親イラン派組織が拠点を置く周辺国からも攻撃があった。
  イランのバゲリ軍参謀総長は「作戦は終結した」と表明。一方、ネタニヤフ氏はイランの攻撃を受け「共に勝利しよう」とX(旧ツイッター)に投稿し、イスラエルのガラント国防相はイランとの戦闘が「終結はしていない」とした。バイデン米大統領はネタニヤフ氏と電話で会談し、ロイター通信によると報復攻撃に参加しないと伝えた。
  中東では昨年10月のパレスチナ自治区ガザを巡る戦闘開始以降、紛争が周辺に拡大することが懸念されている。先進7カ国(G7)は14日、オンライン形式で首脳会議を開催。イランによる攻撃を「最も強い言葉で明確に非難する」との声明を出し、さらなる緊張激化の回避に向けて協力を続けると強調した。米政府高官によると、イランへの制裁も検討された。
  国連安全保障理事会も14日に緊急会合を開き、多くの国がイランとイスラエルの双方に自制を求めた
(カイロ 佐藤貴生、ワシントン 渡辺浩生、ニューヨーク 平田雄介)


2024.04.02-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240402-2L5OPSV7J5IDZD66SGPNTSY2FA/
イスラエル、シリアのイラン公館に空爆か 革命防衛隊将官が死亡

  イランメディアは1日、イスラエルが同日、シリアの首都ダマスカスにある建物を空爆し、イラン革命防衛隊の将官が死亡したと伝えた。建物にはイラン大使の公邸が入っているが、大使や家族にけがはないという。建物はイラン大使館の隣にある。シリア人権監視団(英国)によると、8人が死亡した。ロイター通信は、複数のイラン外交官が死亡したと伝えた。

  イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマス昨年10月に戦闘を始めて以降、敵対関係にあるイスラエルとイランの対立も激化イスラエルはイランからシリアを経由してヒズボラなどの親イラン組織に武器が密輸されているとみて、シリア領内への攻撃を繰り返している(共同)


2024.04.01-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240401-4GHSLGNYMNKYVFSGG6WYNVJHLU/
ネタニヤフ氏 ヘルニア手術 副首相が職務代行

  イスラエル首相府3月31日、ネタニヤフ首相(74)が同日夜にヘルニアの手術を受けると発表した。前日夜の定期検査で見つかったという。その間はレビン副首相兼法相が職務を代行する。

  ネタニヤフ氏は昨年7月、一時的に不整脈の症状が出たため、心臓にペースメーカーを付ける手術を受けた。(共同)


2024.03.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240323-XQBTN7LALNOTBOU4H4TOLX5A3E/
イスラエル首相、米支援なしでもラファ作戦実行 訪問の米国務長官に伝達

  【ラマラ(パレスチナ自治区)=佐藤貴生】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は22日、イスラム原理主義組織ハマスとパレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルを訪問し、同国のネタニヤフ首相と会談した。米国などが調停するハマスとの休戦合意を受け入れるよう求めたとみられる。

  ブリンケン氏は21日にエジプトを訪問し、シーシー大統領らと会談した。シュクリ外相との共同記者会見では「即時かつ持続的な停戦の必要性」を強調し、カタールで行われている協議について「困難な作業が残っているが、(合意は)可能だと信じる」と述べた。
  ロイター通信によると、休戦案は約6週間の戦闘休止期間を設け、ハマスがガザに連行した人質40人を解放するのと引き換えに、イスラエルが投獄したパレスチナ人数百人を釈放する内容。イスラエルがハマスの残存勢力掃討のため計画するガザ最南端ラファへの地上作戦を米欧は懸念するが、ネタニヤフ氏はブリンケン氏に米国の支援なしでも実行する考えを伝えた。
  一方、イスラエル軍は21日もガザ北部にある自治区最大のシファ病院で急襲作戦を継続。22日にはこれまでにハマス戦闘員ら約150人を殺害したと表明した。拘束者は約600人。


2024.03.06-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240306-TIYGQSZJYNLTBOKUXL4BIXVSZQ/
ハマス、休戦交渉の打ち切り警告 カイロ協議は成果なく終了 ラマダン前の合意困難か

  パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、イスラム原理主義組織ハマスの政治部門幹部ウサマ・ハムダン氏は5日、レバノンで記者会見し、休戦交渉の打ち切りを警告した。AP通信によると、3日にカイロで始まった仲介役を通じた交渉は5日、成果なく終了した。イスラエル紙ハーレツは、10日ごろに始まるイスラム教のラマダン(断食月)前の合意は困難との見方を伝えた。

  ハマス代表団は仲介役のエジプトやカタール、米政府関係者と協議した。イスラエルは今回参加を見送った。ハーレツによると、交渉に詳しい外国の関係筋は「チキンレース」の様相と指摘。仲介役はラマダン前の合意を目指しているが、同筋は「実現するかどうか疑わしい」と述べた。(共同)







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