インフルエンザの問題-1(鳥インフルなど)


2023.07.28-NHK NEWS WEB-https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/486176.html
ブラジルで鳥インフルエンザ 日本の鶏肉が値上がりする?
佐藤 庸介  解説委員

  去年からことしにかけて、国内で鳥インフルエンザが猛威を振るいました。卵が足りなくなって、私たちの食卓にも影響を及ぼしています。このところは沈静化して、卵の値上がりも少し落ち着いてきたようです。ところが今度は卵ではなく鶏肉に、鳥インフルエンザの影響が出てきているということです。
  その原因は、世界的な鶏肉の大輸出国、ブラジルで鳥インフルエンザが発生したことにあります。日本への影響はどの程度、見込まれるのか、詳しく見ていきましょう。

【ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国】
  ブラジルは去年、およそ445万トンの鶏肉を輸出しました。アメリカなどをしのぎ、世界でも最大の鶏肉輸出国です。日本だけでなく、中国や中東各地にも輸出しています。ブラジルが強い理由は、価格の安さにあります。
  鶏肉をつくるためのコストのうち、6割程度はエサが占めます。ブラジルではそのエサとなるトウモロコシを安く、大量に生産できるので、優位性があります。
  2000年ごろから急速に輸出を伸ばしました。ブラジル国内でも、安くて手ごろな鶏肉は人気があります。1人あたりの消費量は、かつては牛肉がトップでしたが、今では鶏肉がその座にあります。
【日本市場でのブラジル産の存在感は】
  ブラジル産の鶏肉が日本でどれほどのウエイトがあるのか、確認してみましょう。おととし2021年の鶏肉の国内生産量と輸入量をみると、国内がおよそ168万トンなのに対して、輸入はおよそ93万トン。輸入は全体の3分の1を超えるくらいの割合です。
  このうち、およそ43万トンがブラジル産の鶏肉で、タイなどほかの生産国を抑えて最大です。全体のだいたい6分の1くらいを占めます。残る33万トン相当が鶏肉を加熱した加工品として輸入される分です。
  ブラジル産はなんといっても価格が安く、食肉メーカーに聞きますと、国産に比べると「だいたい半値近い」ということです。その割には、スーパーの店頭に並ぶブラジル産の鶏肉は目立たないと感じませんか?
  業界関係者にその理由を聞きますと、「国産と輸入はおおよそのすみ分けができているから」ということです。国産は、スーパーの店頭で精肉として売られることが多い一方、輸入品は、大半が外食、加工などの業務用に向けられます。鶏肉は保存が利く期間が牛肉や豚肉に比べて短いので、国産は冷蔵で流通できますが、輸入品はほぼ100%冷凍です。
  店頭で販売する際には解凍しなければなりません。食肉メーカーによりますと、そのときに肉から「ドリップ」と呼ばれる水分が流れ出てしまい、旨味とジューシーさが損なわれる場合があるということです。
  このように輸入の冷凍鶏肉は、品質が落ちやすいため、業務用で使われることが多くなるということです。
  とはいえ、外食や総菜で人気のある、唐揚げや焼き鳥、フライドチキンなどでは大量に利用されているので、仮に輸入が減るとなると影響が出かねないということになります。
【外国で鳥インフル発生 輸入どうなる?】
  ブラジルのように海外で鳥インフルエンザが発生した場合、日本はどうしているのでしょうか。外国で、ニワトリをはじめとする家畜の鳥から致死率の高い高病原性鳥インフルエンザが確認された場合、政府は原則、発生した国からの輸入を一時停止します。
  これはヒトではなく、鳥への感染を防ぐ必要があるからです。
  食品安全委員会は「日本の現状では、鶏肉を食べてヒトが鳥インフルエンザに感染する可能性はない」としています。ですが、ウイルスをつけたままの肉が国内に持ち込まれると、鳥には感染する恐れがあります。「家畜の伝染病のまん延を防ぐ」という観点から輸入を一時停止します。
  中には厳しく管理して広がりを抑えられる国もあるので、国全体からの輸入を止めるのではなく、州や郡のように限定して停止する場合もあります。ブラジルは、そうした国の1つです。
【ブラジルでの発生に衝撃】
  鳥インフルエンザは世界中で起きているのに、そんなに頻繁に輸入停止になっているのだろうか、と疑問を持つ人も多いかもしれません。実際、鳥インフルエンザで輸入を停止すること自体は珍しいことではありません。しかし、ブラジルは例外でした。これまで発生したことがなかったからです。それだけにブラジルで感染が確認されたことは関係者に衝撃を与えました。
  鳥インフルエンザは以前からアジア、ヨーロッパで発生していました。それが去年2月以降、アメリカやカナダで頻発。さらに去年10月にはコロンビアで発生し、南米に飛び火しました。
  そして、ことし5月、ブラジルで初めてとなる高病原性鳥インフルエンザの感染が、野鳥で確認されました。その後も野鳥では相次いで見つかりました。
  家畜の鳥の発生が懸念されていたところ、6月になって南東部のエスピリトサント州で、7月には養鶏が盛んな南部のサンタカタリーナという州で、家畜の鳥で感染が確認されました。日本はこれらの州からの鶏肉の輸入を一時停止しました。
  南東部の州は鶏肉の生産は少ないのでほとんど問題はありませんが、南部の州は日本がブラジルから輸入する鶏肉のうち、3分の1ほどを占める産地で、すでに日本の鶏肉輸入に影響が出ています
【ブラジル産鶏肉 今後どうなる?】
  業務用の鶏肉の多くを占めるブラジル産。今後の輸入の見通しはどうなっているのでしょうか。ブラジル政府の対応によっては、輸入停止は短期間で済みます。
  日本政府は、ブラジル政府と鳥インフルエンザが発生した場合にどうするか約束を交わしています
  発生を受けて輸入を一時停止しても、施設で殺処分や消毒などの措置を完了して、その後、28日間発生しなかったことが確認できれば、日本政府は輸入停止を解除するかどうか判断できます。
  サンタカタリーナ州での発生は、7月12日のことでした。感染を防ぐ措置が取られ、発生が抑えられていれば、28日たった後、早ければ8月中には輸入が再開される可能性があります。
  ブラジルから船で輸出した鶏肉は日本に届くまでに1か月ほどはかかるということで、仮にすべてが問題なく進めば、9月中にも日本に改めてサンタカタリーナ州産の鶏肉が届くことになります。トータルの輸入停止期間は、最短だと2か月ほどで済むことになります。
【影響は軽微?不透明さも残る】
  ただ、業界には「今後は不透明だ」という見方もあります。もし、サンタカタリーナ州でふたたび見つかると、輸入停止の解除は先送りとなります。また、北となりには、サンタカタリーナ州より生産量が多く、ブラジル国内最大の産地になっているパラナ州という州があります。そこまで広がるようなことがあると、多くの鶏肉が輸入できなくなります。業務用の主力、ブラジル産の鶏肉が足りなくなって、日本の外食産業や食品メーカーが原料を調達しにくくなる恐れがあります。
  さらに、業者によってはその分を国産で穴埋めしようとして、国産の鶏肉の需要が高まり、結果的にスーパーに並ぶ鶏肉も値上がりするということがあるかもしれません。
【地球の裏側の出来事も食卓に影響】
  最近の食料品価格の高騰で、ただでさえ苦しいのに、手ごろな鶏肉が値上がりするのは困るという人も多いと思います。その点について、食肉メーカーに聞きますと、今のところ輸入鶏肉の在庫は多いので、「すぐに足りなくなることはない」という見方で共通しています。ですから、私たち消費者の側は、まずは慌てる必要はないと思います。
  ただ、鳥インフルエンザは、もはや世界中、いつどこで発生してもおかしくない環境にあります。
  毎日のくらしに身近な鶏肉や卵の量や値段が、国内だけでなく、地球の裏側の感染動向にも左右される状況は今後も続くことになりそうです


2023.06.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230620-R5AN325HTBN6RKCG4FW76K3RZA/
鳥インフル「清浄化」宣言 農水省、鶏卵価格低下か

  農林水産省は20日、昨年10月以降に26道県の養鶏場などで感染が確認された鳥インフルエンザに関して、ウイルスが国内の農場からなくなったことを意味する「清浄化」を宣言したと発表した。今年4月までの殺処分対象は約1771万羽に上り、1シーズン当たりで過去最高となった。今後は鶏卵の供給が増え、高騰していた価格の下落が期待できそうだ。

  農水省は、農場での防疫措置が4月14日までに完了し、その後も新たな発生が確認されなかったため、国際獣疫事務局(OIE)の規定に基づき宣言の書類を提出。OIEは5月13日から清浄化したとの日本の宣言を今月19日、ウェブサイトに掲載した。
  鳥インフルは昨年10月、シーズン別で過去最も早く1例目が確認された。発生した場所の多くが採卵鶏農場で、鶏卵の供給が減少した。


2023.06.02-静岡新聞(KYODO)-https://www.at-s.com/news/article/national/1251171.html
鳥インフル、哺乳類の脳に 北米侵入後に重症度上昇

  【ワシントン共同】欧州から北米に侵入した高病原性鳥インフルエンザウイルス新しい遺伝子を取り入れ、哺乳類が感染した場合に脳に入って重い症状を引き起こすようになったとの解析結果を、米セントジュード小児研究病院などの研究チームが2日までに英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

  人を含む哺乳類には感染しにくいとみられるが、既に水鳥には定着したという。同病院のリチャード・ウェビー博士は「感染すれば重症化の可能性は十分ある。野生動物との接触には慎重になるべきだ」と指摘した。
  今回、チームが調べた「2・3・4・4b系統群」に含まれるH5N1型のウイルスは、2020年ごろからアジアや欧州で拡大、北米ではカナダで21年末に確認された。
  遺伝子解析から、渡り鳥が北米に運んだ後、土着の野鳥のウイルスと同時に感染した個体の体内で、遺伝子が混ざる「再集合」が発生。多様なウイルスが生まれ、感染が珍しかったワシなど幅広い種類の鳥にかかりやすくなったとみられる。
  これらのウイルスを哺乳類のフェレットやマウスに感染させると、一部の種類は肺などのほか脳からも検出され、体重減少に加え運動障害、後ろ脚のまひなどが出た北米に土着のウイルス由来の遺伝子を多く持つタイプほど症状が重くなった。欧州型のウイルスは脳には入らなかった
  22~23年、南北アメリカでは鳥インフルエンザが大規模拡大し、クマやキツネなど哺乳類の感染も確認されている。


2023.02.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230202-HBUYCNA4SFOCFKBOEGZC4WLCFE/
王子動物園、鳥インフルで1週間程度休園 野鳥死骸の感染判明

  神戸市立王子動物園(同市灘区)は2日、園内で野鳥のカラス1羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性が判明したと発表した。2日は臨時休園し、3日以降も1週間ほど休園する。

  カラスの死骸は2日午前7時40分ごろ、爬虫(はちゅう)類の飼育施設付近で見つかった。今後、詳しい検査をするとともに、園の鳥類に感染がないか注視する。施設には51種類約370羽の鳥類が飼育されているが、今のところ異常はない
  園ではこれまで、消毒マットによる来園者の靴底の消毒や、動物とのふれあいを中止するなどの防疫措置を講じてきたが、さらに強化する。新たな感染の確認がなく、来園者の受け入れ態勢が整い次第、開園する予定という。


2023.01.09-宮城県HP-https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/hpai4/20230109150013.html
【県内3例目】川南町における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生について

  本日、家畜伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」が疑われる事例が川南町の採卵鶏農場で確認されました。

  なお、現時点では簡易検査でA型インフルエンザ陽性が確認されたのみで、「高病原性鳥インフルエンザ」と確定したわけではなく、現在行なっているPCR検査において陰性と診断される場合もあります。
  同検査結果が陽性となった場合に備え、県では本庁に宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部(継続)、児湯農林振興局に現地対策本部を設置し、併せて川南町においても対策本部を設置するなど、防疫体制を整備しています。


2023.01.03-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230103/k10013940151000.html
千葉 旭の養鶏場で鳥インフルエンザ 全国54か所 過去最多に

  千葉県旭市の養鶏場のニワトリから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、千葉県はこの養鶏場のおよそ1万羽のニワトリの処分を進めています。今シーズン、全国で鳥インフルエンザの発生が異例のペースで相次ぎ、54か所に上り、過去最も多くなっています。

  千葉県旭市の養鶏場では、2日に飼育していた30羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、3日朝に高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  このため県は3日朝から、この養鶏場で飼育されている全てのニワトリおよそ1万羽の処分を進めています。
  また養鶏場の半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に半径10キロ以内をその区域外へ出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定しました。
  千葉県の熊谷知事は県の対策本部会議で「養鶏業や、畜産に関わる地域産業への影響を最小限に抑えるために、これ以上の発生を食い止めなければいけない」と述べました。
全国で54か所 過去最多に
  今シーズン、鳥インフルエンザの発生が異例のペースで相次いでいます。
  年9月下旬以降、高病原性の鳥インフルエンザが野鳥で相次いで確認されているほか、養鶏場などではこれまでで最も早い10月28日に岡山県倉敷市と北海道厚真町で最初の発生が確認されました。
  農林水産省によりますと、これまでの養鶏場などでの発生件数は3日に確認された千葉県旭市の養鶏場と、福岡県古賀市のエミュー農場を含め、23の道と県の54か所に上り、これまでで最も多かった2020年から2021年のシーズンを上回りました。
  このうち最も多いのは鹿児島県で12か所、続いて香川県、岡山県、広島県がそれぞれ4か所などとなっています。
  また、先月15日に発生が確認された青森県三沢市の養鶏場ではニワトリおよそ139万羽の処分が行われ、2020年12月に発生が確認された千葉県いすみ市の養鶏場のおよそ116万羽を上回り、1か所としては過去最多の処分数になりました。
  さらに、今シーズンに処分されるニワトリなどの数は3日までにおよそ775万羽に及び、今後も発生の可能性が高い時期が続くことから、これまでで最も多かった2020年から2021年にかけてのおよそ987万羽を上回るおそれが高まっています


2022.12.05-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff1f0320e244e4846061f713e568c22fc5f708e
愛知で鳥インフル陽性確認 31万羽殺処分へ

  愛知県は5日、豊橋市の養鶏場で見つかった高病原性鳥インフルエンザ感染が疑われる事例について、遺伝子検査で陽性を確認したと発表した。この養鶏場で飼育している約31万羽の採卵鶏を殺処分する。

  県によると、県内の養鶏場での発生は11年ぶり。養鶏場から4日午前、「通常よりも死ぬ鶏が増えている」と通報があった。簡易検査を実施したところ、13羽のうち6羽で陽性が確認された。
   国が今後、高病原性かどうかの確定作業を進める。


2022.11.30-NHK NEWS WEB(和歌山NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221130/2040013246.html
和歌山の養鶏場で鳥インフル ニワトリ約4万6000羽処分へ

  和歌山市の養鶏場で29日、複数のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行った結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。これを受けて、和歌山県は、この養鶏場で飼育されているニワトリおよそ4万6000羽を処分することを決めました。

  和歌山県によりますと、29日午前、和歌山市の養鶏場でニワトリ9羽が死んでいるのを施設の職員が見つけました。県が詳しい遺伝子検査を行ったところ、30日朝、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
  これを受けて、県は、30日午前9時から対策本部会議を開き、この養鶏場で飼育されているニワトリおよそ4万6000羽の処分を決めました。ニワトリの処分と施設の消毒作業は、来月(12月)4日までに完了する予定です。
  また、和歌山県は、施設を中心に半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を外の地域への出荷を禁止する「搬出制限区域」にしました。
  「搬出制限区域」には養鶏場が3か所あり、およそ3000羽のニワトリが飼育されているということです。
  和歌山県内で鳥インフルエンザの発生が確認されたのは、白浜町のテーマパーク、アドベンチャーワールドに続いて今シーズン2例目になります。


2022.11.22-SPONICHI ANNEX-https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/11/22/kiji/20221122s00042000068000c.html
アドベンチャーワールドが25日に営業再開 鳥インフルで11日から臨時休園、死んだ鳥への献花台も設置

  レジャー施設「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)は21日、公式ツイッターを更新し、25日から営業を再開すると発表した。

  アヒルとモモイロペリカンから高病原性鳥インフルエンザの陽性判定を受け、今月11日から臨時休園していたが、関係行政機関及び専門家と協議して防疫対策を講じ、パークの鳥インフルエンザ感染防止対策の準備が整ったと説明。鳥類を隔離・観察している「ふれあい広場」は立ち入り禁止となる。
  また、24日には高病原性鳥インフルエンザ感染及び防疫措置で死んだ鳥たち68羽とのお別れをする「慰霊式」を実施。営業再開後、献花台を設置する。


2022.11.22-農林水産庁-https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/221122.html
香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の持ち回り開催について

  本日(11月22日(火曜日))、香川県観音寺市の家きん農場において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認(今シーズン国内14例目)されました。
これを受け、農林水産省は、「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の対応方針について決定しました。

.農場の概要
  所在地:香川県観音寺市
  飼養状況:約2.4万羽(肉用鶏)
  疫学関連農場:香川県観音寺市(1農場、約0.9万羽)
.経緯
  昨日(11月21日(月曜日))、香川県は、同県観音寺市の農場から、死亡羽数が増加している旨の通報を受けて、農場への立入検査を実施しました。
  同日、当該家きんについて鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ陽性であることが判明しました。
  本日(11月22日(火曜日))、当該家きんについて遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認しました。
.今後の対応方針
  「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の防疫措置等について決定しました。


2022.11.13-Yahoo!Japanニュース(毎日新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/df7116a4707c925dcb3a942e0f4cec1d25516460
兵庫の養鶏場で鳥インフル確認 4.4万羽の殺処分開始-【井上元宏】

  兵庫県は13日、たつの市の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが疑われる事例があり、鶏の遺伝子検査で感染が確認されたと発表した。この養鶏場で飼育されている採卵鶏約4万4000羽の殺処分を始めた。

   県によると、12日午後、養鶏場から採卵鶏5羽が死んでいると連絡があった。簡易検査で死骸など6羽で陽性反応が出たため、遺伝子検査をしていた。県は13日、対策本部会議を開き、この養鶏場から半径10キロ以内の他の養鶏場など23戸に対し、飼育されている計約9万3000羽の鶏や鶏卵の搬出制限をかけた。
   今季は、岡山、茨城、香川、北海道の4道県の養鶏場で鳥インフルが確認されている。和歌山県ではレジャー施設「アドベンチャーワールド」でアヒルの感染が確認されている。【井上元宏】


2022.11.12-Yahoo!Japanニュース(ABEMA TIMES)-https://news.yahoo.co.jp/articles/f620d75d6e8c3a0baf88d6262b1fc0cd13264465
“鳥インフル”で57羽殺処分 和歌山アドベンチャーワールド、臨時休園の続行を発表
(ANNニュース)


  死んだアヒルから鳥インフルエンザウイルスが確認された、和歌山県のアドベンチャーワールドはきょう、当面の間、臨時休園を続けると発表した。

  和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、死んだアヒルから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認され県や園はきのう、園内のアヒルやダチョウなど57羽の殺処分を行った。死んでいたアヒルと、殺処分した鳥などの焼却処分も終えたという。
   アドベンチャーワールドでは、営業再開の時期について国や県と話し合うとしていたが、きょう、当面の間、臨時休業を続けると発表した。営業再開については改めて発表するとしている。  また、あす行われる予定だったパンダの「永明」の“中日友好特使”の任命式は延期となった。営業再開が決まった後に、新たな日程を決めるそうだ。(ANNニュース)


2022.11.01-NHK NEWS WEB(香川NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20221101/8030014359.html
観音寺市の養鶏場で鳥インフルエンザ 約4万羽の処分進める

  観音寺市の養鶏場で、飼育されているニワトリが高病原性とみられる鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。県はこの養鶏場のニワトリ、およそ4万羽の処分を進めています。

  香川県によりますと、10月31日、観音寺市の養鶏場でおよそ50羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行った結果、高病原性とみられる「H5亜型」鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
  これを受けて、県は11月1日の朝から養鶏場で飼育されているおよそ4万羽のニワトリの処分を進めています。1日の正午時点で、およそ7000羽の処分が終わったということで、県は3日の午前にも作業を終えたいとしています。
  また、この養鶏場から半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定するなど、まん延防止の措置を行っています。
  一方、国の疫学調査チームが、感染経路の調査を進めていますが、県によりますと、ことし4月に行われた県による立ち入り検査や、10月上旬の養鶏場による設備点検では、大きな問題は確認されなかったということです。
  国内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生するのは、今シーズン岡山県、北海道に次いで3例目です
【消毒ポイントは計6か所設置】
  観音寺市の養鶏場で、鳥インフルエンザが発生したことを受けて、香川県は、感染の拡大を防ぐため、養鶏場から半径およそ10キロの範囲に消毒ポイントを設けて、畜産関係の車両の消毒を行っています。
  このうち、鳥インフルエンザが発生した養鶏場から、およそ10キロ離れた三豊市の「JA香川県高瀬支店」の駐車場では11月1日の朝、消毒ポイントであることを示す看板やテントが設置され、噴霧器などの機材が運び込まれました。
  そして、近隣の養鶏場からニワトリや卵の運搬にあたるトラックなどが訪れると、県や市の職員が、車全体に消毒液を吹き付けていました。
  消毒ポイントは、観音寺市と三豊市に合わせて6か所設けられ、24時間体制で対応することになっています。
【同業者からは…】
  三豊市内に本社があり、搬出や移動の制限区域内に複数の養鶏場を所有している業者はNHKの取材に対し、「発生の知らせを聞いた時はショックだった。輸送コストやえさ代などが高騰している中で、なるべく影響を最小限に抑えたい。2年前は何カ所も発生して経営への影響が大きかったが、今回は連続で起こらないことを願っている。自社の養鶏場には今シーズンに入り、警戒を高めていたが、今回の発生を受けて一層の点検と対策の強化を指示した」と話していました。
  また、観音寺市の養鶏業者の1人はNHKの取材に対し、「消毒の徹底や目に見える穴をふさぐ対応はしているが、ネズミは1センチほどの隙間でも入ってくるし、対策をしていない訳ではなく、対策を講じても防ぎようがない。ことしは渡り鳥の動きが早く早めに石灰をまいて対策をしているが“運まかせ”の世界で、2年前のように広がらないか不安だ」と話していました。
【池田知事が埋却作業などに国の支援を要請】
  観音寺市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したことを受けて、池田知事は11月1日、野中厚農林水産副大臣とオンラインで会談し、処分したニワトリの埋却作業などへの支援を求めました。
  オンラインの形式で行われた会談で、池田知事は、鳥インフルエンザの発生に伴って行われているニワトリの処分や埋却などの防疫措置について、早期に終了できるよう支援を求めました。
  これに対し、野中副大臣は「初動対応が何よりも重要で、全力で支えていく」と述べ、国としても資材の支援や、原因究明のための疫学調査チームの派遣、生産者や消費者などへの正確な情報提供に努める考えを示しました。
  また会談では、過去の発生事例を踏まえて、国が指導をしながら、消毒を進めていくことなども確認したということです。
  会談後、池田知事は記者団に対し、「国の指導や協力を得ながら、まずは殺処分や埋却作業などの防疫措置を早期に終了させることに全力を注ぎ、あわせて必要な消毒や搬出制限の徹底についても的確に進めていきたい」と述べました。


2022.10.29-南日本新聞-https://373news.com/_news/storyid/165149/#:~:text=
岡山と北海道で鳥インフル 鹿児島県が緊急の防疫会議 ウイルス侵入防止へ取り組み徹底確認

  鹿児島県は28日、岡山県と北海道の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが相次いで確認されたことを受け、県庁で緊急防疫対策会議を開いた。畜産関係者ら約30人が出席し、ウイルスの県内侵入を防止するため取り組みの徹底を確認した。

  高病原性鳥インフルエンザは2021年度、国内養鶏場で11月〜翌5月に、鹿児島県内の3件を含む25件発生。約189万羽が殺処分された。22年度も欧州や北米で流行が続いており、国内でもすでに本州や北海道で野鳥の感染が6件確認されている。
  会議では、畜産課担当者が岡山、北海道でのウイルス検出の経緯などを報告。大薗浩之家畜防疫対策監は「例年になく早い時期に発生している。渡り鳥の本格的な飛来シーズンに向け、一層の防疫体制の強化が必要となる」と呼び掛けた。


2022.10.27-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221028/k10013873101000.html
岡山 鳥インフルの感染確認 国内の養鶏場では今シーズン初めて

  岡山県倉敷市の養鶏場で27日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。国内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したのは今シーズン初めてです。

  岡山県倉敷市の養鶏場で27日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、死んだり弱ったりしている13羽について鳥インフルエンザの簡易検査を行ったところ、12羽から陽性反応が出ました。県が遺伝子検査を行って詳しく調べた結果、28日午前7時に12羽すべてから致死率が高い高病原性のウイルス「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出され感染が確認されました。
  これを受けて県はこの養鶏場で飼育されているすべてのニワトリおよそ17万羽を処分する作業を始めました。
  また、この養鶏場を中心に半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定しました。さらに、周辺に4か所の消毒ポイントを設けて感染拡大を防ぐための措置を講じるとともに、自衛隊への災害派遣要請も行いました。
  国内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したのは今シーズン初めてで、岡山県内では2020年以来です。
政府 情報連絡室を設置
  岡山県倉敷市の養鶏場のニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、政府は28日午前6時7分、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、現地の自治体などと連絡を取り合って情報収集にあたっています。
松野官房長官 “全国自治体などに注意喚起徹底をお願い”
  政府は28日朝、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開き松野官房長官や野村農林水産大臣らが出席しました。この中で松野官房長官は、岸田総理大臣から農林水産省はじめ関係各省が緊密に連携し徹底した防疫措置を迅速に進めること、国民に対して正確な情報を迅速に伝えることなどの指示があったことを報告しました。
  また、鳥インフルエンザは昨シーズンも世界的に感染が確認され、日本でも25の事例が発生し合わせて189万羽の殺処分を行ったとして、今シーズンも今後、各地で発生する恐れがあると指摘しました。
  そのうえで「養鶏農家に対する衛生管理の徹底などの発生予防措置について、改めて全国の自治体などにも注意喚起の徹底をお願いするとともに、関係各省が緊密に連携し政府一丸となって感染拡大の防止のために緊張感をもって万全の対応をとっていきたい」と述べました。


2022.04.05-日本経済新聞(KYODO)-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF053LB0V00C22A4000000/
キタキツネから鳥インフル 哺乳類で確認、国内初

  北海道は5日までに、札幌市内で見つかったキタキツネ1匹の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5型)を検出したと発表した。環境省によると、哺乳類の感染確認は国内初。同ウイルスに感染したカラスを食べたことが原因とみられる

  同省によると、感染した鳥を食べたり、死骸やふんを直接触ったりしない限り、ヒトが感染する可能性は極めて低く、世界的にもほとんど例がないという。

  札幌市では3月29日にハシブトガラス5羽の死骸が見つかり、いずれも遺伝子検査で同ウイルスの陽性が確認された。キタキツネはカラスの発見場所付近で31日に死骸で見つかった。5日時点で付近の養鶏場などで鳥が死んでいるとの報告は道に寄せられていない

  同省によると、海外では感染した鳥を食べることで哺乳類に感染した例があるという。
  鹿児島大の小沢真准教授(ウイルス学)は「哺乳類への感染は想定されていた。実際に哺乳類の陽性が明らかになったことで、鳥類の死骸に触れないようにするなど、これまで以上に対策を徹底する必要がある」と指摘した。〔共同〕



2021.11.17-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASPCK34QFPCKPIHB002.html
兵庫・姫路の養鶏場で鳥インフル感染確認 15万5千羽を殺処分へ
武田遼

  兵庫県は17日、同県姫路市内の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5亜型)の感染を確認したと発表した。高病原性の疑いがあるという。県はこの養鶏場で飼われている採卵鶏約15万5千羽の殺処分を始めた。全国では今季4例目となる。

  県は自衛隊に災害派遣を要請し、対策本部会議を開いて対応を検討した。農林水産省とも協議する。
  すでにこの養鶏場を緊急消毒し、半径3キロ圏内でのニワトリなどの移動、半径10キロ圏内にある養鶏場からのニワトリなどの搬出を禁止する区域を設定した。周辺に畜産関係車両を消毒する地点も設ける。殺処分に3日程度、防疫作業全体で1週間程度かかる見込みという。
  県によると、16日午後4時ごろ、市内の養鶏場から姫路家畜保健衛生所に、「通常は数羽だが、数十羽死んでいる」と通報があった。同所の職員が立ち入り検査し、12羽から検体を採取。簡易検査の結果、陽性反応が出た。17日に遺伝子検査で感染が判明した。(武田遼


2021.11.14-南日本新聞373news com-https://373news.com/_news/storyid/146701/
〈更新〉鹿児島県出水市の養鶏場 今季2例目鳥インフル疑い 11000羽飼育、PCR検査陽性なら殺処分 15日に結果判明 1例目は処分終了

  鹿児島県は14日出水市高尾野の養鶏場の採卵鶏について鳥インフルエンザの簡易検査をしたところ、陽性を確認したと発表した。県内養鶏場での発生疑い例は今季2例目。

  12日に発生した同市平和町の養鶏場から西に約2.5キロ離れた場所で、1万1000羽を飼育している。1例目の発生農場から3キロ以内にある23養鶏場が対象の検査で感染が疑われたため、14日午前10時半、北薩家畜保健衛生所が立ち入って死んだ5羽と弱っていた2羽を簡易検査し、死んだ3羽でA型鳥インフルエンザ陽性を確認した。
  農研機構動物衛生研究部門(茨城県)が詳細な遺伝子(PCR)検査を進めており、15日に結果が判明する。農林水産省が高病原性の疑いがあり、殺処分の対象となる「疑似患畜」と判定すれば、県は処分を始める。
  半径3キロ内は移動制限区域に設定され、域内の25農場は鶏、卵の移動ができなくなる。3〜10キロ内は搬出制限区域となり、93農場は鶏、卵の域外持ち出しが規制される

 1例目の発生農場では14日午前11時までに3万8000羽の殺処分を終え、引き続き鶏舎の消毒などを進めている。


2021.11.11-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211111/k10013344311000.html
秋田で検出の鳥インフルエンザウイルスは致死率高い「H5N8型」

  秋田県の養鶏場で検出された、鳥インフルエンザウイルスは、昨シーズン、過去最大規模の感染拡大を引き起こしたのと同じ、致死率の高い高病原性の「H5N8型」であることが国の研究機関の分析で分かりました。養鶏場では、ネズミが侵入したとみられる痕跡があったということで、農林水産省は侵入対策や消毒を徹底するよう呼びかけています。

  秋田県横手市の養鶏場で、今シーズン初めて鳥インフルエンザが発生したことを受けて、農林水産省は専門家の委員会を開きました。
  検出されたウイルスは、国の研究機関での分析で、高病原性の「H5N8型と確認され、昨シーズン、国内で殺処分数が過去最多となった感染を引き起こしたのと同じ型で、先月には、ヨーロッパで野鳥などで3件確認されているということです。

  また、委員会では、現地に派遣された専門家のチームから、野鳥が飛来する可能性がある水場が養鶏場の敷地内にあることや、鶏舎に空気を入れる設備に穴が空いていて、ネズミが侵入したとみられる痕跡があったことなどが報告されたということです
  農林水産省は、小型の野生動物がウイルスを持ち込んだ可能性があるとして、侵入口となる穴を塞ぐことや防鳥ネットの整備、それに消毒などの対策の徹底を呼びかけています。
  農林水産省動物衛生課は「これから渡り鳥が多く飛来する時期を迎えるので全国的に警戒を強めてほしい」と話しています。
鹿児島 出水の「ツルのねぐら」からも検出
  秋田県の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出され、警戒が強まる中、鹿児島県出水市でツルが羽を休めるねぐらから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。国内で野鳥が生息する場所から鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは今シーズン初めてです。

  鹿児島県や環境省によりますと、鹿児島県出水市荒崎地区の、飛来したツルが羽を休める「ツルのねぐら」で今月8日に採取された水から、高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
  これを受けて環境省は、採取された地点の半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定するとともに、12日から県や出水市とともに、周辺で死亡している野鳥がいないかなど緊急調査を行うことにしています。また、県は半径3キロの範囲内にある合わせて13の養鶏場で立ち入り調査を行いましたが、異常は確認されなかったということです。
  国内で野鳥が生息する場所から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、今シーズン初めてです。
  鹿児島県畜産課の今藤豊重家畜防疫対策監は「県内にもウイルスが侵入していることがわかったので、養鶏業者にはさらに警戒を呼びかけていきたい」と話しています。
秋田 鹿児島で鳥インフル検出 警戒レベルを最高に 環境省
  秋田県横手市の養鶏場のニワトリに続き、鹿児島県出水市の水田の水からも高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、環境省は11日、全国の警戒レベルを最も高い「3」に引き上げました

  全国の自治体に対し、野鳥の監視態勢を強化することなどを求めています。また、それぞれ半径10キロ圏内を野鳥を監視する重点区域に指定し、それぞれの県とともに野鳥の感染状況などを確認する緊急調査を行うことにしています。
  環境省では、鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と過度な接触をしないかぎり、人には感染しないと見られるものの、鳥の排せつ物に触れた際には、手洗いとうがいをよくすることや、野鳥の死骸を見つけても触らずに、自治体に連絡することなどを呼びかけています



2021.02.21-Yahoo!Japanニュース(JIJI COM/AFP BB News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/4b2e3978956c3e8b98f6b7149fd767cc81e42543
ロシア、鳥インフルH5N8亜型のヒト感染を確認 世界初

  【AFP=時事】ロシア当局は20日、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)ヒトへの感染を初めて確認し、世界保健機関(WHO)に報告したと発表した。

  ロシア消費者権利保護・福祉監督庁(Rospotrebnadzor)のアンナ・ポポワ(Anna Popova)長官はテレビ会見で、ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター(Vektor)の科学者らが、昨年12月に鳥インフルエンザの集団発生が報告されていたロシア南部の家禽(かきん)農場の作業員7人から鳥インフルエンザH5N8亜型ウイルスの遺伝物質を分離したことを明らかにした。  健康に深刻な影響を受けた作業者はいないという。

  鳥インフルエンザウイルスには複数の亜型が存在している。H5N8亜型ウイルスは伝染性が非常に高く、鳥にとっては命取りだが、ヒトへの感染例はこれまで報告されていなかった。  ポポワ氏は今回の発見は「重要な科学的発見」だとして、このウイルスがさらに変異する可能性については「時間がたてば分かる」とした。「まだウイルスがヒトからヒトに感染する力のない時点でこれらの変異株を発見したことで、われわれすべて、すなわち全世界が、変異の可能性に備えて十分かつ迅速に対応する時間を得られる【翻訳編集】 AFPBB News


2021.01.23-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210123/k10012829521000.html
富山県 初の鳥インフルエンザ確認 小矢部の養鶏場14万羽処分へ

  富山県小矢部市の養鶏場で22日、多数のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。感染の確認は国内で38例目、富山県内の養鶏場で感染が確認されたのは初めてで、富山県は、養鶏場で飼育されている14万羽余りの処分を進めています。

  富山県によりますと、22日夕方、小矢部市にある養鶏場の鶏舎でおよそ2000羽のニワトリが死んでいるのが見つかりました。県で遺伝子検査を実施した結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  このため富山県は陸上自衛隊に災害派遣を要請して23日朝からこの養鶏場で飼育されている14万羽余りのニワトリの殺処分を進めています。
  また、養鶏場の、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に指定したほか、半径10キロ以内をその区域から外への出荷などを禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
  さらに、周辺の幹線道路沿いなどに消毒スポットを設置し、養鶏場に出入りする車両の消毒を行うことにしています。
  これでこの冬、国内での鳥インフルエンザの感染の確認は38例目となり、富山県の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されたのは初めてです。
  23日朝開かれた県の対策本部会議のあと、新田知事は報道陣の取材に対し「鳥インフルエンザが広がらないようにほかの養鶏場は高い緊張感を持って予防措置などを講じてほしい」と話しました。


2021.01.21-NHK NEWS WEB(首都圏NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210121/1000059242.html
千葉の農場 アヒルに鳥インフル

  千葉県横芝光町の農場でアヒルの産卵の量が低下し、検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  この農場のヒナは全国6つの道府県に出荷されていて、各地で殺処分が進められます。

  千葉県と農林水産省によりますと、20日午前10時前、横芝光町の農場から「7棟の施設のうちおよそ350羽を飼育している1棟で、アヒルの産卵量が通常の3分の2まで減っている」という連絡があり、遺伝子検査を行った結果、21日未明、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  これを受けて、千葉県は21日朝からこの農場のアヒルおよそ6000羽の殺処分を進めることにしています。
  また、この農場を中心に、▽半径3キロ以内をアヒル、ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、▽半径10キロ以内をその地域から外への搬出を禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
  この農場からは、直近1週間で北海道、宮城、茨城、埼玉、大阪、奈良の6道府県の9つの農場にアヒルのヒナが出荷されていて、千葉県以外の各自治体で、あわせておよそ6000羽の殺処分が行われるということです。
  先月末以降、千葉県内ではいすみ市の2つの養鶏場で相次いで鳥インフルエンザが確認され、220万羽あまりのニワトリを埋めるなどの防疫措置が進められています。



2020.12.13.-NHK NEWS WEB(関西NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201213/2000038515.html
滋賀の養鶏場で鳥インフル検出

  滋賀県東近江市の養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  滋賀県は、この養鶏場のニワトリおよそ1万1000羽の処分を始めました。
  滋賀県によりますと12日、東近江市にある養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ました。
  県は対策本部を設置するとともにより詳しい遺伝子検査を行ったところ、13日未明、13羽から「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
  これを受けて、滋賀県はこの養鶏場のニワトリおよそ1万1000羽の処分を13日午前5時50分ごろから始めました。
また、この養鶏場を中心に半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を、原則、禁止する「搬出制限区域」に指定したということです。
  鳥インフルエンザウイルスは、先月以降、関西では、兵庫県や奈良県、それに和歌山県で相次いで検出されています。


2020.12.12-山陽新聞-https://www.sanyonews.jp/article/1080458
鳥インフル、鶏の殺処分続く 岡山・美作 焼却も始まる

  岡山県は12日、鳥インフルエンザが発生した美作市滝宮の養鶏場で飼育されている約64万羽の殺処分を続け、午前9時現在で19・2%に当たる12万3480羽が完了したと発表した。殺処分した鶏の焼却も始めた。
  県によると、家畜伝染病予防法に基づく殺処分は11日午前4時に開始。1日延べ800人が24時間態勢で作業に当たり、17日の終了を目指している。殺処分した鶏は県職員らが大型トラックで美作クリーンセンター(美作市杉原)に運び、12日午前7時40分に焼却を始めた。
  焼却は12日午後に吉備路クリーンセンター(倉敷市真備町箭田)でも始まる予定。14日ごろまでに岡山市と倉敷市の施設も使い、約2週間で終える見通し。
  養鶏場の鶏からは、高病原性が疑われるH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが確認されている。より詳細なウイルス型の特定を特定するため国が遺伝子解析を行っており、結果は12日中に判明する予定。
  養鶏場から半径10キロ圏内の7農場では、今のところ異状は確認されていない。


2020.12.10-NHK NEWS WEB -https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201210/k10012756401000.html
和歌山県 鳥インフル検出で6万7000羽のニワトリ処分を決定

  和歌山県紀の川市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、和歌山県は対策本部会議を開き、この養鶏場のニワトリおよそ6万7000羽を処分することを決めました。9日、和歌山県紀の川市の養鶏場で死んだニワトリから「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

  この問題で和歌山県は10日朝、対策本部会議を開きました。そして、養鶏場で飼育中の採卵用のニワトリ、およそ6万7000羽を処分することを決めるとともに陸上自衛隊に災害派遣を要請しました。
  処分は午前9時から始まり、県職員と陸上自衛隊が作業にとりかかっています。
  今後はおよそ280人態勢で処分を進め、来週月曜日までに処分と養鶏場内の消毒を終える見込みだということです。
  また、国と県は養鶏場の半径3キロ以内を鳥や卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を地域外への出荷を原則禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
  これに伴い養鶏場の周辺に5つの消毒ポイントが設置され、通過する車両のタイヤに消毒液が吹きかけられていました。和歌山県の仁坂知事は記者会見で「早く処分を終わらせ、他の養鶏場に波及しないようにしたい」と述べました。


2020.12.07-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/k10012749851000.html
広島 三原の養鶏場で約13万羽の処分始める 鳥インフルエンザ

  島県三原市の養鶏場のニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、広島県は7日からこの養鶏場などのニワトリおよそ13万4000羽の殺処分を始めるとともに、周辺を通行する関係車両の消毒を進めています。
  広島県によりますと、6日、三原市の養鶏場で複数のニワトリが死んでいるのが見つかり、検査の結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
  これを受けて、広島県は7日午前11時から、この養鶏場などのニワトリおよそ13万4000羽の殺処分を始めました。
  広島県は自衛隊の協力を得て、およそ860人態勢でニワトリの処分を行うとともに、今後、地中に埋めるなどの対応を検討することにしています。
  ウイルスが検出された養鶏場の、半径3キロ以内では鳥や卵の移動が、半径10キロ以内では地域外への出荷がいずれも原則禁止となり、この範囲内には合わせて13の養鶏場があるということです。
  広島県は、13の養鶏場を出入りする関係車両を対象に周辺の7か所で消毒を進めるとともに、養鶏場でニワトリが死ぬなどの異常がないか確認をしています。


2020.12.03-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201203/k10012743251000.html
宮崎 都城の養鶏場で鳥インフルエンザウイルス検出 県内3例目

  2日、宮崎県都城市の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行った結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。宮崎県内では1日から鳥インフルエンザウイルスの感染が相次いで確認されていて、これで3例目です。
  宮崎県によりますと、2日午後、およそ3万6000羽のニワトリを飼育している都城市の養鶏場で、72羽が死んでいるという通報がありました。
  遺伝子検査を行ったところ、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出され、県ではこの養鶏場のニワトリおよそ3万6000羽の処分を始めました。
  県によりますと、ニワトリや卵の移動や搬出が制限されるこの養鶏場から半径10キロ以内には、合わせて94の養鶏場がありおよそ438万羽のニワトリが飼育されているということです。
  宮崎県内では1日、日向市で、2日は都農町で、鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されていてこれで3例目です。
  宮崎県では養鶏が盛んで影響の広がりが心配されています。


2020.12.2-NHK NEWS WEB(宮崎NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201202/k10012741541000.html
香川 三豊 2か所の養鶏場 鳥インフルウイルス検出 県内10例目

  香川県三豊市にある2か所の養鶏場で、新たに高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが検出されました。香川県は養鶏場のニワトリ37万羽余りの処分を進めています。県内の養鶏場での鳥インフルエンザの確認は、今シーズン10例目となりました。
  香川県によりますと1日、三豊市の2か所の養鶏場から「ふだんよりニワトリが死んでいる数が多い」といった連絡があり詳しく検査したところ、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
  香川県は2つの養鶏場と、人や機材の往来が確認されている養鶏場の合わせて37万羽余りのニワトリの処分を進めていて、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定するなど、まん延防止の措置を進めることにしています。
  三豊市では、先月5日から、半径3キロの範囲にある合わせて7か所の養鶏場で、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されていて、今回ウイルスが検出された養鶏場も、同じ範囲内にあるということで、県は国とともに感染経路を詳しく調べることにしています。
  香川県内の養鶏場での鳥インフルエンザの確認は、今シーズン10例目となりました。
  浜田知事は記者団に対し、「新しい発生が同時に起きたことは大変残念で、極めて厳しい事態が続いている」と述べました。
  そのうえで、周辺の道路や、野鳥が飛来する可能性のあるため池で行っている消毒の範囲を拡大するなど、対策を一層強化する考えを示しました。


2020.12.2-NHK NEWS WEB(宮崎NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201202/5060008013.html
都城市の養鶏場でも鳥インフルか

  宮崎県によりますと、2日、都城市の養鶏場で多数のニワトリが死んだため鳥インフルエンザの簡易検査を行ったところ陽性が確認されました。
  遺伝子検査でウイルスが検出されれば、日向市、都農町に続き、県内で立て続けに3例の確認になります。
  宮崎県によりますと、2日午後0時40分ごろ、およそ3万6000羽のニワトリを飼育している都城市の養鶏場で72羽が死んでいるという通報がありました。
  県が鳥インフルエンザの簡易検査を行ったところ、13羽のうち12羽で陽性が確認されたということです。

  現在、鳥インフルエンザかどうか確定するための遺伝子検査を行っていて、2日午後11時ごろに結果がわかる見通しです。
  県によりますと、移動制限や搬出制限の対象になる半径10キロ以内には94の養鶏場があり、およそ438万羽のニワトリが飼育されているということです。
  都城市で鳥インフルエンザが確認されれば初めてで、宮崎県内では、1日の日向市と2日の都農町の養鶏場に続き、立て続けに3例の確認になります。
  宮崎県の担当者は「過去に発生のなかった都城市でも疑いが出たということで、強い危機感を持っています。改めて生産者には消毒や野生動物の侵入防止など対策の努力を徹底してほしい」と話しています。


2020.11.12-Livedoor NEWS(朝日新聞)-https://news.livedoor.com/article/detail/19212437/
香川で4例目の鳥インフルか 1、3例目が発生した三豊市内の別の養鶏場
【潟見雄大】

三つの養鶏場で鳥インフルエンザ感染が発生した香川県で12日、新たに別の養鶏場で感染の疑いのある鶏が見つかったことが県への取材で判明した。1例目と3例目が起きた三豊市内で、どちらかの養鶏場と人や車両などの行き来があった関係施設という。感染が確定すれば今季国内の養鶏場では4例目となる。

  県によると、5日に発生が公表された1例目の養鶏場の半径3キロ圏内にあり、12日午前、通常より多くの鶏が死んでいると連絡があった。県が13羽を簡易検査して陽性反応が出た。遺伝子検査の結果が13日未明に判明する見込みという。
  また、3例目の養鶏場は感染力の高い高病原性と確認された。飼育していた全約1万羽の殺処分は11日までに終えた。【潟見雄大】


2020.11.11-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201111/k10012705571000.html
養鶏場で鳥インフルエンザウイルス検出 香川で今月3例目

  10日、香川県三豊市の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが検出されました。県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは今月に入って3例目で、県はこの養鶏場のニワトリ、およそ1万1000羽を処分することにしています。
  香川県によりますと10日、三豊市にある養鶏場から「ニワトリが16羽死んでいる」という連絡があり、県の家畜保健衛生所で詳しく検査した結果、高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

  この養鶏場は今月5日にウイルスが検出された養鶏場から1キロメートル余り離れていて、県はこの養鶏場で飼育されていたおよそ1万1000羽のニワトリを処分する方針です。
  また、この養鶏場から半径3キロ以内にある31の養鶏場からのニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径10キロ以内にある75の養鶏場からの出荷を禁止し、まん延防止の措置をとることにしています。
  香川県は午前6時半から対策本部会議を開き、浜田知事は「短期間で連続で鳥インフルエンザが発生し前例のない、非常に厳しい事態だ」と述べました。
  今月に入って香川県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたのはこれで3例目となります。
官房長官「ことしの鳥インフルエンザは早期警戒を」
  加藤官房長官は、午前の記者会見で「先週5日以来、香川県内で3例目の発生だが、現時点で、この3つの事例の具体的な疫学的関連性は確認されていないと聞いている。香川県などと十分連携しつつ、関係省庁とも連携して対応していきたい」と述べました。
  そのうえで「ことしの鳥インフルエンザは、例年になく早い時期に発生しており、早急に警戒を強める必要があると認識している。引き続き、衛生管理の徹底を指導していきたい」と述べました。
専門家「来年5月の大型連休ごろまでは全国的に警戒を」
  専門家は、ウイルスを運ぶ渡り鳥が日本に飛来している春までの間は、全国的に警戒が必要だとしています。
  これまでに香川県の養鶏場のニワトリから検出されているのは、致死率が高い高病原性のH5N8型のウイルスで、ヨーロッパで感染が広がっているほか、先月には北海道紋別市で野鳥のふんからも検出されていて、渡り鳥によって運び込まれたとみられています。
  鳥インフルエンザに詳しい鳥取大学の伊藤壽啓教授は「渡り鳥は越冬のため、すでに日本全土に飛来していると考えられる。最後の渡り鳥が繁殖地に戻る5月の大型連休ごろまでは全国的に警戒が必要だ。香川県では、1例目、2例目とも養鶏場近くのため池で渡り鳥が確認されていて、同じように渡り鳥が飛来する池や沼が近くにある養鶏場は特に注意が必要だ」と指摘しています。
  そのうえで「ウイルスは、ネズミやイタチ、それにテンやすずめなどによって、養鶏場に持ち込まれる可能性がある。こうした小動物が侵入する開口部が鶏舎にないか確認するとともに、鶏舎に出入りする人は消毒や鶏舎ごとの手袋や長靴の交換を改めて徹底することが必要だ」と話しています。
  農林水産省は、11日専門家のチームを現地に派遣しており、感染経路などを詳しく調べています。


2020.11.06-Yahoo!Japanニュース(KBS瀬戸内放送)-https://news.yahoo.co.jp/articles/5c71b2173da9451bc8fb131c3ddbf08e2f163e40
香川での鳥インフル感染拡大に警戒 渡り鳥など野鳥の調査を開始

  鳥インフルエンザが発生した三豊市の養鶏場では、香川県や自衛隊などによるニワトリの殺処分が進められています。また、県は消毒や注意喚起を行うことなど感染が拡大しないよう警戒を強めています。

  鳥インフルエンザの発生が確認された三豊市山本町の養鶏場では、県や三豊市の職員、自衛隊員など約200人が5日から24時間態勢でニワトリの殺処分作業にあたっています。
   県によると33万羽のうち、6日午後0時までに約7万5千羽の殺処分を終えました。
   関係者によるとこの養鶏場では、ニワトリが突然死に近い形で死んでいて高い病原性をもつウイルスによるものだとみられています。  半径3キロメートル以内には26の養鶏場が密集していて、香川県は消毒や注意喚起などを行いながら警戒を強めています
  また、環境省は全国で野鳥に関する警戒レベルを最も高い「レベル3」に引き上げました。
   環境省の指示を受け、県は野鳥監視重点区域となる養鶏場の半径10キロメートル以内で野鳥の調査を始めました。
   調査は野鳥の専門家10人ほどが4つの班に分かれて6日から3日間、17カ所のため池で渡り鳥などを中心に、異常がないかや死んだ鳥がいないかなどを調査します。
(KSB瀬戸内海放送)







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