イギリス(英国)(グレートプリテイン及び北アイルランド連合王国)-1
2026.03.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260325-JIUJ5RIMFNIW5AD7M3IUDIKBFU/
イラン、欧州のユダヤ社会に新たなハイブリッド攻撃を開始か 各国の治安当局が警戒
【ロンドン=黒瀬悦成】英ロンドン北部のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)前で
23日、ユダヤ系ボランティア救急団体が所有する救急車が放火された事件で、
イランに連なる多国籍過激派組織「正義の仲間たちのイスラム運動」が24日までに犯行声明を出した。同組織は今月、ベルギーやオランダでも同様の放火や爆破事件に関与したと指摘されており、
各国の治安当局は、イラン当局が米国とイスラエルによるイラン攻撃を機に、欧州全土でハイブリッド戦争を仕掛けている恐れがあるとして警戒を強めている。
米国のテロ組織監視団体「SITEインテリジェンスグループ」によると、「正義の仲間たちのイスラム運動」を名乗る組織が交流サイトのテレグラムに25秒間のビデオ映像付きの犯行声明を投稿した。
映像では救急車が炎上する様子とともに、英語とアラビア語、フランス語で、標的となったシナゴーグを「英国でのイスラエル支援の主要拠点」と指弾していたとしている。
オランダの研究機関「国際テロ対策センター」(ICCT)によれば、同組織は今月9日のベルギー東部リエージュと13日のオランダ・ロッテルダムでのシナゴーグ放火事件、同アムステルダムでのユダヤ人学校(14日)と商業施設(16日)の爆破事件について犯行声明を発表。声明は、イラン革命防衛隊やレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラ系のSNSを通じて広く拡散されていた。
一連の犯行は、夜陰に紛れて欧州の主要なユダヤ人居住地域の建物などを標的にしている点で共通している。英紙テレグラフ(24日付)は、反ユダヤ主義対策を担当するイスラエル政府機関が欧州本土での事件を同一組織による犯行と断定したと伝えた。
「正義の仲間たちのイスラム運動」はこれまで各国の治安当局の間で全く知られていなかった。
ICCTの研究員は、同組織が欧州での攻撃を目的に今月、新たに設立されたと分析。
欧州各国でイランが地元の若者や犯罪組織のメンバーを金銭で雇って使い捨ての工作員に仕立て、同組織を名乗って欧州のイスラエル権益やユダヤ人社会に揺さぶりをかけるハイブリッド戦争を展開している可能性が高いとの見方を示した。
ICCTによれば、1997~2024年にイラン革命体制が国外の反体制派やユダヤ人を標的に行った暗殺、誘拐、脅迫などの工作活動は確認されただけで218件を数え、うち102件が欧州で実行された。
2026.02.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260220-6RHT77KQV5LDRH6E432WO3RWBI/
アンドルー元王子切り離しで「王室離れ」食い止められるか 英国王、捜査に「全面協力」
【ロンドン=黒瀬悦成】チャールズ英国王の弟、アンドルー元王子(66)が公務上の不正行為をした疑いで英警察に逮捕された事件で、
国王は19日、「法的な決着が必要だ」として捜査に全面協力するとの声明を発表した。ただ、
英国内では、王室が元王子の行状を知りながら看過していた疑いがあり、王室の存続が問われる事態に発展しかねないとの見方も出始めた。
家宅捜索など行い釈放
英警察は19日夜、同日逮捕した元王子を釈放したと発表した。関係先の家宅捜索を終えたとしており、捜査は継続する。国王は同日、「法的な決着が必要だ」として捜査に全面協力するとの声明を発表した。
英BBC放送によると、知能犯罪の容疑者は家宅捜索や初期的な事情聴取が終わると釈放されるのが通例。後日、再び事情聴取が行われる可能性もある。
元王子が不正行為を疑われているのは、王室の公務で英政府の貿易特使を務めていた2010~11年頃。アフガニスタンの金とウランに関する投資情報や、中国、東南アジアを訪問した際の報告をエプスタイン氏に漏らした疑いがある。
国王は19日の声明で「極めて深刻な懸念を抱いている」とし、「捜査は適切だ。私たちは当局を全面的に支持し、協力する。法的な決着が必要だ」と強調した。
元王子は11年、エプスタイン氏との関係を批判されて貿易特使を辞任した。14年には、エプスタイン氏から紹介された17歳の未成年女性に性的虐待をした疑いが浮上。女性は元王子を訴え、22年に和解したが25年4月に自殺した。
「王室廃止は良くない」37%
王室は、エプスタイン氏との親交や性的虐待の実態が明るみに出るにつれ、時間をかけて元王子と距離を置き、王室からの切り離しを図ってきた。
20年11月、王室は元王子に全ての公務から手を引かせた。元王子は22年、軍の名誉職と慈善団体などの後援者の役職を返上。25年10月には王子の称号や「ヨーク公」の爵位を剝奪され、ロンドン近郊ウィンザー城敷地内の邸宅から東部ノーフォーク州サンドリンガムへの転居を命じられた。
今年1月末には、米司法省が公表したエプスタイン氏関連の捜査資料の中から不適切な写真や、今回の逮捕につながる関連書類が見つかった。国王は今月9日、「警察に協力する用意がある」と表明し、元王子に引導を渡した。
王室の対応には、一連の不祥事が原因で王室が国民の信頼を失うのを避けたい思惑が込められている。
だが、性的虐待を受けた女性への和解金を含め、王室が長年にわたり元王子に資金援助していた疑いがあるほか、王室がこれまでの行状を厳しく追及してこなかったとする批判は多い。
調査会社イプソスが今月発表した世論調査で「王室廃止は良くない」とする回答は昨年11月の前回調査から10ポイント減の37%となった。
国王の支持率も同8ポイント減の46%。
今回の事態が国民の王室離れにつながる恐れは現実味を強めつつある。
2026.02.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260219-NPUXGE2G7NMVDMQEDQQEU7XBWA/
英国王「当局を全面的に支持し協力」と声明 アンドルー元王子逮捕、東部の自宅で身柄拘束
【ロンドン=黒瀬悦成】英BBC放送は
19日、英警察がチャールズ国王の弟、アンドルー元王子(66)を逮捕したと伝えた。
元王子は、性的人身売買で起訴され勾留中に死亡した米富豪、エプスタイン氏に機密情報を漏洩(ろうえい)した疑いなどで捜査を受けていた。
BBCによると、英警察は19日朝、英東部ノーフォーク州サンドリンガムの自宅で元王子の身柄を拘束した。逮捕容疑は「公職における不正行為」。
元王子を巡っては、米司法省が1月末に公開したエプスタイン氏に関する捜査資料で、元王子が貿易特使だった2010~11年に通商関連の情報を流した疑惑が浮上していた。
元王子はエプスタイン氏と親交があったことで知られ、
同氏から紹介された未成年女性を性的に虐待した疑惑を追及されていた。英警察は同疑惑に関しても捜査を進めているという。
元王子は一連の疑惑を否定している。
国王は25年10月、弟の王子の称号や「ヨーク公」の爵位を剝奪し、ロンドン近郊ウィンザー城の敷地内の邸宅からサンドリンガムに転居させていた。
チャールズ英国王は19日、元王子の逮捕に関し声明を発表し、「捜査は適切に進められている。当局を全面的に支持し協力する。法的な決着が必要だ」と強調した。
英国では、同じくエプスタイン氏との関係を批判されて更迭されたマンデルソン前駐米大使が同氏に機密情報を漏らした疑いで英警察の捜査を受けている。
2026.02.19-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260219-P7EWJFHMNVMSHK7DAOEUGJJ4LY/
アンドルー元英王子を逮捕 英BBC報道、米富豪エプスタイン氏に機密情報漏洩で捜査
英BBC放送は
19日、英警察がチャールズ国王の弟のアンドルー元王子(66)を逮捕したと報じた。
逮捕容疑の詳細は不明だが、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した米富豪エプスタイン氏に機密情報を漏洩した疑いなどで捜査を受けていた。
英王室の家系から逮捕者が出るのは極めて異例。
アンドルー元王子はエプスタイン氏から紹介された17歳の少女への性的虐待疑惑を巡り、昨年11月に王子の称号を剝奪されていた。
元王子はアフガニスタンでの投資に関する情報や、シンガポールや香港などを訪問した際の報告をエプスタイン氏に伝えた疑いが持たれている。
米司法省が開示したエプスタイン氏に関する文書に含まれていたメール記録で判明した。
(共同)
2026.02.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260210-MQ52QK5OUZN33IVGPGXYQTYWIU/
英政府、香港からの移民受け入れ対象者を拡大 黎智英氏への懲役20年判決で対抗措置
【ロンドン=黒瀬悦成】英政府は
9日、香港からの移民の受け入れ態勢を強化する方針を発表した。
香港高等法院(高裁)が香港国家安全維持法(国安法)違反罪などで蘋果(ひんか)日報(リンゴ日報)創業者、黎智英(れい・ちえい=ジミー・ライ)氏に懲役20年を言い渡すなど、香港住民の権利や自由が中国当局に侵害されていることへの対抗措置としている。
新方針は、1997年に香港が中国に返還される前に生まれた「英国海外市民」(BNO)の資格を有する香港市民を親に持つ成人が対象。旧英植民地である香港から英国への移住を容易にする特別査証(ビザ)を単独で申請できるようにする。対象者のパートナーや子どもの受け入れも可能にする。
英内務省の推定では、新方針により今後5年間で2万6千人が英国に移住できる見込み。
ビザは従来、BNOの資格を持つ香港市民と、その扶養家族を中心に発給されていた。
これまでに23万人以上が発給を受け、17万人近くが英国に移住した。
2026.02.09-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260209-YMLGA3CS4RP3PLX3O6FCPUHM2E/
米富豪エプスタイン氏と親密な関係か 英首相側近辞任 スターマー政権に打撃
スターマー英首相の
首席補佐官を務めていたマクスウィーニー氏が
8日、辞任した。同氏は声明で、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した米富豪エプスタイン氏と親密な関係があったとされる英国のマンデルソン前駐米大使について、スターマー氏に任命を進言した責任を取ったと説明した。BBC放送が報じた。
首相側近の辞任は支持率が低迷しているスターマー政権にとって打撃。マンデルソン氏はエプスタイン氏に機密情報を漏えいした疑惑が浮上している。与党労働党からも大使任命の責任を問う批判が噴出し、首相の辞任を求める声も出ている。
ターマー氏は5日、マンデルソン氏の大使任命を謝罪したが、欧米メディアによると、労働党議員の間で後継の党首を探る動きがある。
マクスウィーニー氏は声明でマンデルソン氏の大使任命は「誤りだった。労働党、英国、政治への信頼を損なった」と表明した。
「身を引くことが唯一の名誉ある選択だ」とした。
(共同)
2026.01.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260130-RNLVM4JFOZPDFJZUYYE2AISICU/
スターマー英首相、習近平氏会談で「経済関係強化」成果強調 国内では「利敵行為」批判も
【ロンドン=黒瀬悦成】中国を訪問中のスターマー英首相は29日、北京で中国の習近平国家主席と会談後、「具体的な成果を伴う有意義で生産的な話し合いができた」と述べ、
英首相として8年ぶりの訪中で米中関係の修復を果たしたと強調した。だが、
野党の保守党などは、スパイ活動などを通じて英国の安全保障を脅かされている現状を棚上げにして対中接近を進めるスターマー氏への批判を強めている。
英首相府によると英中首脳は、中国が英国産のウイスキーの輸入関税を10%から5%に引き下げることや、英国民が観光や商用で訪中する際、30日以内であればビザ(査証)を免除することなどで合意した。
英首相府はまた、英中が「新たなパートナーシップ」の下で経済関係を強化し、中国で金融や医療分野などでの事業を拡大させることで合意したことを明らかにした。英製薬大手のアストラゼネカは2030年までに中国に150億ドル(約2兆3000億円)を投資するとしている。
スターマー氏は「(中国との)関係を真に強化できた。これは国益にかなう。中国には多大な可能性があるからだ」と強調。停滞する英経済を立て直すために中国と関係を強化する方針を鮮明に打ち出した。一方で「中国と意見が異なる問題でも議論する」とも語り、人権問題では譲歩しないと主張した。
ただ、香港の民主派新聞・蘋果(ひんか)日報(アップルデイリー)の創業者で英国籍の民主活動家、黎智英(ジミー・ライ)氏が香港国家安全維持法違反などで有罪判決を受けた問題では、習氏と「互いを尊重した対話ができた」としたものの、同氏の釈放を求めたかどうかは明言しなかった。
英保守勢力などは、中国当局が香港での弾圧を逃れた在英の民主活動家を迫害したり、英首相府や政治家らの通話を盗聴するなどのスパイ活動を展開していると指摘。スターマー氏の訪中が「利敵行為」にあたると非難する。
世論も懸念を強めており、
調査会社ユーガブによると、中国を「非友好的」「敵対的」とみる英国人は計51%を記録。「友好的」の27%を大きく上回った。
中国が、トランプ米大統領の自国中心主義的な外交政策に反発する欧州やカナダに接近し、西側主要国を米国から引き剝がそうとしているのは明白だ。
保守党のベーデノック党首は、中国が英国の安全保障を脅かしている現状に照らして「私なら訪中しなかった」と批判した。
2026.01.29-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20260129-3VEEHHIFYRJRHFFH5VQXGD63OA/
英首相が中国主席と会談へ 8年ぶり訪問に企業関係者ら60人同行、米圧力背景に関係改善
中国の習近平国家主席とスターマー英首相は
29日、北京で会談する。
英首相の訪中は8年ぶり。
両国は冷え込んでいた関係の改善に前向きな姿勢を示している。
米政権が関税で各国に圧力を加えるなか、中英間の貿易を安定させる思惑がある。
習氏は欧州各国と関係を強化して影響力を高め、4月に訪中する予定のトランプ米大統領と対峙(たいじ)する構えだ。
中国は今月中旬、カナダの首相を8年ぶりに招き、首脳会談では互いに関税を引き下げて貿易を促進する方針で一致。トランプ氏はカナダが中国と貿易協定を結べばカナダからの輸入品に100%の関税を課すと警告した。中英の接近もトランプ氏を刺激しそうだ。
スターマー氏の訪中は28~31日の4日間の日程。英国の企業や文化団体の関係者ら約60人も同行した。英首相の訪中は2018年のメイ氏以来。
(共同)
2026.01.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20260126-3J25XDPDJNOA5OVUUQDJQ6VIBA/
トランプ氏「NATOはアフガンで後方」発言に英反発 同氏は一転称賛も加盟国の遺恨晴れず
【ロンドン=黒瀬悦成】トランプ米大統領が22日、アフガニスタンでの対テロ戦争で北大西洋条約機構(NATO)の派遣部隊が「前線から少し離れた後方にいた」など
と欧州のNATO加盟国の貢献を否定する発言をしたことに対し、スターマー英首相が「侮辱的だ」などと反論するなど、
英政界や退役軍人の間で反発が広がっている。
トランプ氏は24日、自身のSNSで「英国の偉大で非常に勇敢な兵士たちは常に米国と共にある」などと一転して英軍を称賛したが、他のNATO加盟国も多数の死者を出しており、発言は尾を引きそうだ。
トランプ氏は22日、米FOXニュースの番組に出演し、「米国がNATOを必要だった場面はない。彼らに何かを頼んだことも一度もない」と主張。米国がNATOを必要とする局面が出てきたとしても、米国を支援するかは「定かでない」とも述べた。
英国を含むNATOは2001年9月11日の米中枢同時テロを受け、加盟国への攻撃をNATO全体への攻撃と見なす北大西洋条約第5条を発動してアフガンに軍部隊を派遣した。
英軍は、21年の完全撤収までに、現地で米軍の死者数2461人に次ぐ457人の死者を出している。
トランプ氏の発言について、スターマー英首相は23日、「侮辱的であり、率直に言って衝撃的なほどひどい。英国を含むNATOの役割を軽視するのは誤りだ」と述べ、謝罪を求める考えを示唆した。
かつて英海兵隊将校としてアフガンで戦ったカーンズ英軍担当相もX(旧ツイッター)上で「全くばかげている」と反論した。
これに対しトランプ氏は24日の投稿で「(米英の)絆は決して壊れない。われわれは永遠に愛し続ける」とも述べたが、自身の発言を直接訂正はしなかった。
アフガンに部隊を派遣したNATO加盟国のうち、カナダは159人、フランスは92人を出している。
米国以外のNATO加盟国の死者数の総計は1160人に上り、これらの国がトランプ氏の発言に引き続き反発するのは必至だ。
2025.12.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251223-UMVKRXJW4BMWVGE3O5OI75ZECA/
ロンドンで環境活動家のグレタさん拘束 活動禁止の親パレスチナ団体を支持するデモに参加
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(22)が
23日、英政府に活動を禁じられた親パレスチナ団体「パレスチナアクション」を支持するデモにロンドンで参加したとして警察に拘束された。英メディアが報じた。
グレタさんは「パレスチナアクションの被告人を支持する。ジェノサイド(集団殺害)に反対」と書かれたプラカードを手に座り込んでいた。英国ではパレスチナアクションの複数のメンバーが器物損壊などの過激な活動で起訴され、勾留中にハンガーストライキを続けている。
英国では現在、パレスチナアクションへの支援を呼びかける活動も禁じられている。
(共同)
2025.12.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20251205-V4OA4RIZRJJTDI6Y5N5ERRTCFI/
英調査委、露元スパイ毒殺未遂は「プーチン氏が承認」と結論 英政府は露大使に釈明求める
【ロンドン=黒瀬悦成】2018年に英南部ソールズベリーでロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏親子が神経剤「ノビチョク」による毒殺未遂に遭った事件に関し、
英政府の調査委員会は4日、露軍情報機関「参謀本部情報総局」(GRU)の工作員らがプーチン露大統領の承認を得て2人の暗殺を謀ったと結論づける報告書を発表した。
英政府は同日、報告書を受けてGRUおよび暗殺計画に関与したGRU要員8人を新たに制裁対象に指定した。また、駐英ロシア大使を呼んで調査委の結論に関する釈明を求めた。
報告書によると、露工作員は18年3月4日、英側に機密情報を提供したスクリパリ氏の自宅玄関のドアノブに神経剤を付着させ、同氏と娘のユリアさんの暗殺を謀った。親子は重篤な状態に陥ったが、後に回復した。
事件から約4カ月後、犯行に使われた神経剤入りの化粧瓶を拾った男性がスプレー式の高級香水だと勘違いして自身のパートナーの女性に贈り物として渡し、この女性がノビチョクを浴びて死亡した。
調査委は、プーチン氏が女性の死に関し「道義的な責任がある」と指摘した。
スターマー英首相は声明で「報告書の結論は、
ロシア政府が罪のない命を何ら顧みないという重大な警告だ」と述べ、ロシアの犯行を非難した。
2025.12.01-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20251201-4VOTIJJNHFN3BKXKMVOL5ZJXQE/
英国で左派新党「あなたの党」、前労働党党首ら結成 中道寄り路線への不満層の受け皿に
英労働党前党首で無所属のジェレミー・コービン氏らが7月に結成を表明した左派新党は11月30日、党名を「Your Party(あなたの党)」にすると発表した。中部リバプールで結党大会を開き、党員投票で決めた。
英メディアによると、
コービン氏は反ユダヤ主義などを理由に2020年に労働党員資格停止の処分を受けた後、無所属で下院選に出馬する意向を示し、
24年に党を除名された。急進左派路線を推進するとみられ、スターマー首相(労働党党首)の中道寄り路線に不満を抱く支持者らの受け皿になることを目指す。
結党大会では、党のリーダーを置かず、党員に選ばれた非政治家による中央執行委員会が党運営を担う方針も承認した。党の報道官は「富と権力を少数から多数に移す」という党の使命を反映していると述べた。
コービン氏と連名で新党結成を発表したザラ・スルタナ下院議員(労働党を離党)との間で政策方針を巡り既に亀裂が生じており、
党の結束が課題になっている。
(共同)
2025.07.03-dメニュ ニュース-https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/tvasahinews/world/tvasahinews-000436839
英キャサリン妃 がん闘病語る…「本当につらく人生を変える経験」
今年1月にがんの症状が落ち着いたことを公表したイギリスのキャサリン皇太子妃が、
闘病生活について「本当につらく、人生を変える経験だ」と語りました。
キャサリン皇太子妃
ある種“勇敢な顔”でストイックに治療をこなした後は『また頑張ろう、普通の生活に戻ろう』という気持ちになります。ただ実際、治療の後も本当に大変です」
2日、キャサリン妃は訪問先の病院で、がん患者らと面会し、自身の闘病生活について「本当につらかった」と振り返りました。
そのうえで、治療が終わってからも「これまで通り生活することはできない」と述べ、がんの診断は「本人だけでなく、家族にとっても人生を変える経験だ」と語りました。
また、回復までの道のりは「ジェットコースターのようなもので、平坦ではない」としてサポートの重要性を強調しました。
2025.06.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250611-LCH22GHXGBOERADDSBU2U5V6M4/
スパイ天国」の甘い味…老舗高級ホテルで、女性諜報員に着想得た菓子食べる
ロンドンで暮らしていると、ここは「スパイ天国」だとつくづく感じる。・・・ロシアや中国の諜報員が好き放題に活動しているという意味ではない。むしろ英国の防諜能力は世界一級との評価が一般的だ。
かつて
大英帝国が全世界に版図を広げた決め手の一つは、
情報の重要性を認識し、十分に活用していたことだろう。それだけに
スパイの存在は、一般国民の間でも小説や劇映画、ノンフィクション、博物館での展示など多種多様な形を通じて広く浸透している。
例えば、以前に当欄で紹介した、英情報機関ゆかりの旧陸軍省ビルで開業したラッフルズ・ホテルでは最近、歴史上の女性スパイたちに着想を得たアフタヌーンティーを始め、好評を博しているという。
筆者もご相伴にあずかる機会を得たのだが、提供された菓子の一つ一つに、ナチス・ドイツ占領下のフランスで英特殊作戦執行部の諜報員として活躍した米国人のバージニア・ホールや、ルーマニア系英国人のベラ・アトキンスらの名前が冠せられている。
スパイとは、まさに
「英国文化」の一部なのだ。かつては英情報工作の中心地だったホテルの重厚なラウンジで大勢の人々がスパイ談議をしながら紅茶を楽しんでいる様を目にすると、そう感じずにはいられなかった。
(黒瀬悦成)
2025.05.25-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250525-EQEYQWGZVNMOZBVJP7URP2ALKQ/
60歳ジョンソン元英首相に「9人目」の子 妻のキャリーさんがインスタで女児出産を公表
ジョンソン元英首相(60)の妻キャリーさん(37)は
24日、夫妻の間に4人目の子となる女児が21日に誕生したと
インスタグラムで発表した。
英メディアによると、ジョンソン氏は前妻らとの間に少なくとも5人の子がいるとされ、新たに生まれた子は「9人目」となる。
インスタグラムにはジョンソン氏が生後間もない娘を抱き、いとおしそうに見つめる姿も投稿された。キャリーさんは「あなたはなんてかわいくて小さいの。私たちはみんな、あなたに夢中よ」と溺愛ぶりを見せた。
ジョンソン氏は首相在任中の2021年にキャリーさんと結婚。22年9月、不祥事への不誠実な対応が国民の不信感を招き、辞任した。
(共同)
2025.04.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250414-EW2TOMTBRZN5RG2265A6J7ASUU/
対中批判で知られるホブハウス英下院議員、香港の空港で入境を拒否される 孫の顔見られず
【ロンドン=黒瀬悦成】英主要メディアは13日、英野党・自由民主党のホブハウス下院議員が
10日、香港の空港で入境を拒否され、英国への帰国を強いられたと報じた。
香港当局は入境拒否の理由を明らかにしていない。
ホブハウス氏によると、英議員が入境を拒否されるのは、英国が1997年に香港を中国に返還して以降、初めてとみられる。
ラミー英外相は12日の声明で、事態に「深い懸念」を示した上で、中国政府および香港当局に説明を求めると表明した。
自由民主党のデービー党首は13日、ラミー氏に対し、駐英中国大使を呼んで事情を聴くよう要請した。
ホブハウス氏は、香港在住の息子と生後間もない孫に会うため、夫と一緒に香港に入境しようとした。
ホブハウス氏は、日本や米英、欧州などの議員らで構成する「対中政策に関する列国議会連盟」(IPAC)のメンバーで、中国のチベット自治区での人権抑圧や香港での民主化勢力への弾圧を批判していた。
中国政府は2021年、同じくIPACに加わるイアン・ダンカンスミス氏ら中国への強硬姿勢で知られる複数の英保守党下院議員を中国への入国禁止とする制裁措置を発表したことがある。
2025.04.01-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20250401-PKXHGAWJ2NO5PPDFPTAG4J6I2I/
ごみ1万7千トン未回収 英バーミンガム、業者スト 巨大化したネズミや害虫被害も
英中部の主要都市バーミンガムでごみ
収集業者のストライキが続き、未回収のごみ約1万7千トンが路上に放置されたままになっている。公衆衛生への懸念の高まりを受け、市議会は3月31日に「重大事案」を宣言し、緊急対策に乗り出した。英メディアが報じた。
収集業者らの組合は一部従業員の再配置計画を巡って1月からストを繰り返し、3月中旬に全面的なストに突入した。市内各地の路上では山積みになった廃棄物が悪臭を放ち、巨大化したネズミや害虫被害の苦情も出ている。
市議会によると、市当局が非常事態に対応するため回収を試みたが、スト参加者らがごみ集積所を封鎖して妨害した。市議会の代表は「市民らに被害と苦痛を与えている状況を容認できない」と主張。宣言により、市議会が収集車や作業員を増やし、ごみの撤去や道路清掃の稼働率を上げることができるという。
(共同)
2025.02.20-産経新聞(ロイター)-https://www.sankei.com/article/20250220-3OSBTC4IOJMKRNWSYFK2S4JFIY/
英ロンドン近郊で道路が陥没、長さ20メートルまで拡大 爆発の恐れ 住民に避難指示
英ロンドン近郊のゴッドストーン村で17日、
道路が陥没した。現地報道によると、
穴は18日の午後までに少なくとも長さ約20メートルまで拡大したという。
警察は爆発の恐れがあるとして、近隣住民に避難指示を出した。
(ロイター)
2024.12.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241217-CQHNJ6O275MFZAQXRKYVQLPK5Q/
実業家装った中国スパイがアンドルー英王子と「親密な関係」 エリート層への浸透工作判明
【ロンドン=黒瀬悦成】チャールズ英国王の弟であるアンドルー王子と親密な関係にあった中国人実業家(50)が中国政府のスパイである疑いが明るみに出た。
英政界では、中国共産党が英エリート層への影響力行使や先端技術の窃取を狙って多様な分野に浸透している実態の一端を示すものだとして、波紋が広がっている。
英国の安全保障に関わる移民の扱いを審理する特別移民上訴委員会(SIAC)によると、この中国人実業家は2002年に留学のため訪英し、05年に英国内で旅行事業を立ち上げ、13年からは滞在期間の制限なしに英国への滞在を認められる権利を得た。
ところが、
実業家は21年11月に英国に入国しようとした際、外国政府による敵対的活動に関与した恐れがあるとして警察に事情聴取され、携帯端末などの電子機器を一時没収された。
当時の保守党政権は、端末から得られた情報などを根拠に、実業家が「英国の安全保障を脅かす恐れがある」として23年3月に英国外への追放を決定。実業家はこれを不服としてSIACに訴えたが、SIACは今月12日、政府の決定を維持すると判断した。
SIACによると、実業家は20年に王子の誕生日会に招かれたほか、中国で「協力者や出資者になりそうな相手」に対して実業家が王子の代理人として活動することが王子側から認められていたという。
SIACは実業家と王子との関係が中国政府による英国への政治介入に利用される可能性があると認定した。
英BBC放送によると英当局は実業家について、外国での影響力工作に従事する中国共産党中央委員会の中央統一戦線工作部の関係者と位置付けている。
王子は13日の声明で、実業家と「接触を絶った」と表明した上で
「機密に関する話は一切していない」と強調。
実業家は疑惑を否定している。SIACは人権保護の観点から実業家の名前を伏せてきたが、16日になり実名である「ヤン・テンボ」の公表を認めた。
王子は児童買春の罪で起訴されて勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告とつながりがあったとして19年に公務を退き、22年には軍や慈善団体の役職も剝奪された。
2024.12.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241215-XSGZYSO7SJN53L5B5EWYZM4XWY/
英のTPP加盟議定書が発効 日本への効果限定的も…「自由貿易の枠組み拡大にメリット」
(万福博之)
環太平洋経済連携協定(TPP)に英国が加盟する議定書が15日に発効した。
すでに日英2国間の貿易協定があるため、日本にとって経済効果は限定的だが、自国優先の保護主義が台頭する中、価値観を共有する英国をTPPに迎え入れるメリットは大きい。アジア太平洋を中心とした地域に限られていた加盟国が欧州に広がり、日本の産業界も期待を高めている。
精米やパックご飯の関税撤廃
内閣官房によると、英国の加盟によってTPP加盟国の国内総生産(GDP)の合計額は11・6兆ドルから14・7兆ドルに、世界全体のGDPに占める割合は11・6%から14・7%に増える。貿易総額は7・5兆ドルから8・7兆ドルに拡大する。
TPPは99%の品目で関税が段階的に撤廃されるが、日本と英国は2020年に経済連携協定(EPA)を結んでおり、日本の輸出で新たに関税が撤廃されるのは精米やパックご飯に限られ、追加的な効果はそれほど大きくない。
しかし、第一生命経済研究所の田中理主席エコノミストは「日本にとってはむしろ、自由貿易の枠組みが広がることにメリットがある」と強調する。
中国、台湾も加盟申請済み
米国が17年にTPPから離脱して以降、多くの国が保護主義に傾斜。米国大統領に再選したトランプ氏は日本を含むすべての国に対して関税を引き上げる考えを示すなど世界の自由貿易体制は危機にさらされている。
こうした中、自由貿易を重視する英国は、日本とともにTPPの旗振り役として多国間の枠組みをリードする重要なパートナーになり得る。英国参加が呼び水となってTPPが拡大に転じ、自由貿易の後退に歯止めがかかることが期待される。
TPPには中国、台湾、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、ウクライナ、インドネシアが加盟を申請済み。コスタリカは11月から加盟交渉に入った。加盟国の拡大はTPPにとっても課題だが、田中氏は「TPPが定める厳しい自由貿易の基準をクリアするのは簡単ではない」と指摘する。
(万福博之)
2024.11.30-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20241130-G5K4D6NE5RNFZBNXKG4PS5DJ5A/
英下院で「安楽死」法案可決 国民7割以上が支持 2回目の採決通過なら上院で審理へ
英下院は
29日、イングランドとウェールズで終末期の成人患者が薬物の投与などによる「安楽死」を選ぶ権利を認める法案を採決し、賛成多数で可決した。今後、下院の委員会が法案を精査し、2回目の採決も通過すれば
上院でも審理する。
世論調査では国民の7割以上が法案を支持している。
賛成は330、反対は275だった。生命倫理に関わる重要な事案の法制化に向け、さらなる議論の道を開いた。法案の内容は、審議の過程で修正される可能性がある。
「終末期成人(人生の終わり)」法案は、末期疾患と診断され余命6カ月未満の成人が、医師2人と裁判官の承認を得た上で自ら命を終わらせることを認める。法案を提出した与党労働党のキム・レッドビーター議員は、苦痛に耐え続けるのではなく尊厳を保ち最期を迎える権利があり、選択肢が必要だと主張する。
調査会社ユーガブの最新の世論調査では
73%が法案を支持し、不支持は13%だった。
(共同)
2024.09.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240924-XG63NREJIRPEZA4X65BKMTD57M/
英労働党大会で財務相が演説 不人気の財政緊縮策を正当化 首相の支持率低下鮮明に
【リバプール(英中部)=黒瀬悦成】7月の英総選挙で14年ぶりに政権の座に返り咲いた労働党の年次党大会が
22日、中部リバプールで4日間の日程で始まり、リーブス財務相が23日に基調演説を行った。
リーブス氏は有権者から反発を浴びている政権の財政緊縮策について「正しい決断をした」と強調。
スターマー首相は緊縮財政に加え、支援者からの多額の利益供与で人気が下落しており、党大会を求心力回復の機会としたい考えだ。
リーブス氏は演説で、保守党のスナク前政権が組んだ予算に220億ポンド(約4兆1千億円)の財源不足が見つかったと指摘し、事態打開に向け今後の財政政策で「厳しい決断を下す必要がある」と警告した。
リーブス氏は7月29日、年金生活者への冬場の暖房費補助の削減や、保守党政権下で決定された病院や道路、鉄道の建設計画の見直しといった事実上の財政緊縮策を打ち出した。
このうち暖房費に関しては約1千万人が補助の対象外になるとみられ、世論は強く反発。党を支える複数の有力労組も今月22日、補助削減の方針を撤回するよう政権に要求した。
リーブス氏は演説で、一連の政策は緊縮財政ではないと反論し、新たな産業政策などを通じた雇用の創出で経済を成長軌道に乗せていくと強調した。
政権が10月30日に公表する予算案では「労働者への増税はしない」と明言した。ただ、専門家の予想では投資収益への課税増や将来的な企業増税、歳出削減が見込まれている。
一方、スターマー首相をめぐっては妻のビクトリアさんが労働党上院議員の富豪から高級な衣服を贈られていたことが党の内外で問題視されている。
英メディアは富豪からスターマー氏らへの利益供与に関する報道を展開。過去5年間の贈答品は、米歌手テイラー・スウィフトさんのコンサートのチケットなどを含め計10万ポンド以上相当に上るとされている。
こうした寄付や贈与は申告すれば違法でないが、清廉潔白を売り物にしてきたスターマー氏のイメージを傷つけたのは明白だ。中道路線を掲げるスターマー氏に不満を抱く党の左派勢力が一連の問題で対決姿勢を強める事態も予想される。
英調査会社オピニウムが今月20日に発表した世論調査ではスターマー氏の支持率は24%で、不支持50%を大きく下回った。7月の政権発足直後の調査では支持38%、不支持は20%で、有権者のスターマー氏離れが鮮明になっている。
2024.09.16-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240916-DWNL55LVNZPMJFO2QKIWUTRJWA/
英BBCの元著名キャスター有罪 児童のわいせつ画像を通信アプリで入手
ロンドンの裁判所は16日、
児童のわいせつ画像を入手したとして起訴された英公共放送BBCの元著名キャスター、A被告(63)に禁錮6月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。英メディアによると、通信アプリ「ワッツアップ」で送られた画像約40枚の入手を認めた。
BBCには1984年から勤務し、選挙や王室の報道を担当。2022年9月にはエリザベス女王死去の一報を伝えるなど硬派なキャスターとして知られていた。昨年11月に逮捕され、今年4月にBBCを辞職。6月に訴追された。
(共同)
2024.08.13-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240813-GO6IIFG74JOUXHM2FUDJPH6CPU/
バンクシー新作、動物シリーズ8日連続8作目はサイ 車の上に前脚乗せる?
正体不明の芸術家バンクシーは12日、壁面にサイを描いた新作を公表した。
自身のインスタグラムにも写真を投稿した。
壁際に止まっている銀色の乗用車の屋根に前脚を乗せているような構図。
バンクシーは5日からロンドン各地で動物をモチーフにした新作を公開しており、
8日連続で8作目。
乗用車はサイの重みで後ろ側が沈み込んでいるように見える。
ボンネットには工事現場などで使われる三角コーンが載せられ、ファンはサイの角をイメージしたと指摘した。インスタグラムには
「車をサイのパートナーに見立てている」とのコメントが投稿された。
動物シリーズは1作目のヤギから始まり、ゾウ、サル、オオカミ、ペリカン、ネコ、魚の群れと続いた。バンクシーは作品の説明をしていないが、英メディアによると、バンクシーの支援団体は「暗いニュースが多い中、人々を驚かせて明るい気持ちにさせようとしているのではないか」としている。
(共同)
2024.08.09-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240809-FIPRMT3AVBKEXB4GCZUUGP3EHE/
バンクシーの新作盗まれる 4作目、屋外の衛星アンテナに描いたオオカミ 公開すぐ
正体不明の芸術家バンクシーが8日、屋外の衛星アンテナにオオカミを描いた新作を発表したが、
公開後ほどなくして何者かに持ち去られた。バンクシーは5日から3日連続で新作を公表しており、4日連続4作目。バンクシーの報道担当はBBC放送の取材に
「盗まれたと思っている」と語った。
4作目はロンドンで確認され、空に向かって遠ぼえする1匹のオオカミのシルエットが丸いアンテナに描かれている。英メディアによると、公開数時間後、黒い目出し帽をかぶった男らがはしごで建物に上り、アンテナを取り外し持ち去る姿が目撃された。
バンクシーの作品は過去にも盗まれたことがあり、昨年12月にも道路標識の表面に軍用無人機の機影3機が連なった作品が被害に遭った。
(共同)
2024.08.06-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240806-33C7I3PCQNJL5E25TGNP4PKWPM/
英、刺殺被害女児らを追悼 暴動の逮捕者400人
英中部サウスポートで起きた刺殺事件から1週間となった5日、命を奪われた6~9歳の女児3人の追悼集会が町の中心部で開かれ、住民らが花束をささげた。英メディアによると、
事件を発端に各地に飛び火した反移民、反イスラム教を訴える極右主義者らのデモや暴動に関連し、
5日までに約400人が逮捕された。
追悼集会には多くの家族連れが集まり、ぬいぐるみやハート形の風船を並べたり、シャボン玉を飛ばしたりして幼い3人の死を悼んだ。地面にチョークでメッセージを残す人もいた。
7月29日に発生した事件の容疑者は、両親がルワンダ出身の17歳の少年だった。
事件後、極右主義者らが
「犯人はイスラム教徒の不法移民」などとの
偽情報をインターネット上で拡散して憎悪をあおり、移民やイスラム教徒らへの敵視感情が高まった。暴動は英全土に広がり、
南西部プリマスでは5日、極右のデモ隊と人種差別に反対する団体が衝突、警察車両が破損した。
(共同)
2024.08.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240804-SI2XM5ROHRJWLA2LEU3J2DUIME/
英各地で極右の暴動続く 警察「粗暴なチンピラ」と批判、ネオナチらの関与確認
【ロンドン=黒瀬悦成】英中部リバプール近郊での児童刺殺事件をめぐるデマ情報を発端とする極右勢力による暴力的なデモが3日、リバプールや中部マンチェスターなど英国各地で実施された。
リバプールでは暴徒らによる投石で警官2人が顔を負傷して病院に運ばれた。警察はデモ参加者11人を逮捕。
北部ランカシャー州では保養地ブラックプールを中心に20人が逮捕された。
英警察当局は3日の声明で、
極右勢力の行動は
「事件で死傷した少女への思いやりや敬意を欠く。彼らは粗暴なチンピラだ」と厳しく批判した。
その上で
「連中は向こう数日間、同様の行動を繰り返すのは確実だ」と指摘し、
英全土に警官隊を増派して暴力行為を徹底的に取り締まると表明した。
スターマー首相は3日、緊急閣議を開いて対応を協議した。クーパー内相は記者団に
「英国の街頭に犯罪的な暴力と無秩序が存在する余地はない」と述べ、
暴徒らは
「代償を支払うことになる」と警告した。
警察などによると、一部都市でのデモで極右団体「英国防衛連盟」やネオナチ組織の関与が確認された。デモ参加者は右翼思想の同調者や、フーリガンなどの反社会的集団が大半を占めるとみられている。
デモ参加者には右派政党「リフォームUK」を率いる大衆迎合政治家のファラージ下院議員の支持者も含まれているとされ、
ファラージ氏が殺人事件に関し「不法移民の犯行だった」などとする
偽情報を追認したことで
デモ激化に拍車をかけたとの批判も出ている。
2024.08.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240803-NJ5YICD2IFA2XNONKXZ3WMZMMA/
英の極右暴動、発端は3女児殺害事件 移民2世の容疑者に偽情報「ボートの不法移民」拡散
英中部の港湾都市で2日発生した極右主義者らによる反移民の暴動は、デモが警察署の襲撃や関連施設の放火などに拡大した。
発端は、その4日前に別の都市で起きた6~9歳の女児3人の殺害事件。
容疑者はアフリカ出身の両親を持つ「移民2世」の17歳少年だったが、SNSでは少年が「ボートで来た不法移民」などの偽情報が拡散された。
BBC放送などによると、
暴動は英中部の港湾都市サンダーランドの市街地で発生。数百人が警察官と衝突し、
8人が逮捕、警察官3人が負傷した。
一方、
暴動のきっかけとなった事件は7月29日、中部リバプール近郊サウスポートのダンス教室で発生。
少年が刃物で子供を次々と刺し、6歳、7歳、9歳の女児3人が死亡、ほかに複数の子供と大人が負傷、重体となるなどした。
ダンス教室ではイベントが開かれており、夏休み中の子供が集まっていた。
地元警察は殺人などの疑いで17歳の少年を逮捕し、動機などを調べる一方、少年が英国生まれであることなどを公表。BBCは、少年の両親がアフリカ中部ルワンダの出身などと報じた。
極右団体や活動家はSNSでデモを呼びかけ、
「イスラム教徒が西欧文明を破壊している」「政府は国民の恐怖に耳を傾けるべきだ」などと投稿。
容疑者の少年についても「ボートで来た不法移民だ」といった偽情報が拡散されていた。