アメリカと韓国-1



2023.04.27-dmenuニュース-https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_america_JNQBRMU6NVPI5MNKFXYS6LQ7PU
韓国、対中経済安保に苦慮 政権前向き、経済界不安

  【ワシントン=大内清、ソウル=桜井紀雄】バイデン米大統領と尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領は26日の会談で、中国をにらんだ経済安全保障の強化を確認した。バイデン政権としては、サプライチェーン(供給網)再編に向け、韓国の協力に一定の道筋をつけた形だ。ただ、韓国の半導体メーカーなどには米国の対中規制で不利益を被ることへの懸念があり、尹政権は立ち位置に苦慮している。

  バイデン氏は共同記者会見で、中国を念頭に「米韓は威圧的な方法を用いた経済的影響力の拡大に共に立ち向かっている」と連携を強調した。米国ではとりわけ対中ハイテク競争の主戦場である半導体分野について、米韓協力への期待が高い。
  バイデン政権は、最先端半導体で高い技術力や生産能力を持つ韓国、日本、台湾を糾合した半導体同盟(CHIP4)」の形成を模索しているとされる。尹氏の国賓訪米をその足がかりとする狙いがあった。
  米国は、半導体メーカーの国内呼び込みも図っている。昨年8月には、巨額の補助金を投じて半導体の生産シェアを向上させ、中国への技術流出を阻止することを目指す法律(CHIPS法)が成立した。
  「中国に振り向けられてきた技術や投資が、現在は米国に来て多くの雇用を創出している」。米政権高官は首脳会談に先立ってこう述べ、とりわけ韓国との関係強化に期待を示した。
  ただ、当の韓国企業にとって事は単純でない。サムスン電子など韓国の半導体大手は中国に大規模な工場を抱えている。CHIPS法などによる米国の対中規制で中国工場への追加投資が制約され、撤退に追い込まれる可能性も指摘されている。バイデン政権に、韓国企業のこうしたリスクに配慮する姿勢は希薄だ。
  尹氏は、台湾問題で「力による現状変更」に反対を明言するなど、中国に低姿勢だった文在寅(ムン・ジェイン)前政権とは異なる立場を打ち出している。同時に、経済的な依存度の高い中国を過度に刺激する言動も控えている。中国との距離のとり方が課題となっている。


2023.02.19-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230219/k10013985301000.html
米韓空軍が共同訓練 北朝鮮ICBM級ミサイル発射に対抗

  アメリカ軍と韓国軍は19日、空軍による共同訓練を行いました。北朝鮮が強く警戒するアメリカ軍の爆撃機が参加していて、米韓両軍は、北朝鮮によるICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイル発射に対抗した形です。

  北朝鮮は18日、ピョンヤン近郊からICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイル1発を発射し、19日になって、ICBM級の「火星15型」の発射訓練を行ったと発表しました。
  こうした中、韓国軍は19日、アメリカ軍と共同で、空軍による訓練を行ったと明らかにしました。訓練には、アメリカ軍のB1爆撃機が参加し、米韓両軍の戦闘機が爆撃機を護衛するため、編隊を組んで飛行したということです。
  また、韓国の通信社、連合ニュースは、訓練に参加したのは、米韓両軍のあわせて10機余りで、朝鮮半島西側の黄海から日本海の上空に向けて飛行し、韓国南部も通過したと伝えています。
  北朝鮮はB1爆撃機を強く警戒していて、米韓両軍は北朝鮮のICBM級のミサイル発射に対抗した形です。
  米韓両国は、2月22日に北朝鮮の核の脅威を想定した図上演習を行うほか、3月中旬に定例の合同軍事演習を実施することにしていて、北朝鮮に対するけん制を強めています。



2021.08.11-CNN co.jp-https://www.cnn.co.jp/world/35175091.html
北朝鮮、米韓演習を非難 「重大な危機」招くと警告

  (CNN) 16日から正式に始まる米韓軍事演習を前に、北朝鮮の金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党統一戦線部長が朝鮮中央通信(KCNA)を通し、韓国の行動は重大な安全保障上の危機を招く恐れがあると警告を発した。

  英哲氏は談話の中で、韓国は南北関係改善の機会を逃し、北朝鮮側の善意に敵対行動で応じていると非難。高い代償を覚悟させる必要があると主張した。同氏はトランプ米政権との交渉で中心的役割を担った人物。談話では、韓国が北朝鮮を敵とみなし、「必死の軍事演習」に走っていると述べた。

  南北間では7月末、ホットラインを通した1日2回の連絡が約1年ぶりに復活していたが、韓国統一省によると、10日は北朝鮮からの応答がなかった。ロイター通信が伝えた。米韓両軍は10日から事前訓練を開始している。16日から26日まで本演習を実施する予定。

  米国務省の報道官は9日、演習は「純粋に防衛目的」で、北朝鮮への「敵対的な意図」はないと強調した。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キムヨジョン)氏も10日、米韓両国は合同演習への度重なる警告を無視したことにより、「さらに重大な安保上の脅威」に直面するだろうと警告した。
  米韓合同演習の規模は2018年に非核化交渉の進展を図るため、19年にはベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談の決裂を受けて縮小された。昨年と今年も新型コロナウイルス感染拡大の影響で縮小され、コンピューター・シミュレーションによる訓練が中心になっている。


2021.05.21-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/world/news/210521/wor2105210014-n1.html
バイデン政権、米韓同盟重視も文氏の対北融和にクギ 米韓首脳会談

  【ワシントン=黒瀬悦成】米国を公式訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午後(日本時間22日未明)、ホワイトハウスでバイデン大統領と初の対面会談を行う。バイデン氏と対面で会談する首脳は菅義偉(すが・よしひで)首相に続き、文氏が2人目。バイデン氏は菅氏の後を追う形で訪米を要請してきた文氏に応じ、北朝鮮や中国の脅威をにらんだ米韓同盟を重視する立場を示した。だが、バイデン氏は1年後に退任を控える文氏が「南北関係の前進」や「米朝対話再開の仲介」といった実績を残したい考えから対北融和に傾斜しているのを戒める構えだ。

   会談で米国側は北朝鮮との対話再開を急ぐ文氏に、対中国など大きな文脈での米韓連携を優先させる方針を示し、米韓の立場の一致に向け、時間をかけて協議を尽くしていく考えだ。その意味で会談では、文氏が対中国で米国とどこまで歩調を合わせる用意があるのか、態度表明を迫られる局面も想定される。
   バイデン政権は先ごろ、北朝鮮政策の見直しを完了し、文政権にもその概要は説明済みとされる。文政権は、米政権が外交を軸とした「柔軟」な取り組みを進める方針を示したことを歓迎しているが、米政権高官は「現時点で北朝鮮との対話再開に向けた具体策に言及することは米国の利益とならない」と述べ、対北外交を早急に動かすことに消極的立場を示した。
   一方、米議会では、文政権が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制への配慮を強める一方、自国内で人権や言論の自由を抑圧しているとの批判が強まっている。

  議会の超党派でつくる人権委員会は4月15日、「韓国の市民的・政治的権利」と題するオンライン会合を開き、韓国国会で昨年末に成立した「対北朝鮮ビラ禁止法」を取り上げた。委員会の共同議長を務めるスミス下院議員(共和党)は、「韓国憲法で保障された表現の自由を不当に侵害するものだ」と非難した。
   同法は、南北の軍事境界線一帯でビラを散布するなどした場合、3年以下の懲役または罰金刑に処すると定めている。朝鮮労働党の金正恩総書記の妹、金与正(ヨジョン)党第1副部長(当時)が昨年6月、ビラ散布の法規制を要求してきたのを受けて与党が強行採決で法制化したものだ。
   文氏が今回の訪米で最初の会談相手にペロシ下院議長を選んだのは、米議会での文政権批判に釈明する狙いもあったとみられる。








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