アメリカと中国の問題-1
2024.07.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240726-ZO6OIMYWYVNEVDOBSH7CJIZSTA/
米加が戦闘機で進路妨害 中露機が共同でアラスカのADIZに初進入
【ワシントン=坂本一之】米カナダの共同防衛組織「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)」は
24日、ロシア軍の爆撃機と中国軍の爆撃機が同日にアラスカ周辺の防空識別圏(ADIZ)に進入したため戦闘機でインターセプト(進路妨害)したと発表した。
中露機が共同飛行で同地域のADIZに進入するのは初めて。
オースティン米国防長官は25日の記者会見で、中露の動きに関し「驚くことではない」とし監視を続け新たな進入にも対応すると述べた。
ロシア軍は戦略爆撃機「ツポレフ95」2機、中国軍は爆撃機「H6」2機をアラスカ周辺のADIZを進入させた。
中国のH6が同ADIZに進入したのも初めて。中露は日本周辺でも両機で共同飛行を実施している。
米軍はF35ステルス戦闘機やF16戦闘機、カナダ軍はF18戦闘機を向かわせて進路を妨害した。
米国、カナダへの領空侵犯はなかったが、ADIZにとどまり飛行を続けたという。
NORADは、中露機による飛行に関し「脅威とはみなされていない」と説明し、警戒監視を継続するとしている。
ADIZは各国が領空侵犯に備えるため領空の外側の公海上などに設定している空域。それぞれ独自に定めていて、国際法上の規定はない。
オースティン氏は会見で、
中露が軍事的な連携を強めていることに関し、
ウクライナ侵略を続けるロシアに中国が物資を供給していることを改めて指摘し
「懸念」を表明した。
2024.07.05-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240705-SI6HKFQVAZMCVEMK5XJ6YFEKG4/
中国タクラマカン砂漠に米国のF22、F35戦闘機の模型 訓練用の標的か、ミサイルの痕跡も
中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に
米国のF22ステルス戦闘機やF35ステルス戦闘機の実物大相当とみられる模型が置かれた施設があることが分かったと、2日付の香港紙、明報が報じた。
軍事専門サイトの衛星写真を基にしており、中国軍が攻撃訓練のために設置した標的の可能性があるとの見方を示した。
この施設は
米軍基地に似せてつくられたとみられる。衛星写真によると、施設の滑走路や戦闘機にはミサイルが当たった痕跡がある。
(共同)
2024.05.26-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240526-AXZ4HU5VAZMSXIKHZJZ5A4TZSU/
米、中国に「自制求める」 台湾周辺の軍事演習
米国務省は25日、
中国軍が台湾を包囲する海空域で軍事演習を実施したことについて、
中国政府に「強く自制を求める」との声明を発表した。
台湾が民主的に頼清徳政権を誕生させたことを軍事挑発の口実に使うのは「情勢を深刻化させ、台湾海峡の平和と安定を長年保ってきた規範を損なう行為だ」と非難した。
米国防総省のライダー報道官は25日「インド太平洋地域で米軍が同盟国・友好国と共に取っている態勢や作戦には引き続き自信を持っている」との声明を出し、米国側の対応に変更はないと強調した。
(共同)