2010年のニュース

ノーベル平和賞に劉暁波氏に関するニュースは移動しました-4_中国の虚構へ
 【11月21日】 劉氏、中国当局との釈放取引拒否 英紙報道-exciteニュース-52
 
【11月18日】 平和賞授賞式、劉氏の親族欠席…賞金は預かり-YOMIURI ONLINE-52
  【11月09日】 劉暁波氏支援の弁護士、中国当局が出国阻止-Yahoo!読売新聞-52-読売新聞
  【10月26日】 
劉暁波氏の兄弟、平和賞授賞式に代理出席の意向-2010.10.26-YOMIURI ONLINE
  【10月12日】 
「平和賞は天安門犠牲者にささげる」妻に劉氏-2010.9.12-YOMIURI ONLUNE-52
  【10月11日】 
中国、ノルウェー漁業相との会談中止 ノーベル賞巡り-2010.10.11-asahi.com(朝日新聞)-52
  【10月08日】 
ノーベル平和賞に劉暁波氏 中国政府、中国駐在のノルウェー大使を呼び出し正式に抗議-2010.10.8-FNNニュース-4
  【10月8日】  
ノーベル平和賞に劉暁波氏 中国政府、「平和賞への冒とく」と猛反発-2010.10.8-FNNニュース-4
 【10月8日】 ノーベル平和賞に劉暁波氏 投獄中の中国民主活動家-2010.10.8-産経jp-52
 【10月8日】 ノーベル平和賞、中国人人権活動家の劉暁波氏-2010.10.8-asahi.com(朝日新聞)-52

  

【12月16日】-またも本人不在の授賞式 キューバが出国させず-東京新聞-52
 【パリ=清水俊郎】すぐれた人権活動家や団体に授与される欧州連合(EU)欧州議会の「サハロフ賞」授賞式が十五日、フランス東部ストラスブールで行われた。今年の受賞者であるキューバの反体制活動家ギジェルモ・ファリニャス氏(48)は同政府から出国許可が得られず、空席のいすに証書が置かれた。
 授賞式では「全ての政治犯釈放と平和的な敵対勢力への攻撃の中止を」と求める同氏のビデオメッセージが流された。キューバの旗が掛けられた空席のいすが用意され、勇気ある行動に拍手が送られた。ノーベル平和賞でも中国の民主活動家、劉暁波氏に空席の授賞式が行われたばかり。
 ファリニャス氏は獄中にいた今年七月まで、政治犯釈放を求めて百三十五日のハンガーストライキを敢行。キューバ政府は五十二人の釈放を表明した。
 サハロフ賞は、旧ソ連の物理学者で反体制活動家のサハロフ氏にちなんで創設された。-東京新聞

【10月11日】  日中官民交流が本格再開 万博に千人再招待・防衛相会談-asahi.com(朝日新聞)-52
 外務省は10日、沖縄県尖閣諸島沖での衝突事件の影響で中国政府が延期を申し出ていた1千人規模の「日本青年上海万博訪問団」について、中国政府側から改めて受け入れるとの連絡があったことを明らかにした。また、ベトナム訪問中の北沢俊美防衛相と中国の梁光烈国防相との日中防衛相会談が11日にハノイで開催される日程が固まった。日中の官民交流が本格的に再開されることになった。
 万博訪問団の受け入れ再開は、菅直人首相と中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相が4日に会い、両国の民間交流の復活を合意したことを受けての措置とみられる。中国側の受け入れを担う中華全国青年連合会の担当者も10日、同訪問団の実施方針を確認し、9日に日本側に通知したことを明らかにした。日本側の実施団体である日中友好会館(東京)は10日、今月末の万博閉幕直前にあたる27~30日の日程で改めて派遣する方針を決定。参加者を募集してきた自治体や大学などとの調整を始めた。
 外務省幹部は、交流再開の連絡があったのが、準大手ゼネコン「フジタ」社員のすべての拘束が解けたのと同じタイミングだと指摘。「両首脳の会談を受け、中国側が関係改善に動き出した表れ」(幹部)とみている。
 訪問団は今年5月、来日した温首相が当時の鳩山由紀夫首相に提案して両国で合意。当初、9月21日から3泊4日の日程で日本から約1千人の学生らを派遣する予定だった。だが、衝突事件の影響で中国側が出発直前の9月19日夜、突然、受け入れ延期を通告していた。
 交流の復活について外務省幹部の一人は「前向きに考えたいが、すでに大学の授業が本格化しており、1千人規模で派遣できるかは疑問だ」と話している。
 一方、日中防衛相会談は、菅首相と温首相との「懇談」でハイレベル交渉の再開を確認後、日中閣僚級の会談として初めてとなる。衝突事件を受け、中国側は閣僚級以上の交流停止を表明していた。
 この会談で北沢氏は日中間の「戦略的互恵関係」を改めて確認。海上自衛隊と中国海軍の偶発的な衝突を避けるホットライン開設など「海上連絡メカニズム」の検討を加速するよう促す考えだ。(山口博敬、北京=古谷浩一、ハノイ=河口健太郎)-asahi.com(朝日新聞)

【10月8日】 2010年のノーベル文学賞受賞が決まったラテンアメリカ文学の巨匠、ペルーのマリオ・バルガス・リョサ氏(74)-2010.10.8-AfpBBNews-52
 【10月8日 AFP】「新しい技術によって、本の中身が陳腐化するような事態にならないことを願う」。2010年のノーベル文学賞(Nobel Literature Prize)受賞が決まったラテンアメリカ文学の巨匠、ペルーのマリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)氏(74)は7日、ニューヨーク(New York)で開いた記者会見でこのように語った。
 「印刷された本」を好む同氏は、電子書籍やデジタル化がもてはやされる時代の中で、貴重な何かが失われるかもしれないとの危惧(きぐ)抱いているという。
■政治と文学、両立させた創作人生
 同時代の政治紛争の中に身を置きながら、創作活動を続けてきたリョサ氏を、選考委員会であるスウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)は「道徳的良心」と称えた。
 リョサ氏は受賞の知らせに「すっかり驚いた」と述べる一方で、受賞をめぐる騒ぎが人生における一時の混乱として過ぎゆくことを望むと語った。「人生最後の日まで書き続ける。ノーベル賞によって、わたしの作品、スタイル、テーマが変わることはないだろう」
 処女長編『都会と犬ども(英題:The Time of the Hero)』(1962年)から近年の『ヤギの祝宴(The Feast of the Goat)』まで、自国ペルーはもちろん、独裁者ラファエル・レオニダス・トルヒーヨ(Rafael Leonidas Trujillo)支配下のドミニカ共和国など、幅広い題材を扱う。
 政治活動にも熱心に関わり、当選はならなかったもののペルー大統領選に出馬した経歴を持つ。当初はキューバ革命を擁護していたが後に反対派に回り、文学ジャーナリストとして戦争や紛争について執筆してきた

■情報革命で文学が陳腐化する?
 そんなリョサ氏がいま懸念するのは、愛する文学の世界が情報革命によって急速に変わりつつあることだ。変化は避けられないと認めはしつつ、「満足できるかどうかは分からない。わたしにとって『本』とは『紙の本』のことだ」と話す。
「文学は、最も本質的な問題、社会、人間と関わり続けていてほしい。技術には、本の中身を貧しくしてしまう危険があると思う」
「しかし、それはわれわれ次第でもある。文学がこれまで通りの姿であり続けるよう望むか否かは、われわれの手に委ねられているのだ」
■読書は「自由に生きるための基礎」
 今学期、米プリンストン大学(Princeton University)で自身の文学哲学について講義しているリョサ氏は、読書の価値についても力強く語った。
「新しい世代にも読書は推奨されるべきだ。とくに若者は、文学は単に知識や特定の概念、アイデアを得るためだけのものではなく、とてつもない喜びを与えてくれる存在だということも知っていなければならない」
「優れた文学は、将来自由に生きるための礎(いしずえ)となる。権力に簡単に躍らされない市民を作り出すからだ。良い文学ほど社会における批判的精神を目覚めさせるものはない。だからこそ、独裁者は検閲をするのだ」
(c)AFP/Luis Torres de la Llosa

【関連記事】ノーベル文学賞、ペルーのマリオ・バルガス・リョサ氏に

 
米パデュー大の根岸英一氏(75)

ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場前で記者の質問に答える鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大


【10月6日】  ノーベル化学賞に鈴木名誉教授と根岸氏-2010.10.6-産経ニュース
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 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、北海道大名誉教授の鈴木章氏(80)と米パデュー大の根岸英一氏(75)ら3人に授与すると発表した。
 受賞理由はパラジウムを触媒とする「クロスカップリング」と呼ばれる有機合成法の開発。鈴木氏らが見いだした合成反応は、有機合成化学に飛躍的な進展をもたらした。
 日本人のノーベル賞受賞は08年の小林誠益川敏英南部陽一郎(物理学)、下村脩(化学)の4氏以来で、米国籍の南部氏も含めると計18人になった。化学賞は7人となった。
 1970年代末まで、有機物同士を組み合わせて新しい化合物をつくり出すことは、非常に難しかった。
 鈴木氏は63年から65年にかけての米国留学で、後にノーベル化学賞を受賞するパデュー大のH・C・ブラウン教授のもとで、有機ホウ素化合物の合成についての研究に従事。
 帰国後、有機ホウ素化合物を利用した合成反応の研究を続け、北大教授だった79年、パラジウム触媒と有機ホウ素化合物を使い、有機化合物同士を自由自在にねらい通りに結合させられる「スズキ・カップリング」を発見した。
-産経ニュース



2009年のニュース

【1月8日】 邪馬台国と大和王権つなぐ?銅鏡破片81面分出土…桜井茶臼山古墳 初期大和王権の大王墓とされる奈良県桜井市の桜井茶臼山古墳(3世紀末~4世紀初め)で、石室を覆っていた土の中から、少なくとも銅鏡計13種81面分の破片331点が出土し、県立橿原考古学研究所が7日、発表した。一つの古墳の副葬品の鏡として最多となる。邪馬台国の女王・卑弥呼が中国・魏から鏡100枚を受け取った年に当たる、魏の年号「正始(せいし)元年(240年)」銘入りの三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)と同じ元型で製作された鏡も含まれ、初期大和王権が邪馬台国と直接結びつく可能性を示唆する極めて重要な成果となる。-続きを読む-YOMIURI ONLINE-52

                    
3次元計測のデータで復元した「正始元年」           「正始元年」銘の三角縁神獣鏡の破片。
銘鏡の画像。右側の黒い三角形の部分が出土した破片   「是」の字が確認できる=大西健次撮影

出土した破片は最大縦11・1センチ、横6・3センチ。同古墳は60年前にも発掘調査されており、その際の出土品と個人蔵の破片も合わせた計384点を調査した。完全な形に復元できるものはなく、同研究所は中世以降、盗掘を受けた際に壊され、大部分が持ち去られたとみている。
 3次元(3D)計測などによる分析で、三角縁神獣鏡26面や国産と中国製の内行花文鏡(ないこうかもんきょう)計19面などを確認。破片のうち180点は種類を特定できておらず、総数はさらに多くなる見込み。これまで最多の平原(ひらばる)1号墓(福岡県糸島市、2世紀後半)が40面で、格段に多い。
 破片の中に「是」と刻まれたものがあり、蟹沢古墳(群馬県高崎市)で出土した「正始元年」銘の鏡にある「是」の字と形などがまったく同じだったことが判明。「正始」の部分は残っていないが、同じ元型で作られた鏡とみられる。正始元年銘鏡は全国で3例出土しているが、奈良県では初めて。
 また、国産の内行花文鏡の中には最大級の直径40センチ前後の鏡も含まれていた。
 白石太一郎・大阪府立近つ飛鳥博物館長(考古学)の話「鏡は100面以上あったと推測でき、被葬者の倭国王にふさわしい突出した権力を示している。大王墓級の古墳の副葬品はほとんどわかっておらず、今後の古墳時代研究に大きな影響を与えるだろう」
 桜井茶臼山古墳 全長200メートルの前方後円墳。後円部に、朱塗りの巨大な竪穴式石室が築かれている。北西約3.5キロに邪馬台国畿内説の最有力地・纒向遺跡が広がり、卑弥呼の墓説がある箸墓(はしはか)古墳もある。
(2010年1月8日  読売新聞)

【10月23日】  朱一色、大王の石室が一般公開へ 60年ぶり発掘 初期大和政権の大王墓とされる奈良県桜井市の大型前方後円墳、桜井茶臼山古墳(3世紀末~4世紀前半、全長200メートル)で、全面を朱で彩った石室が約60年ぶりに確認され、県立橿原考古学研究所が22日、公開した。-続きを読む-岩手日報-52
 貴重な顔料の水銀朱をふんだんに使い、四方の壁は板状に加工した石1千枚以上を整然と積み上げて構築。強大な力を誇った王の威容を示し、初期大和政権の成立を考える第一級の史料。 大王クラスの墓は大半が宮内庁管理の陵墓に指定され発掘例が少なく、中心部が明らかになっているものはほとんどない。29~31日(午前10時~午後3時、雨天中止)に現地見学会が開かれる。
 桜井茶臼山古墳は国内に大型前方後円墳が出現し始めたころの築造。同研究所は「この石室がほかの古墳のモデルになったのだろう」としている。
 1949~50年に発掘調査で見つかったが、カラー写真は残っていなかった。石室の構造などを解明しようと同研究所が今年から再調査、詳しい構築手順も判明した。
 石室は内寸で長さ6・75メートル、幅約1・2メートル、高さ約1・7メートル。壁は板石(幅30~40センチ)をれんがのように積み重ね、天井は12枚の巨石でふさいでいた。
 壁や天井の石はそれぞれすべての面に水銀朱が塗られていた。魔よけや防腐のためとみられ、少なくとも重さ200キロの朱が必要だったと推定している。
 石室内に残っていた木棺の底の部分(長さ約4・9メートル、幅約0・7メートル、厚さ最大約0・3メートル)は、保存のため取り出した。コウヤマキ製で全面朱塗りだったとみられる。石室に安置するため、棺の下に土を敷いていた
-岩手日報
                     
     全面を朱で彩った奈良県桜井市の桜井茶臼山古墳の石室。中央下部は残されていた木棺=9月24日(代表撮影)

【10月10日】  ノーベル賞:オバマ米大統領平和賞 イスラエルが警戒 パレスチナは期待 
          
 

◇「受賞弾みに中東和平交渉で圧力」
 【エルサレム前田英司】オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞決定について、大統領が積極仲介する中東和平交渉の当事者のイスラエルとパレスチナ自治政府は9日、いずれも歓迎の意向を示した。しかし、大統領の仲介努力は依然「成果」を導いていないのが実態で、大統領が今後、受賞を弾みに交渉進展の圧力を強めるのではないかとの警戒心もイスラエルに芽生えている。-続きを読む-毎日jp-52
◇パレスチナは期待「国家樹立に追い風」
 イスラエルのペレス大統領は「オバマ大統領の指導力の下、和平は真の議題となった。新たな希望をもたらした」と受賞決定に祝意を表明した。パレスチナ自治政府の和平交渉担当のエラカト氏も「(オバマ大統領は)パレスチナ国家の樹立を実現するだろう」と述べ、受賞決定が「追い風」になることを期待した。
 オバマ大統領は就任直後から中東和平を最重要課題の一つに掲げ、「イスラエル偏重」が際立ったブッシュ前政権から軌道修正。イスラエルが占領地ヨルダン川西岸で継続する入植活動の完全凍結を迫ってきた。
 しかし、イスラエルはこの要求を断固拒否。米国は仲介役として、まずは停滞する和平交渉の再開を優先したいのが本音だが、これには凍結を交渉再開の前提とするパレスチナが首を縦に振らず、いまだ妥協点を見いだせていない。
 受賞発表の9日も、ミッチェル米中東特使はエルサレムでネタニヤフ・イスラエル首相と会談。その後、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに移動してアッバス議長とも会談し、折衝を続けた。
 イスラエル放送などによると、同国のリブリン国会議長は「(オバマ大統領の)一政治家としての功績をたたえる授与なら理解はできる」と述べ、和平の仲介半ばでの受賞を疑問視。「受賞が決まったからには今後、イスラエルの利益に反するような交渉の進展を強いてくるかもしれない」とも述べ、警戒心をあらわにした。
 一方、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ最高幹部は「必要なのは言葉でなく行動だ」と指摘した。

◇保守、リベラル双方から批判「支持率上昇は限定的」--毎年、広島に学生を派遣するなど核軍縮に理解のあるピーター・クズニック米アメリカン大准教授(米文化史)の話
 平和賞の受賞により上昇するオバマ大統領の支持率は限定的だろう。外国では人気があるオバマ大統領だが、米国内では受賞決定を巡って保守派からもリベラル派からも批判の声が上がった。 保守派の共和党議員は受賞決定をブッシュ前政権の政策の全面否定と受け止めた。民主、共和両党の亀裂はこれ以上ないほど広がっており、何でも批判してやろうという雰囲気の中、「口だけだ」と攻撃が始まった。リベラル派も期待していたような行動を大統領は十分にしていないと批判した。
 平和賞受賞は、平和の実現に向けた期待値を高めることになるだろう。現状は受賞が説得力を持つとは言えない状況だ。アフガニスタンには米軍を増派中で、イラクからの米軍撤収も実現していない。今回の受賞が、平和を求める人々が望む方向に大統領を導く可能性はある。
 一方で、もしアフガンへの追加増派に踏み切った場合は、ノーベル平和賞は返上すべきだろう。【聞き手・古本陽荘

【関連記事】
ノーベル平和賞:イスラエルが警戒 和平交渉で圧力か
ノーベル平和賞:米大統領、賞金は寄付
ノーベル平和賞:米国民は驚きと戸惑い 祝賀ムードなく
ノーベル平和賞:オバマ氏「深く謙虚に受け止め」と声明
ノーベル平和賞:ロシア オバマ氏に「具体的行動を」注文      毎日新聞 2009年10月10日 東京夕刊

【10月10日】  オバマ氏平和賞 理想主義へのエールだ -中日新聞 社説-オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した。核廃絶など、その高い理想主義には称賛の半面、冷ややかな視線も注がれがちだ。冷戦終結後二十年。新たな壁崩壊への大きなエールとしたい。-続きを読む-中日新聞-52
 ノーベル平和賞は、内外政策で停滞感を見せ始めていたオバマ大統領にとって、またとない贈り物となろう。それ以上に、理想主義的傾向が強いオバマ演説に現実的判断から距離を置きがちな国際社会の指導者に対する大きなメッセージととらえるべきだろう。
 就任以来、高い支持率を維持してきたオバマ政権も、最近は伸び悩みを見せている。外交政策で最大争点だったアフガニスタン紛争では、米軍増派を求める現場司令官と政府の見解が食い違いを見せ、未(いま)だに合意に達していない。
 中東和平でも、イスラエルとパレスチナの首脳会談にはこぎ着けたものの、具体的な成果には結び付かなかった。内政面では最大課題の国民皆保険の導入をめぐる医療保険法案で行き詰まり感が拭(ぬぐ)えない。黒人初の大統領として就任し、世界中を沸かせた熱気と興奮はすでにない。
 核廃絶を訴えたプラハ演説では、核兵器を使用した唯一の国としての道義的責任に言及したものの、国際政治の現場では将来の理想との受け止め方が大勢だ。イスラムとの対話も同様だ。 いま想起したいのは、理想が現実に転化する際に結集する歴史のエネルギーだ。二十年前のベルリンの壁の崩壊時、ドイツ統一が近い将来実現すると見通せた人は少なかった。歴史のうねりが逆戻りできない事態に至って、ようやく事実の追認が始まったのだ。米国に黒人大統領が誕生する、と本心から信じ得た人も、二年前まで果たしてどれくらいいただろう。
 オバマ演説を貫く考えには環境から人権まで、あらゆる問題をひとつの連環と見る発想がある。授賞理由にいう「オバマ大統領ほど世界中の関心を集め、より良き未来への希望を与えた人は稀(まれ)だ」はそのことだろう。
 オバマ大統領の理念は、自ら尊敬するキング牧師、ガンジーの平和主義にも通じるものだ。差別という人権問題が常にオバマ大統領の周辺を覆っている。そのただ中にあって数々の理想を掲げる、道徳的抑止力ともいえる無形の威信がオバマ大統領にはある。 「冷笑的な従来の発想では何も解決しない」。オバマ大統領の言葉をこの機にかみしめたい
-中日新聞

【10月10日】  オバマ大統領にノーベル平和賞 核廃絶姿勢を評価
 【ロンドン=星浩】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2009年のノーベル平和賞をバラク・オバマ米大統領(48)に贈ると発表した。オバマ氏が進める国際協調外交と「核なき世界」に向けた姿勢を評価し、「より良き未来に向けて人々に希望を与えた」とたたえた。現職の米大統領の受賞は史上3人目で、第2次世界大戦後は初めて。
 同委員会は、授賞理由の第一に「国際外交と人々の協力関係の強化のための格段の努力」を挙げ、核不拡散や気候変動、人権など国際社会が直面するさまざまな問題で、米国が建設的な役割を果たしつつあると指摘した。 米国はブッシュ前大統領の下で一国主義的な外交を進め、国際社会の異論を押し切ってイラク戦争に踏み切るなど、紛争解決のための拙速な武力行使が目立った。これに対し、オバマ大統領は多国主義的な外交姿勢で、国連や国際機関の役割を重視している。
 就任からまだ1年もたたず、目に見える業績もないオバマ氏にあえて賞を贈る意義について、ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は「これは明確なシグナルだ。国際機関を強化することによってこそ、国際紛争により良く対処しうる。オバマ大統領の姿勢への支持をさらに強めたいのだ」と説明した。
 これまでに在職中の米大統領で同賞を受賞したのは、日露戦争の和平交渉に尽力したセオドア・ルーズベルト(1906年)と、国際連盟の設立に大きな影響力を発揮したウッドロー・ウィルソン(19年)。ジミー・カーター元大統領は退任後の2002年に、国際紛争の平和的解決への寄与などが評価され受賞した。
 授賞式はアルフレド・ノーベルの命日にあたる12月10日にオスロで行われ、賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億2700万円)が贈られる。

         

◆オバマ氏声明 「各国ともに行動を」
 【ワシントン=古川雅和】オバマ米大統領は9日、ホワイトハウスで声明を発表し、「驚きとともに、深く謙虚に受け止める」と、落ち着いて語った。
 授賞は「核なき世界」の実現や地球温暖化対策など「21世紀の共通の問題に立ち向かうすべての国に行動を求めるものだと受け止めている」と述べ、国際協調外交を進めていくことをあらためて強調した。 オバマ大統領は、授賞が自分自身の業績に対してではなく、米国がリーダーシップを発揮したことに対するものだとした。
 また、今後の取り組みについて「正義と尊厳のために戦っている人たちで、ともに行動しなければならない」と強調した。
 【バラク・オバマ氏】 61年8月4日、米ハワイ州ホノルル生まれ。48歳。父親はケニア人、母親は米国人。コロンビア大卒、ハーバード大法科大学院修了。黒人として初めて学内の権威ある専門誌「ハーバード・ロー・レビュー」の編集長を務めた。大学院講師、弁護士を経て97~04年、イリノイ州議会上院議員。04年に民主党大会の基調演説で脚光を浴び、同年イリノイ州から上院選に出馬し当選。08年8月、民主党の党大会で大統領候補に指名され、11月の大統領選で初当選した。ミシェル夫人との間に2女。 (共同)
-中日新聞

【09年1月4日】 農水省は「農林水産省的財産保護コンソーシアム」を設置して、これまで日本の農産品や産地名を中国などで商標登録されている事態に備え、同機関でインターネットサイトを見張り、日本の産地名などが見つかれば自治体に通知、意義申し立てをする-52

【1月25日】 京都産業大は25日、理学部の益川敏英教授(68)のノーベル物理学賞の受賞記念祝賀会を京都市左京区の国立京都国際会館で開き、若手研究者の養成を目指す研究教育機関「益川塾」を4月に創設することを明らかにした。塾頭には益川教授が就任し、「終身教授」として自らの経験を後輩に伝授する-京都新聞-52


07年のニュース

07.4.19 テプラ発明対価 「テプラ」発明対価3700万円:ブラザーに支払い命令§「テプラ」や「ピータッチ」の商品名で知られるラベルライターに関する発明を巡り、電機機械器具製造大手「ブラザー工業」の社員と元社員の2人が、同社に計4億円の発明対価を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。市川政巳裁判長は、2人の主張の一部を認め、同社に計3700万円の支払いを命じた。判決によると、2人は1986~88年、フアイルなどの背に張るラベルに印刷する装置など4種類の技術を発明した。同社は特許を出願死、88年に海外向けに「ピータッチ」を販売。また同社とOEM契約(相手先ブランドによる生産)を結んだたのメーカーも「テプラ」の商品名でラベルライターを売り出し、ヒット商品になった。2人は「この特許で会社は約2151億円の売り上げを得たのに、発明対価として系約26万円しか受け取っていない。」と訴訟を起こしていた。

08年のニュース

08.10.08 ノーベル物理学賞に日本人3氏受賞.「南部陽一郎.シカゴ大学名誉教授(87)」「小林誠.高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)」「益川敏英.京都大名誉教授(68)-52
08.10,09 ノーベル化学賞に下村脩.米ボストン大名誉教授(80)ら3氏 受賞:下村氏は発光するクラゲの体内から、緑色に光る傾向タンパク質を世界で初めて発見…-52
08.10.27 100億年に1秒以下の狂いしかない、光格子時計実験に、香取秀俊.東大准教授のグループが成功-52

08.11.6 ES細胞(人の肺性幹肝細胞)から大脳組織の作りだしに成功:理化学研究所発生.再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹グループ.ディレクターらが世界で初めて成功した-52
08.11.15 数学者「伊藤清」(93)さん死去.金融工学などに幅広く応用される「確率微分方程式」(伊藤の方程式)を考案.国連数学連合の「ガウス賞」の初代受賞者となった京都大学名誉教授.「伊藤の公式」は、物理や工学、生物学などに幅広く応用された.特に、「デリバティブ(金融派生商品)の価格を決める方法にも取り入れられ、「ウオール街でもっとも有名な日本人」と呼ばれた-52

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