セクハラ・パワハラ問題-1


2023.12.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231222-TZAISWMZCBIQJCD67WCB5TZXLA/
国税の50代男性幹部が女性記者にセクハラ 性的言動繰り返し、減給処分

  国税庁は22日、懇親会で報道機関所属の女性記者に性的な言動を繰り返すセクハラをしたとして、50代の男性幹部職員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

  国税庁によると、男性幹部は本庁課室長級だった7月下旬、女性記者と国税庁職員ら計4人で開いた懇親会で飲酒した際、記者に性的な言動を繰り返した11月下旬に所属先の報道機関から被害の申し出があり発覚。男性幹部は調査にセクハラの事実を認めた。
  記者側は「二度と同様の事態が発生しないよう、セクハラは被害を受けた側の尊厳を奪う許されない行為だと広く知ってほしい」として公表を望んだという。
  国税庁の山本学広報広聴室長は「セクハラは決して許されるものではないと考えており、誠に遺憾。職員の服務規律の順守について徹底を図る」とコメントした。


2023.11.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231117-F3VUMNX7JRO4NNXOBYLYZN3OOU/
「あほか、おまえは」 志摩市民病院長がパワハラで停職

  三重県志摩市は17日、志摩市民病院(同市)元事務長に暴言を浴びせるなどのパワーハラスメントをして、精神的な苦痛を与え職場環境を悪化させたなどとして、40代の男性病院長を停職1カ月の懲戒処分とした。病院長は市の聞き取りに「適切な発言、問題のない発言だと認識している」と話しているという。

  市によると、病院長は平成31年3~4月、病院内で、元事務長に「あほか、おまえは」「どこをどう変えたら、あなたのような人間と会話をできるか聞きたい」などと暴言や人格を否定する発言をしたとしている。


2023.10.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231013-NM6SLKJ7AVLURNAF3RNUFBRF4E/
細田衆院議長会見詳報㊦「安倍晋三元首相には伝えていない」旧統一教会会合

【旧統一教会との関係】
─世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会合で、サービスでも「安倍氏に伝える」という必要があったのか
  「まったく安倍さんと話したことはない。まったくない。ついその場で余計なことを申し上げたわけだ。リップサービスで『安倍首相にもお伝えしましょう』とおって。それは行き過ぎだと思うが、現に安倍さん本人には言っていない」
【議員活動の継続】
─次期衆院選に出る意向か
  「はい。衆院選には多少ヨタヨタしているが、まだ議員としての活動はできると思っている。いつの選挙かにもよる。2カ月後なのか。あるいは2年後なのか。そういった問題もあるが、私としては、33年間の議員の実績は非常に熱いものがある。特に地方のためになることをやってきた。そういうことを地元の要請を受けて頑張りたい」
─地元の島根県では体調が悪く議長を辞めたが、次の選挙に出馬することに理屈が合わないという声もある。県民が納得するか
  「体調について、これから悪化するということになれば別だが、今のままいけば、月に何回ではなく、数カ月に1回ずつ起こるかもしれない。先ほどの血液が出て、前立腺が封鎖されて、ぼうこうを浄化するという事態が今の状況ではコントロールできている。だから、私はそんなに大病ではないと思っている。大病ではないが、議長としての職責の上では相当問題がある。(国会の)開会式をそれでさぼった、衆院本会議をさぼったということになってはいけない。いわば議員の良心から退陣するわけだ」
  「地元の問題はさまざまある。地元の鉄道を維持すべきかどうか、過疎対策をどうするか、離島対策をどうするか、さまざまな課題がある。単に抽象的な政策ではなく、地方がおろそかになってはいけないという思いが私としては非常に強い。簡単に人に任せて、『はい、さようなら』というわけにいかない」
【旧統一教会との関係】
─どういう経緯で教団側と関係を持つに至ったのか
  「これまでも特別な関係はない。呼ばれれば出るという程度の問題だ。会合に出てくださいといわれれば出るということだ」
【記者会見のあり方】
  (事務方が『残り1問でよいか』と記者団に問いかける)「またこれから、いろいろ皆さんとのお付き合いもあるだろうから。議長でなくなるわけで、また大いにやりましょう」
─会見の場をまた設けるということか
  「いやいや、それはいろいろな場を通じて‥」
─いろいろな場とは
  「自由な会話というのもあるかもしれない。ただし、自由な会話をお互いにやりましょう」
─再度会見を設けてみては
  「あくまでも今日は辞任会見で、辞任に絡めて、『いろんな問題があるではないか』といわれ、それを全部十把一からげに今日で解決したいというのは、ちょっとそうはいかないのではないか」
【旧統一教会との関係】
─信者や外部に対し、広告塔的な形に捉えられる面もあった。教団の存続や発展につながった所もある。その責任はどう考えるのか
  「飛躍しすぎだ。私としては一切、そういうことは無関係だと思っている。それで安倍さんが殺されたというのか」
─そういう論理では
  「どういう論理か」
─結果的には間接的に
  「結果的にとは」
─間接的に細田氏をはじめ自民党の政治家が広告塔になった面があるのではないか
  「いや、ないんですよ。自民党の人もいろいろなパーティーに呼ばれるが、そんなことはないと思う」
─議員として教団の被害者救済の活動をするつもりはないか
  「あるかもしれませんね。ただ、どういう方向になっているかは分からないが、被害者は被害者だ。安倍さんの殺害問題は殺害問題で関係ない。それはそれぞれに対応していきたい」
─細田氏は旧統一教会についてどう思っているのか
  「今の解散請求についての判断は分からない。急に今回出たことなので。それは検討しておりません。ただ、政府がやったことは正しいというのが、私の基本的な立場だ」 (事務方が記者会見の終了を伝える)
【記者会見のあり方】
  「どうも、ありがとうございます。ずいぶん、お答えしたと思う。はい、ありがとうございます」
─まだ質問ある記者がいる
  「なぜ退任するのかという記者会見だ。積もる話をどんどんやりたいという会見では必ずしもない。ただ私はできる限りの答えをしたわけだ」
─議長を辞め、体調のよいときに会見の場を持つ考えはあるか
  「会見ではなくて、まあ会話をしましょう。もう十分にお答えをしている」
─されていない。だからこれだけ質問が出る
  「だけど今日説明した」
─まだ手が上がっている。次の会見を約束してほしい
  「誠意を示したと思っている」
─もっと誠意を示すためにも次の会見を約束してくれないか。まだ質問したい記者がいる
(細田氏は記者側の問いかけに応じず、会見場を後にする)


2023.10.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231013-VD2VXDXJ3VNZPIXIPHKPDLPSW4/
細田衆院議長会見詳報㊤「セクハラ疑惑はハラスメント」

  細田博之衆院議長は13日、議長公邸で記者会見を開き、体調悪化を理由に議長職を辞任する意向を表明した。一方、議員活動は続ける考えも示した。週刊誌が報じたセクハラ疑惑についても潔白を主張。被害を訴える人には名乗り出るよう求め、記者からは認識を改めてほしいと訴える声もあがった。会見の主なやり取りは以下の通り。
  「任期途中での辞任は誠に残念で申し訳ない。衆院議長の職を退任させていただきたい。本日、臨時国会の召集が正式に決まり、なるべく早いタイミングでの説明と思い、集まってもらった」

【病状】
  「今年7月、熱中症といわれる状況になり、早期治療を行った。脳梗塞の初期だった。血栓溶解薬を処方し、脳梗塞の手術は成功した。しかし2年ほど前に前立腺肥大のレーザー手術を行った。血栓溶解剤を使えば、過去の傷が開いてぼうこう内に血がたまり、出血を洗わなければならない。ぼうこう内を洗う手術で予期しない議事対応が困難になる。公務に支障をきたす可能性がある」
  「天皇陛下をお迎えする開会式、各党の代表質問や補正予算案の審議など本会議で議長として重要な公務が予定される中、国会運営が停滞することは避けなければならない。迷惑はかけられない。私の責任を持って辞任しようと決めた」
【議員活動の継続】
  「では、国会議員として何もできないのかについては、仕事は1日ないし2日止まるが、3日目以降は大丈夫。そういう仕事だ。私は国会議員として、地方交通の維持の問題、過疎対策などさまざまな仕事に従事している。特に原発の問題やエネルギー問題、産業問題には非常に強く関与してきた。私以外の人が簡単にできるような仕事ではない。そう自負している。一国会議員として国政に携わっていきたい」

─次期衆院選に立候補する考えはあるか。議長を辞めざるを得ないほどの体調不良を抱え、議員活動は可能なのか。議員の職責を甘くみているのではないか  
  「脳梗塞がさらにひどくなったなら別だが、そうではない。ぼうこう炎が発生して血液が出る。それを止めるのに1、2日かかる。いわば持病を抱えたようなものだ。ぜんそくを持つなど仕事の面で支障のある人もいる。この程度のことは仕事の上で支障はないので、その点は大丈夫だ」
─なぜ、議長職は継続できないのに議員は継続できる理由になるのか
  「議長職を続けられない理由。例えば突然、血液が流れてぼうこうに血液がたまるとオシッコが出なくなる。突然、入院してその血を流さなければならない事態が発生するわけだ。1日ないし2日だが、いつ起こるかわからない。血液をサラサラにする薬は常時飲んでいるから、ちょっとしたことで血液がサラサラになって出る。血液サラサラの薬を飲んだためにいろんな所が血液がたまって出る。だが、これはこういうところに出るのは支障がない。だが、ぼうこうから出血するとそれを止めなければいけない。残念だが、私も辞めたくて辞めるわけではない。ご迷惑かけてはいけない。そういうことだ」
【旧統一教会との関係】
─政府が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令を請求した。教団と過去に関係を持ったことをどう受け止めているか。関係を指摘されながら、会見など公開の場で説明しなかった理由は
  「まず、私はこれまで、安倍晋三元首相と一緒に政権を支えてきたつもりだ。安倍さんは一生懸命、衆院選や参院選の応援をされる。それがあだとなった。安倍さんが悪いことは何もない。安倍さんが殺されるということは、旧統一教会問題とは関係がない。しかし、(昨年7月の参院選応援演説中の安倍氏を銃撃した)A被告が連携づけて暗殺してしまった。本当に悲しいことだ。私はずっと、うつ状態だ。なぜ安倍さんが死ななければならなかったのか。安倍さんをずっと支えてきた私だ。うつ状態だといってもおかしくない」
  「旧統一教会問題について問題があったのではないかということをいう人がいるが、そんな問題はない」
─過去に旧統一教会と関係があったのか
  「一番怪しいといわれたのは、(令和元年10月に旧統一教会関連の)名古屋市内での会議だ。確かに出た。米国の国会議員も出るというから、『それでは私が代表で出ようか』と思って出た。そのとき、私からあいさつで、たまたま『安倍首相にもよろしく伝えます』と言った。安倍さんに伝えていない。伝える必要もない。ちょっとサービスで申し上げただけだ。報告もしていなければ、実質は何もない」
【セクハラ疑惑】
─立法府の長がセクハラ疑惑が指摘される。政治の信頼失墜につながる
  「これまで誰一人、具体的に『こういうセクハラだった』という人はいない。ただ、あるかもしれない。裁判でしっかり対応していく。裁判で、あるかないかの証明をするしかない。セクハラがあったと被害者が訴えているというのは昨今、問題になったケース(=ジャニーズのジャニー喜多川元社長による性加害問題)では400人の被害者だ。そんなにいなくてもいい。3人でも5人でも被害者がいることが大事なことだ。どの新聞社の方も、どの政党職員の方も誰一人、セクハラをしたという主張がない」
  「では、どなたが被害者なのか。その被害者はどのようなセクハラを受けたのかということを聞きたい。セクハラというのは、ある意味で男性にとっても大変な問題だ。本当にあったのならいってほしい。『セクハラを受けました』というのが出て、初めて(被害を告発する)『#MeToo』(「私も」の意)が成立する。『#MeToo』がないではないか。一件もない。単なる噂話として言われていると思う」
─自身の振る舞いが政治への信頼を失墜させたという考えはあるか
  「そういうふうに考えていない。残念だ。どうして私がセクハラ議長などといわれなければならないのか。心当たりがない。具体的に『#MeToo』といって現れる人がいない。どこにいるか」
─セクハラは上下関係など難しい状況で起こり、なかなか言い出しにくいとの認識を持ってほしい
  「そういうことがあったとの前提での質問だ。僕はないという前提で申し上げている。あったなら、あったといってほしい。ないならないんですよ。私の覚えがないのだかから。週刊誌が述べているということが、男性に対するハラスメントではないか。男性だってみんな困る。党の職員だろうが、いろいろ書いてある人、誰もそんなことをしない。記者さんに聞いてほしい。誰もそんな話題、言っていない。それをあったといわれるのは私自身が困ってしまうので、訴訟でやりましょうというしかない」


2023.10.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231013-ZXCS7S6Z6FIS3G37GYSDHBR5VI/
岸田首相「『名乗り出なければセクハラはない』は不適切」 細田氏発言巡り

  岸田文雄首相は13日、細田博之衆院議長が過去に週刊誌が報じた女性記者や自民党職員へのセクハラ疑惑について「誰一人『セクハラをされた』という主張がない」と言及しながら否定したことについて、「一般論」と前置きした上で、「名乗り出る人がいなければセクハラはないという考えは適切ではない」と述べた。

  官邸で記者団の質問に答えた。


2023.09.06-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASR966QVPR96OXIE02W.html
「愛してる」都の男性幹部、セクハラで停職処分 「パパ活」職員も
(太田原奈都乃)

  東京都は6日、複数の女性職員にセクハラ行為を繰り返したとして総務局の男性理事(55)を停職3カ月の懲戒処分とし、発表した。都の調査に対し、「ハラスメントという認識はなかった」と話しているという。

  関係者によると、理事は以前に政策企画局にも在籍した幹部。小池百合子知事の海外出張に同行したこともあったという。
  総務局によると、理事は3月と4月、勤務時間外にあった懇親会で、女性職員に「お前を愛している」「お前の顔がタイプだ」などと言って、容姿を話題にしたり好意を示したりする不適切な言動を繰り返した。被害女性からの相談があり発覚したという。
  ほかに9人の懲戒処分も発表した。主税局の男性主事(42)は延べ126時間の早退と遅刻をしたとして停職6カ月。事前に承認を得た時間より早めの出退勤を繰り返しており、欠勤分の給与百数十万円はすでに全額返還されたという。管理監督責任を問われ、当時の上司も戒告処分とされた。
  福祉局の女性主事(25)は、デートの見返りに金品をもらう「パパ活」を繰り返し地方公務員法の規定(営利企業などの従事制限)に違反したとして減給1カ月(10分の1)。2021年11月~22年4月にマッチングサイトで知り合った複数の男性との飲食で計約22万円の収入を得た。「ご飯を食べながら色んな職業の人から話を聞くのが面白いと思った」と話しているという。
  また、盗んだ自転車で酒気帯び運転をした都市整備局の男性主事(45)は停職3カ月とされた。(太田原奈都乃)


2023.03.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230308-VFXPZBIBSFJTPFTYBRLXTLCLQU/
〈独自〉女子生徒の楽器くわえ指導 大阪市立中の男性職員、校長「重い問題と認識せず」

  大阪市立中学校の吹奏楽部で、令和2年度まで在籍していた部活動指導員の60代男性指導の一環として、女子生徒らが使う楽器や手鏡をくわえたり、腹部を触ったりしていたことが8日、学校関係者への取材で分かった。学校側は生徒から相談を受けて男性に事実を確認したが、校長は昨年末に外部から指摘を受けるまで市教育委員会に報告していなかった。

  同校によると、男性は平成31年4月から吹奏楽部を指導。部活動中、女子生徒が使うクラリネットなどの管楽器に直接口をあてて吹き方を指導したり、生徒の私物の手鏡をくわえて口の広げ方を見せたりした後、洗わずに返却した。また呼吸法の指導として、並べた机の上に生徒を寝かせて腹部を触ったほか、生徒を背後から抱きかかえる姿勢で演奏時の指の動きを教えたという
  令和2年に複数の女子生徒が教員に相談。男性は校長の聞き取りに「生徒が嫌がっているなら申し訳ない」と認めた。校長は昨年末に外部の指摘を受けて初めて市教委に報告したが、当時の生徒の保護者には説明していなかった。男性は3年春に別の市立中に異動し、現在も吹奏楽部で指導を続けている。
  校長は取材に「男性は芸術家肌で悪気はなかったように感じた。重い問題だと認識せず、市教委に報告していなかった」と述べた。
  部活動指導員は学校教育法に規定された学校職員。校長の監督のもと、部活動の技術指導や大会への引率などができる。
ショックで欠席も
  「私物の楽器をくわえられて嫌だったが、上級生もそうした指導を受けていると思い、返された楽器をそのまま吹いた。親には相談できなかった」。男性から指導を受けた元吹奏楽部員で現在高校1年の女子生徒は、取材にそう証言した。
  女子生徒によると、他の生徒も買ったばかりの管楽器に口を付けられ、ショックを受けていた。また、私物の手鏡を男性が口に入れた直後、洗わずにくわえさせられた別の生徒は、その後学校を欠席したという。
  校長は、こうした指導を受けた生徒を4人としているが、関係者によると、男子生徒を含む当時の部員数十人が、同様の経験をしたと訴えたとしている。
  男性の指導方法を最近聞いたという元部員の母親は「学校側からの説明はこれまで一切ない。在籍時に知っていれば親として何らかの対応を取っていた」と憤りをあらわにした。


2023.02.13-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASR2F5KPBR2FUCVL01W.html
制作現場でセクハラ、相談したら「我慢すべき」 東映が元社員に謝罪-(平賀拓史)

  東映の20代女性社員が、同社と契約していたフリーランスのスタッフからセクシュアルハラスメントを受け、東映が女性に謝罪していたことが13日、女性が加入する労働組合への取材で分かった。女性が社内窓口に被害を訴えた際、担当社員が「我慢するべきだ」という趣旨の発言もしていたといい、女性はその後退職した。

  個人加入の労働組合「総合サポートユニオン」によると、女性は2019年に入社し、制作部に勤務。20年からは「仮面ライダーリバイス」のプロデューサー補佐(AP)を務めていた。女性が研修中の19年から20年にかけて、テレビドラマ「相棒」の制作現場などで、録音担当と助監督のフリーランスの男性スタッフ2人が、女性の手を握ったり「彼氏はいるか」と聞いたりし、東映側の調査でセクハラと認定されたという。
  女性は20年1月、東映の相談窓口に被害を申告したが、監査部の担当社員は我慢するべきだ」という趣旨の発言をしたという。
  女性は休職後、昨年10月に退社。東映は同12月、弁護士も交えた第三者による調査でセクハラを認定したと女性側に書面で連絡し、謝罪した。セクハラをしたスタッフ2人に厳重抗議したことや、現在は契約を結んでいないことなどを説明したという。
  東映は朝日新聞の取材に「個別の事案への回答は控える」とし、セクハラに関しても「関係者のプライバシー上の関係もあり、回答は控えさせていただきます」とコメントした。
  東映を巡っては、この女性の過重労働や賃金未払いについて、中央労働基準監督署から是正勧告を受けていたことも昨年明らかになっている。
(平賀拓史)



2021.06.10-山形新聞(YAMAGATA Nwes Online)-https://www.yamagata-np.jp/news_core/index_pr.php?kate=Main&no=2021061001000897
女性の政治参画拡大、改正法成立 セクハラ・マタハラ防止

  政治分野の女性参画拡大を目指す改正推進法は10日の衆院本会議で可決、成立した。女性議員の増加に向けて、セクハラやマタニティーハラスメント(マタハラ)の防止策を国や地方自治体に求める条文を新設。政党や衆参両院に加え、地方議会を新たに男女共同参画の推進主体として明記し、積極的な取り組みを求めた。
   2018年に制定された推進法は、地方選挙や国政選挙の候補者数を「できる限り男女均等」にするよう各政党に促している。改正法には、女性の立候補を妨げる要因とされるセクハラ、マタハラへの対応が盛り込まれた。


2021.03.19-gooニュース(ABCニュース)-https://news.goo.ne.jp/article/abcnews/region/abcnews-9991.html
歌手・愛内里菜さん「セクハラ被害」で提訴 元所属事務所は争う姿勢 大阪地裁

  芸能プロデューサーからの10年以上にわたるセクハラで精神的な苦痛を受けたとして、歌手の愛内里菜さんが音楽制作会社を相手に裁判を起こしました。会社側は争う姿勢をみせています。

  訴状などによりますと、愛内さんは1999年、大阪市内の音楽制作会社との間で専属契約を締結。そのころから、男性プロデューサーと2人きりの打ち合わせで体を触られたり、性的な関係を求められたりすることが続き、ストレスから体調不良になり、過呼吸で病院に搬送されたこともあったといいます。愛内さんは2010年に契約を解除。アーティストにとっては「上司」にあたる男性が、セクハラに及ばないよう会社は対策を講じる義務があったとして、1000万円の損害賠償を求めています。会社側は18日始まった裁判で、争う姿勢をみせています。


2021.02.26-Livedoor NEWS(産経新聞)-https://news.livedoor.com/article/detail/19756436/
〈独自〉全柔連でパワハラか 指摘受けた幹部退職に「隠蔽」批判も

  全日本柔道連盟(全柔連)事務局内で、幹部職員によるパワーハラスメントが疑われる言動を多くの職員が指摘していたことが25日、関係者への取材で分かった。
  全柔連のコンプライアンス委員会の調査後、聴取の対象となった幹部職員は今年1月、自己都合を理由に退職。全柔連は一連の経緯を公表しておらず、内部からも「隠蔽(いんぺい)ではないか」と批判の声が上がっている。
  指摘があったのは、昨春に全柔連事務局内で多数の新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、経緯などを調べていた調査委員会が昨年9月24日付でまとめた報告書。調査委員会は石井淳子副会長や弁護士の寺脇一峰常務理事らで構成され、関係者によると、感染が拡大した原因を調査するための職員への聞き取りの中で、幹部職員によるパワハラが疑われる言動を証言する声を把握した。

  調査委は「多くの職員が職場において、さまざまなパワハラと思われる具体的な事象を指摘している」などと問題視。その上で「それ自体を独立で扱うべき重要な問題」としてコンプライアンス委員会に速やかな調査を求めた。
  関係者によると、コンプライアンス委員会の調査でも、幹部職員によるパワハラが疑われる事案が確認されたため、昨年11月に日本オリンピック委員会(JOC)会長でもある全柔連の山下泰裕会長に報告書を提出して対応を一任したという。関係者の一人は産経新聞の取材に「どういう経緯で幹部職員が退職したのか説明がなく、報告書の内容が事実であれば、組織によるパワハラの隠蔽だ」と話す。報告書ではこのほか、山下会長や執行部に対し、職員の賞与査定や人事異動の在り方など組織運営上の問題についても指摘している。
  産経新聞の取材に対し、全柔連は「隠蔽の意図や隠蔽の事実はない」と回答した。



2019.11.21-ニッケイ新聞-https://www.nikkeyshimbun.jp/2019/191221-24brasil.html
《ブラジル》心霊治療家Aに性的暴行で有罪判決=さらに10件以上の裁判も=被害者総数は100人超す?

  【既報関連】性的暴行容疑で起訴されていた、自称心霊治療家の“A”こと、A被告が19日、ゴイアス州地裁から禁固19年の有罪判決を受けた。
  今回の判決は2018年1月に裁判所が受理した起訴状に基づき、ゴイアス州アバジアニア市で出された4人の被害者からの訴え(2人が性的暴行罪、別の2人が弱者への強姦罪)を扱った。「弱者への強姦」は、「14歳未満または病気や精神障害を有する人への強姦」を指す。被告の罪は「極めて悪質」と分類され、刑期中、制限付で刑務所から出る権利のない禁固が適用される。

  同氏を巡る犯罪の大半は、ゴイアス州アバジアニア市の同被告の治療施設ドン・イナシオ・デ・ロヨラの中で起きた。
  被告は、詐欺を伴う性的暴行罪容疑と、弱者への強姦罪容疑で昨年12月16日に逮捕された。犯罪行為は、心霊診療を求めて治療院を訪れた数百人以上の女性に対して行われたと見られる。
  多くの告発から、犯罪は1990年代に始まり、事件が明るみになる2018年まで続いていたことが分かる。
  A被告は治療と称して身体を触ったりしており、16歳の女性の治療中、父親に「目を閉じて回復を祈りなさい」と求めていたことなどが証言から明らかになっている。
  19日の判決は性的暴行に関する裁判の中では最初に出たもので、同被告にはまだ12件の性的暴行の嫌疑がかけれられている。銃の不法所持では既に有罪判決が出ているが、刑期は4年で自宅軟禁中だった。性的暴行に関する事件では、被害者名や事件の内容などは伏せられている。



2018.12.18-ニッケイ新聞-https://www.nikkeyshimbun.jp/2018/181218-22brasil.html
《ブラジル》性的暴行容疑の心霊医療家Aの身柄拘束=逮捕令状発行の2日後に=容疑は全面否定

  【既報関連】性的暴行疑惑で14日に逮捕令状が出た心霊治療家のA76歳)が、16日午後4時半頃、ゴイアス州アバジアニア市で捜査当局に出頭したと16、17日付現地各紙・サイトが報じている。

  同氏は逮捕令状が出た後、ほぼ2日間姿を見せず、「逃亡状態」と報じられた。だが、同容疑者の身柄引き渡しを巡って当局者との交渉に当たっていた弁護士のアルベルト・トロン氏は、「逃亡する意思など全くなかった。逆に、なるべく早く姿を現したいくらいだった」と語っている。
  A容疑者は、州都ゴイアニア市の組織犯罪捜査課(Deic)本部に移送され、3時間にわたる取調べを受けた。「心霊治療の名目で、同氏に身体を触られたり、卑猥な行為を強要されたりした」との被害女性の肉声が8日にグローボ局で放送されて以来、同氏に対する告発は国内外から届き、総数330件を超えていた。(17日には400件突破)
  同件の捜査を担当するアンドレ・フェルナンデス警部は、「容疑者は落ち着いて全ての質問に答え、自分にかけられている嫌疑も認識したが、一貫して否定した。『治療施設には全ての人々が自主的に来ており、治療は集団で行われて、性的暴行などなかった』と語っている」と、取り調べの様子を語った。
  ゴイアス州市警は既に15人の被害者から事情聴取を行い、15日以内に正式に告発するかを決める。フェルナンデス警部は、「容疑者の答弁は告発の信憑性を覆すものではなかった。被害者たちは状況を克明に語っている」とし、診療施設の職員や信者の関与、同容疑者が最初の告発以後引き出した3500万レアルの出所や用途なども捜査する意向を示した。
  A容疑者は取調べの後、身体検査を受け、ゴイアニア市都市圏内アパレシーダ・デ・ゴイアニア市にある複合刑務所に収容された。同容疑者は4人部屋に収容された。心臓病その他の薬も、従来通りの飲用が許されている。
  トロン弁護士は、「被害供述には疑わしい点がいくつもある。供述書の一部に目を通したが、被害者の写真もなく、ジョアンは誰の事か思い出せなかった。また、性的暴行の被害に遭ったと供述しているのに、治療施設に戻ってきた人もいる。Aに対する社会的リンチ(私刑)が発生しないよう、慎重に事を運ぶべき」と語った。
  17日朝、トロン弁護士は、A容疑者に対する人身保護令の適用と、釈放がならなかった場合も、足環付の自宅監禁処分の適用を求めた。


セクシャルハラスメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


  セクシャルハラスメント、セクハラとは性的嫌がらせのことであり、「性的言動」によって不利益を受けたり、労働環境などが害されるハラスメントである
  セクハラは労働問題の中でも数の多いトラブルであり、労働局に寄せられる男女雇用機会均等法に関する相談では4割を超えている。また、スクール・セクシュアル・ハラスメントも日常的に発生しており、例えば2016年度に「わいせつ行為及びセクシュアル・ハラスメント」で懲戒処分を受けた教育職員は226人であった(男性223人・女性3人)
  職場におけるセクハラにおいては、男女雇用機会均等法に違反するため企業は解決のための措置を取らなければならない。一方で刑法上の規定はないため、加害者に対しては、各組織によって懲戒処分がなされ、悪質なケースでは強制わいせつ罪等で対応する。なお、職場や学校のガイドライン等ではセクハラの定義をやや抽象的に留め、「相手の意思に反して不快や不安な状態に追いこむ性的な言葉や行為」と具体的な言及は避けることがある。この場合、特定の行為がセクハラに当たるか否かの判定基準は人事院規則などが別に定め、より具体的な事例として、異性にとって性的に不快な環境を作り出すような言動(職場に水着写真を貼るなど)をすることや、自分の行為や自分自身に対して相手が「不快である」と考えているのも関わらず、法令契約の履行以外での接触を要求すること等が定義される。このような性質から、行為者が自己の行為をセクシャルハラスメントに当たるものと意識していないこともあり、その認識の相違によって人間関係の悪化が長期化、深刻化する例も見られる。
  対象者の性別については、加害者が男性、被害者が女性となることがほとんどである。ただ、用語の本来の意味では性別は無関係であり、特に2007年4月1日施行の改正男女雇用機会均等法では、男性から女性、女性から男性、男性から男性、女性から女性の全ての場合で禁止されている。また、雇用管理上必要な「措置」をとるよう事業主に義務付けられ、従来の「配慮義務」より厳しくなり、是正指導に応じない場合は企業名が公表される。したがって、男女問わず、従業員が他の従業員に聞こえるように噂話をすることは、環境型セクハラとして違法行為となりうる。しかし、まだ日が浅いこともあり、十分な対策を講じていない企業もあり、部下や同僚に猥談を強要することや、風俗店に無理やり誘うこと、従業員の噂話などは組織によっては未だ残っている。そのためセクハラ被害を訴え出ることが恥ずかしい、相談しにくいと感じ、内在化しやすい[7]。またセクハラ被害を訴えるとセクシュアリティを侮辱されるなど、二次被害や二重の性差別に遭う事もある。
  今日では、生物学的な性別と性同一性とが異なるために、性別によって文化的・社会的な取扱いが区別されるような場面で、自己の同一性と異なる振る舞いや性役割を要求され精神的苦痛を被るという性同一性障害を抱える人々の問題や、性的指向を同性とする人々すなわち同性愛者に対する差別的言動の問題もセクシャルハラスメントを論ずる際に欠かすことができない視点となりつつある。2014年7月からは同性愛やトランスジェンダーなどLGBTに対する差別的言動もセクハラであるとし、雇用主は措置義務をおうこととなった。

スクール・セクシュアル・ハラスメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


  スクール・セクシュアル・ハラスメントとは、学校の教育現場におけるセクシュアル・ハラスメントのことである。省略してスクールセクハラともいう。
  教師と教え子の場合が社会的には有名であるが、教師同士、生徒・児童同士の場合も含まれる。
  池谷孝司は「わいせつ教師」という言葉に比べると「スクールセクハラ」という言葉は、個人の責任より学校教育の組織の責任を強調する側面があると指摘する。かつては教師と教え子の場合は想定自体嫌がられていた側面があったが、2001年に文部科学省がわいせつ教師は懲戒免職とする方針を打ち出した。池谷孝司は、こういった問題を大声で糾弾しにくい背景には、実は教師と教え子が結婚に至る事例も多いという事情があると語る教育委員会の職員がいたことを述べた上で、卒業後ならばともかく在学中では成績評価の面で不公正になってしまうと指摘している。
  池谷孝司がインタビューした教え子と関係を持ったことがある元教師によれば、そもそも対等な関係にないということを認識していなかったとし、もっと教師と教え子が対等な関係にないということを教師に教えるべきだと主張している。
  この問題について対応する組織として、大阪府にはスクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク(SSHP)というNPO法人がある。

アンサイクロペディ
「セクハラ罪という罪はない。」

 セクハラ について、麻生太郎セクハラ日高央消えろ死ね北朝鮮野郎とは人が人にする無意味な行動のこと。


  人には空気どころか自分の未来さえ読めない紳士(tonokataと呼ばれることも)という人種が存在し、紳士の多くがセクハラに走りやすい。彼らの多くは自分の欲求を満たすためにアレするのだが、合法的にこの人痴漢です!が使われると成す術なく刑務所入りか高い慰謝料を払わせられ、おまけに自身の社会的信頼をドン底にまで落とす事になる。しかし後先考えずにセクハラをする会社員が今でもいて、こうゆう類の人達は囲碁将棋などの読みの才能に乏しい人が多い。

  例えば飲酒運転の例などで、酒を飲んで事故を起こすと何十万という金を消費する事になる。しかし運転代行サービスを頼んでいれば数千円で済む。セクハラは弁護士に訴えられると慰謝料数万円を取られ、会社に連絡されると最悪クビで、飲酒運転事故と同等の金銭的ダメージを受ける可能性が高い。この為溜まってる奴はとっとと風俗にでも行って数千円で事を済ませるのが一番だ。

  女性から男性へのセクハラもあるが、そんなことしてくる女は大抵ブスである。何故なら、美人の場合は被害者にしてみれば悪戯で済んでしまうからだ。それでもブス娘がやったらセクハラ…こんな差別がまかり通る世間ですよ。これは美人でも罪にすべきだ。れっきとしたセクハラだ。もちろん私もどうせなら美人の方が良いですけどね。
女性から女性へのセクハラ
  漫画やアニメなどでは女性がふざけて女性の乳を揉み、「ちょっとやめなさいよ」的な光景が見られる時がある。しかし、残念ながら、真実は、そこまで刺激的なものは滅多にない。
  アニメは所詮人の妄想と夢が生み出した架空の存在なのだ。ただし、百合発言で有名な女優(声優)の中には、挨拶代わりにそういった行動に出る人物も極稀に存在する。 ラジオ等でその発言や逸話を聞いたファンは、幻滅するか興奮するかの二択であり、大抵の男性ファンは後者である。
男性から男性へのセクハラ
  漫画やアニメでも男性が男性にセクハラをする光景はあまり見られない。ギャグ漫画でもゲイキャラ以外は滅多にしない。 ただし稀に腐女子もしくはショタコンファンに向けて美少年へのセクハラが描かれる事もある(単純に作者の性嗜好との勘繰りも出来るが)。
  スポーツなどでは意図せずしてこのような状態が起こってしまう事がある。格闘技などでは蹴りなどが金的に入ってしまう事があり、真剣勝負も子供が爆笑してしまう場合もある。野球などでは投手から放たれる白いものがミットを通り抜けて捕手の股間に直撃してしまう事もある。この為投手は味方にセクハラをしてしまう危険性が常に付き纏う。
  ボクシングなどでは亀田史郎氏が息子に対戦相手ムスコへの暴行を強要した事がわかっている。しかし本人はその事実を否定。史郎氏がいかにむっつりスケベであるかを世間に知らしめた。







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